山行記録: 羊蹄山

天候	悪天
アクセス	アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	真狩から往復羊蹄山は雪の季節しか知らない。北大の受験で札幌に初めてやってきた冬、試験の後、函館本線の鈍行列車の車窓から初めてみた。迫力で視界を占拠したのが羊蹄山だ。整った成層火山でありながら、富士山に見慣れている目には、距離が近く、霞んでいない分、より親しみやすく、手が届きそうな山に見える。だが目を凝らせば稜線にあがる雪煙の恐ろしげな姿が見える。うねうねと緩く続く後志の畑作地帯の人里の真ん中から、にょっきり生えた姿が羊蹄山の特徴かもしれない。乗り降り自由な切符を持っていたので倶知安駅に途中下車すると、町外れまで歩いていって、羊蹄山を良く眺めた。ホースケさんと高原さんが今週は羊蹄山に行こう、と言ったときは「いよいよ！」と思ったものだ。樹林限界近くのルンゼの段差に雪洞を掘って泊まる。天気は悪く、お鉢をアタックするのがやっとだった。お鉢からの下りで、何の目印も無いのによく間違えないものだ、と1年目としてリーダースタッフに感心したものだ。