【五福作戦（山梨・大月）】厄王山〜菊花山〜花咲山〜お伊勢山【戊33.8】

2019年12月15日(日) [日帰り]

• GPS: 06:31
• 距離: 19.7km
• 登り: 1,232m
• 下り: 1,183m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:57
• 休憩: 0:41
• 合計: 6:38

6:40 猿橋駅
6:53 6:53 御前山登山口
7:25 7:26 神楽山
7:39 7:44 御前山(厄王山)
7:48 7:48 八五郎岩
7:57 7:57 沢井沢ノ頭
8:27 8:28 菊花山
8:49 8:49 菊花山登山口
8:58 9:04 大月駅
9:22 9:22 花咲山方面分岐
9:29 9:29 花咲山登山口
10:01 10:01 サス平(又平山)
10:09 10:09 花咲峠
10:25 10:28 花咲山(梅久保山)
10:41 10:46 大岩山(クマ岩)
10:52 10:55 女幕岩
11:21 11:21 真木登山口
11:36 11:36 五福参り（根神神社）
11:42 11:45 お伊勢山
11:47 11:52 五福参り（大神宮）
11:54 11:55 五福参り（愛宕神社）
11:58 12:03 真木お伊勢山
12:07 12:10 五福参り（福正寺）
12:14 12:14 上真木バス停
12:22 12:22 下原バス停
13:18 大月駅

