八ヶ岳 赤岳 〜雪山を求めて〜
コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 10:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
南沢ルートは行者小屋までは凍結個所だらけ、出来れば軽アイゼン又はチェーンスパイク等滑り止めが有った方が安全。 |
写真
感想
今回の登山は、冬山へ登って絶景を写真に撮りたいとの思いと2019年の締めくくりの登山をしたいと思い。あれこれ考えて35年前に登った八ヶ岳連峰の主峰
赤岳2899mを目指すことにしました。
今年は今に至るまで全国的に暖冬で積雪量の少ないこのタイミングは丁度良かったと思います。
12月20日の仕事を終え、帰宅後マイカーで登山口のある美濃戸口へ向かいました。1:00駐車場着。赤岳山荘までの道は積雪・凍結は無く駐車場は数台先着の車が有りましたが余裕で停める事が出来、仮眠。
計画では5:00に出発の予定でしたが早くに目覚め、トイレに行くともう出発の方が見えたので自分も3:40頃に南沢ルートで登山開始。
暗い中ヘッドライトの灯りのみなのでルート表示の赤テープを2回ほどロストしましたがすぐにルートに戻ることが出来ました。
行者小屋までは凍結路で転倒の危険性が高いので出来れば軽アイゼン・チェーンスパイクなどを使用した方が良いと思いました。
行者小屋でアイゼン・ピッケル・ヘルメット・ハードシェルを準備し使用。
コースは文三郎尾根ルート、途中クサリや階段が露出していました。鉄メッシュの階段はアイゼンの爪を引っ掛けての転倒に注意です。
傾斜はどんどんきつくなります。体も足も悲鳴を上げますが、景色が後押ししてくれましたので頑張って登れました。
予報通りの快晴で日の出と共に北アルプスが徐々に赤く染まって行く様や光に照らし出され輝く阿弥陀岳の雄姿を我を忘れて眺めたり、写真に収めたりしながら登り、
尾根に出ると阿弥陀岳分岐。
天気は最高でしたが気圧の入れ替わりからでしょうか稜線上は強風が吹き荒れ、酷いときは体を持って行かれそうな突風もあり、小石交じりの雪や木の枝などに張り付いた氷が砕け飛んでそれが弾丸の様に体と云い顔と云わず弾丸の様に打ち付けるのでバラクラバゴーグルは外せませんでした。
いよいよ赤岳山頂の直下で、この日最大のピンチが訪れました。この日のこの時間先行者の方は行者小屋であいさつを交わした方と途中追い越して行かれた2名の3名。これまではその方たちのトレースを目印にルートを登ってきたのですが、強風によってトレースが消えてルートが分からなくなってしまいました。自分で探しましたが暫く分からずに、このまま引き返そうかと思ったほどですが、立ちはだかる岩を右へトラバースし、上を見上げると山頂の祠を発見。
9:15赤岳登頂!東の方角には雲海の上に霊峰 富士山の神々しい姿が!感無量でした。
その後、360°の大パノラマを味わいシャッターを切りまくりました。横岳にも上がりたくなったので途中まで進みましたが、撮影で時間を使ったのでまたの機会にと引き返し地蔵尾根から下山しました。
感想:もう少し雪が欲しいかなーなどと贅沢ですかね、今回どこもかしこも絶景・絶景でしたが、雲海に浮かぶ富士山と男性的な山容の赤岳・阿弥陀岳・横岳の色々な表情を見れた事。八ヶ岳ブルーの美しい空の中を歩けた事。とても幸せに感じました。
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