ルナサンダルで箱根外輪山を半周(箱根湯本〜金時山)
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,869m
- 下り
- 1,283m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:金時神社入口バス停(小田急高速バス)乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根上の木陰や北側斜面に雪が少々。歩行には支障なし。ただし、ややぬかるんだ道あり。 |
その他周辺情報 | 金時神社入口バス停から国道138号線を東に数分歩いたところにセブンイレブンあり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
GPS
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
今年最後になるかもしれないルナサンダルでの山歩きは、10年前の12月(箱根湯本〜桃源台)と4年前の6月(箱根峠〜箱根湯本)に巡ったことのある箱根外輪山です。ただし、現在コースの一部が通行止めになっているということもあって、今回は箱根湯本から金時山(1,212m)までの半周コースとします。
このところ朝晩は真冬の冷え込みで、数日前には丹沢で初雪があったそうで、念のためある程度の冬装備を考えました。特にサンダルは寒さ対策が必要で、靴下を二枚重ねにすることにし、アウターは冬の和装で使われるフリース製の足袋ソックスを用意しました。そして、雪道に備えてトレランシューズとチェーンスパイクも持参します。それ以外は、ウエアが汗で濡れた場合に備えての着替えです。
土曜日の朝の小田急線の下りは、山装備のハイカーの姿も目立ちますが、秦野や渋沢など丹沢の山登りで使われる駅を過ぎるとめっきり乗客が減ってきます。終点の小田原で箱根登山鉄道に乗り換えて箱根湯本に向かいます。土砂崩れの復旧作業中のため、箱根湯本が終点で、小田原との折り返し運転とのことです。
計画では7時15分のスタートの予定ですが、いろいろ準備をしていて少々時間をロスします。今回は、帰りの交通手段を決めていて、金時山から下山後、金時神社口のバス停から午後2時46分に出る高速バスを予約しています。10年前は、6時50分ごろに出発して金時山には11時44分に到着しています。所要時間は約5時間でしたが、当時は軽装でトレランモードだったと思います。今回は、当時とは体力も異なり、荷物も多く、サンダルを使うので、もっと時間がかかるはずです。とりあえず、ヤマレコのルート計画で標準時間の7割の設定で計算される通過時間を目安にすることにします。その時間であれば、バスに余裕で間に合う計算です。
箱根湯本駅の裏手に回ると、すぐに阿弥陀寺の入口へと続く急な舗装路が始まります。足元は、フリース製の靴下のおかげで寒いと思うことはありません。お寺への参道を掃除中の人と挨拶を交わして先に進むと、昔の記憶どおり、数々の石柱や仏像が沿道に並んでいます。これも記憶に頼って寺の裏手に回ると、すぐに登山道が始まります。序盤の道は大小の岩で歩きにくいものの、やがて普通の土の山道となります。
塔ノ峰をほぼ予定通りに通過すると、ずいぶん下って舗装路に出ます。しばらく歩いても人も車も通りません。明星ヶ岳の登山口から再び山道に入り、急登や平坦路、見晴らしのよい稜線、路傍の石像など、飽きることなく気持ちよく歩けます。日陰にはところどころに数日前の雪が残っていますが、サンダルでも問題のない量です。ただし、気づけばつま先に粉雪がこびりついているので、ときどき払い落しながら進みます。また、霜や雪が解けてぬかるんでいるところは、どうしてもかかとあたりに泥がこびりつきます。フリースの足袋ソックスはある程度水分を弾いてくれるので、冷たい思いをすることはありません(念を入れて防水スプレーをかけておけば、万全だったかもしれません)。
尾根から富士山が見えるようになると、自然にテンションが上がります。大涌谷の蒸気は、以前よりも少なくなったような気がしますが、時折、硫化水素のような匂いを感じます。明神ヶ岳もよいペースで通過。この山頂は開けていて富士山の絶景ポイントの1つとだけあって、休んでいるハイカーの数も多く見かけます。
金時山に近づくにつれて北側の斜面を何度か回り込むと、雪の量もやや多くなって寂しい風景です。それよりも心が折られそうなのが、延々と続く笹原の中の上り坂です。また、妙な形をした金時山は近づくにつれて、その高さがどんどん増しているように感じられて、時間内に登れるかどうか心配になってきます。それでも矢倉沢峠で時間をチェックすると、予定から大きく遅れているわけではないので、とりあえず登り始めることにします。
快晴の土曜日の正午ということで、金時山の登山道は登る人と下山者で、何度か渋滞が発生します。小さな岩場では、集団登山の一行が無事に通り過ぎるまで、かなりの時間を待たされます。何度か途中で引き返そうと思いますが、下りでスピードアップすればよいと考えて登り続けると、1時過ぎに金時山の山頂に到着します。滞在時間は1分もなく、写真を1枚だけ撮るとすぐに下山に向かいます。
計画では公時神社分岐を経由して金時神社に下山する予定でしたが、一刻も早くバス通りに出ようと仙石原に向かいます。その仙石原に到着すると、バスの出発まで40分ほど余裕があるので、ゆっくりと国道138号線を金時神社入口のバス停方面に歩きます。バス停の位置を確認したあと近くの公園で荷物を整理し、着替えを済ませてから予定のバスで帰宅しました(渋滞で新宿までの所要時間3時間少々)。
箱根湯本から金時山までの所要時間は、10年前の5時間に対して今回は6時間弱でしたが、サンダルであることや登山道の渋滞を考えると、まあまあの結果かもしれません。結局、トレランシューズやチェーンスパイクの出番はありませんでした。気温も思ったより高く、フリース、冬用手袋、フェイスマスクなどは荷物になっただけでした。
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