天候

曇り⇒晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

往路：猿橋駅
復路：大月駅

コース状況／危険箇所等

アップダウン激しく、また、急坂や切り立った箇所が多い。
しかも、落葉で滑るので全く油断はできない。

写真

12/15 6:37

日の出前に山行を開始するのは久し振り。

12/15 6:40

猿橋駅南口を出発。

12/15 6:45

あれっ、上の方の道だったかな？（正解：どちらでも良い。）

12/15 6:49

入山前から展望が良い。

12/15 6:53

登山道に入る。

12/15 6:55

日が昇って稜線が朱に染まる。

12/15 6:56

トラロープがあるなと思ったら、滑った跡があった。

12/15 6:58

薄暗い森を抜けて、

12/15 7:01

あっさりと明るい尾根上に出る。

12/15 7:06

岩場を詰めていく。

12/15 7:15

太陽が稜線を越えてきた。

12/15 7:19

ちょっと崩壊した跡があるが、これは大分前のだな。

12/15 7:25

神楽山

12/15 7:25

展望は木々越しとなる。

12/15 7:30

来た道を戻って今度は御前山へ。

12/15 7:36

大月はどの山も岩山だ。

12/15 7:39

大月の御前山（厄王山）

12/15 7:39

御前山から富士山

12/15 7:39

うーむ、雲が意外と多いな。

12/15 7:45

晴れ予報だから、この先雲は減ると思うのだが・・・、と思いつつ、先へ進む。

12/15 7:48

でかい岩だと思ったら、八五郎岩という名があった。

12/15 7:49

岩は巻いて進む。登ろうと思えば登れそうだが。

12/15 7:57

菊花山方面への分岐の辺りが沢井沢ノ頭。

12/15 8:26

さらに岩が露出したピークが、

12/15 8:26

菊花山

12/15 8:27

菊花山から富士山

12/15 8:27

三つ峠山

12/15 8:28

百蔵山、扇山

12/15 8:28

痩せた岩尾根を下る。

12/15 8:29

山頂よりちょっと先の方がよく見える。

12/15 8:30

スリップに注意しながら大月の街に下っていく。

12/15 8:43

倒木が若干あるが、大して支障無し。

12/15 8:44

岩殿山

12/15 8:45

祠と忠魂碑が里と山の境目。

12/15 8:49

大月市街南の稜線から下山。

12/15 8:58

大月駅前でトイレに駆け込む。

12/15 9:03

岩殿山は今もあちこちで通行止め。

12/15 9:11

次に目指すのは花咲山（梅久保山）。

12/15 9:15

桂川を渡河。

12/15 9:27

中央自動車道に目を奪われていると、

12/15 9:28

入山地点を見落としかねないので要注意だ。

12/15 9:29

歩きやすい方が道だと思ってしまうが、方向が真逆。

12/15 9:30

こちらが正しいルート。

12/15 9:33

うぎゃ、道が塞がっている。この先大丈夫かしら。

12/15 9:34

最初は藪が煩めの道も、

12/15 9:38

高度を上げると歩きやすくなる。

12/15 9:44

柱状にせり出した岩

12/15 9:48

花咲カントリークラブと高川山。富士山は高川山の真後ろ。

12/15 9:51

おお、北の方から青空が広がってきて、だんだんとテンションも上がってくる。

12/15 9:56

岩が若干青緑がかっているのが不思議だ。

12/15 9:59

たぶん、雁ヶ腹摺山

12/15 10:01

叉平

12/15 10:02

花咲山は目と鼻の先。なお、この間のアップダウンは急坂のため、落葉で滑らないよう特に要注意。

12/15 10:09

花咲峠

12/15 10:15

垂直の岩肌が見える。

12/15 10:16

また富士山が見えてきた。

12/15 10:25

花咲山到着。男幕岩とも書かれているので女幕岩もあるはず。

12/15 10:26

展望は概ね木々越し。というわけで、落葉期に訪れたのは正解だった。

12/15 10:31

山頂の展望が無くても、稜線上どこかに切れ間があるので問題無し。

12/15 10:31

こういう箇所でルートを外さないよう気をつける。

12/15 10:36

ん？胎内仏道？これは行かねば。

12/15 10:41

この辺りは大岩山（クマ岩）とも言うらしい。

12/15 10:44

いわゆる胎内潜りとは違うのか、潜れそうな所は無いように見受けられた。

12/15 10:46

一旦戻って再確認するも落葉で滑って危ないので深追いはせず。

12/15 10:49

だんだんと空の青が増えてくる。

12/15 10:51

富士山が真正面に見えてきた所が、

12/15 10:52

女幕岩。こっちの方が展望が良い。

12/15 10:53

北方の黒岳（？）、雁ヶ腹摺山は完全快晴。

12/15 10:54

少なくとも落葉期は岩上を歩いた方が安全と思われる。

12/15 10:55

滝子山から北方に延びる小金沢連嶺。私のお気に入りの稜線だ。

12/15 10:57

大月ジャンクション

12/15 10:58

何をどうしたらこうもボロボロになるのだろうか。

12/15 10:59

大月駅から大分離れてしまった。帰りはどうしようか。

12/15 11:08

電柱が出てきた辺りからどんどん下り始める。

