記録ID: 21240
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積雪期ピークハント/縦走
積丹・ニセコ・羊蹄山
余別岳
1991年04月02日(火) 〜
1991年04月03日(水)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,178m
- 下り
- 1,177m
コースタイム
4月2日札幌→余別→北尾根標高700でイグルー
4月3日イグルー→余別岳→イグルー→余別→札幌
4月3日イグルー→余別岳→イグルー→余別→札幌
天候 | おおむね晴れ |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
ウエンド川左岸の北尾根から頂上をアタックした。積丹半島は冬の間は吹雪に閉ざされ、雲ゆきが悪ければ何日停滞するか分からない山域だ。春の高気圧がやって来ればザラメを飛ばして海まで滑れる。記録は無いが5万図で見当を付けた尾根が大当たりだった。 海から始まる全体に緩い尾根は最初急だったが、程なくスキーに適した斜面になった。きれいなシラカバ林を抜けて樹林限界のタンネの横にイグルーを作った。そして焚火。ワンゲルの二人と登るのは初めてだ。夕方には焚火に座りながらにしてたそがれの海をみはるかし、一同豊かな気持になる。 翌朝、ガスをも吹き飛ばす強い風のなか頂上に向かう。硬くなったところでスキーをデポしてアイゼンに履き替え。そのうち、風は弱まり山頂につくころには視界が開ける。やや広い斜面の上に頂上はあった。複雑なシュカブラの抽象形の上に腰を下ろし積丹岳を眺める。海に突き出た半島を感じてみる。頂上直下の白い雪原をボコボコと歩きながら見下ろす日本海のブルー。なだらかなこの尾根はスキー滑降に適していた。標高700のイグルーから美国の寿司屋まで一気に滑り下りた。 |
感想
ウエンド川左岸の北尾根から頂上をアタックした。積丹半島は冬の間は吹雪に閉ざされ、雲ゆきが悪ければ何日停滞するか分からない山域だ。春の高気圧がやって来ればザラメを飛ばして海まで滑れる。記録は無いが5万図で見当を付けた尾根が大当たりだった。
海から始まる全体に緩い尾根は最初急だったが、程なくスキーに適した斜面になった。きれいなシラカバ林を抜けて樹林限界のタンネの横にイグルーを作った。そして焚火。ワンゲルの二人と登るのは初めてだ。夕方には焚火に座りながらにしてたそがれの海をみはるかし、一同豊かな気持になる。
翌朝、ガスをも吹き飛ばす強い風のなか頂上に向かう。硬くなったところでスキーをデポしてアイゼンに履き替え。そのうち、風は弱まり山頂につくころには視界が開ける。やや広い斜面の上に頂上はあった。複雑なシュカブラの抽象形の上に腰を下ろし積丹岳を眺める。海に突き出た半島を感じてみる。頂上直下の白い雪原をボコボコと歩きながら見下ろす日本海のブルー。なだらかなこの尾根はスキー滑降に適していた。標高700のイグルーから美国の寿司屋まで一気に滑り下りた。
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