12/15 11:15

森の中に入れば下山も近い。

12/15 11:20

真木側に下山。

12/15 11:26

今回のメインイベント、五福参り。

12/15 11:34

この石段からスタート。上の家の人が庭いじりする傍を抜けていく。

12/15 11:35

まずは根神神社。

12/15 11:40

次の天満宮は山の上。

12/15 11:42

天満宮

12/15 11:43

天満宮から雁ヶ腹摺山など

12/15 11:44

天満宮真正面には富士山。

12/15 11:47

3番目に大神宮

12/15 11:51

大神宮の正面にも富士山。

12/15 11:53

4番目が愛宕神社。火伏の神、災害、治安、平和関係ということなので、特に深く祈りを捧げる。

12/15 11:58

今年亡くなった山岳写真家、白籏史朗氏顕彰碑のある、お伊勢山。

12/15 12:01

お伊勢山から黒岳方面。

12/15 12:01

もちろん正面には富士山。

12/15 12:09

五福参り締めの福正寺。

12/15 12:09

福正寺正面にも富士山。五福参りはとても素晴らしい。初詣用に取っておけば良かったかな。

12/15 12:14

福正寺最寄りの上真木バス停

12/15 12:29

バスが来ないなと油断して歩いていたら、バスに追い抜かれてしまった。スマートに終わるはずがなお小一時間延長戦。

12/15 12:35

笹子川岸壁は崩れたまま。次デカいのが来たら、いよいよ危ない。

12/15 12:53

大月インターチェンジ

12/15 13:08

先ほどまでいた花咲山。登山前とは打って変わった空の色。

12/15 13:08

岩殿山が再度近づいてくる。

12/15 13:18

大月駅に到着。小規模ながらも盛りだくさんで楽しい山行となった。

撮影機器：

PowerShot SX740 HS CANON

感想

narodniki

台風被害甚大なるが故に最近足を運んでいなかった栃木、埼玉、東京、山梨各地に思いをいたしつつ、小規模な山行を企図。その第三弾としての山梨・大月山行。

今年は比較的暖かいとは言え、だんだんと寒さ厳しくなりゆく折、高く寒い所に遠出するのも億劫になってくる。そこで山梨は大月周辺で手頃な山は無いかと見まわしていたところ、富士山のよく見えそうな山がいくつかあり、また、今回の締めとした真木地区のお伊勢山は正しく伊勢神宮関係。富士山をあちこちで眺めつつ、最後に神仏に祈りを捧げるというのは年の締めにも明けにも相応しい。即採用。
今もなお岩殿山で通行止めがあるという情報から周辺の山々は如何という心配もあったが、通れなければ通れなかったで、地鎮と地域の早期復旧復興を祈るだけでもしようと大月へ向かう。

【大月市街南稜】
朝起きると時折風の音がゴウゴウと聞こえる。それに恐れをなして山行開始を遅らせた。それでも猿橋駅を出たのは日の出前、薄暗い街中・山中を上っていく。歩きながら気づいたのが、低山ながらも結構岩々しいこと、アップダウンが激しく巻き道が一つもないこと、斜面の落葉が侮れないこと、そして、空に結構雲があること。
天気予報を見てみると、晴れマークながらも「朝晩曇り」と書いてある。いずれは晴れるのだろうが、やはり歩いている時に晴れていないと気分も晴れない。曇りながらも太陽の姿と富士山はじめ周囲の山々を観ることができることがせめてもの救いだ。
菊花山辺りでは大月駅の方から登ってくる人が続々と現れたが、思うことは同じなのか「意外と雲が多いですねえ」などと言葉を交わす。

【大月市街北稜】
今回は早じまいしようかなーと思う瞬間もあったが、大月駅前のトイレで一息ついて、外に出ると、だんだんと晴れ間が広がってきそうな雰囲気である。もうしばらく歩いてみよう。私はいつも「止め時」を考えながら歩いている。
花咲山（梅久保山）は岩殿山と違って目立たない山だ。ヤマプラ地図でも破線になっている。果たしてどんな山だろうか。
その、藪と森に覆われた山は、入口こそ人を寄せ付けないような、お堅い感じであるものの、奥に進むにつれて、山が身体に馴染んでくる。急坂は身体にこたえるが、木漏れ日と岩場が好きな人にはちょうど良い。そして、今は落葉期。意外と展望が通る。その割に歩く人は少ないので、落ち着いた山行を楽しむことができる。

【五福参り】
花咲山から西に降りた所に真木地区がある。山間のこじんまりとした集落だ。その集落を巻くように並ぶ4社1寺を巡るのが五福参り。神社には「家内安全」等御利益が書いてある一方、お寺には「親鸞聖人ゆかりの地」としか書いてない辺りに取ってつけた感があるが、いわしの頭も信心から。何にせよ、祈りを繋いでいくというのが良い。
反時計回りに巡る行程は、大樹の下の社に始まり、その後、お伊勢山へ上がって富士山を仰ぎ、最後に里に戻って福正寺に参るという、起承転結が整っているような感じで、一つ一つの間の距離も短いので気楽に歩ける。
そんな中を楽しみつつも、今年各地で相次いだ自然災害被災地への思いをいたし、来るべき年が、新しい時代を寿ぐように、人々を穏やかに包みこむ年であることを願う。

【今回の収穫と総括】
某社のメリノウール製インナーを着用したところ、いつもの重ね着から1枚少なかったにもかかわらず寒くなかった。他社製品も同様かわからないが、これなら今後、冬場でもより身軽に行動がとれるかもしれない。
冬場は低山歩きがメインとなるが、さほど気にしていなかった山が、実際に歩いてみると意外と良かったりして、新しい発見や山の良さの再認識ができる季節でもある。
この先も、暫らくの間、新しい出会いを求めて未踏の山を中心に歩いてみることとしたい。

〜おしまい〜