中央蔵王。冬山合宿
- GPS
- 56:00
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 765m
- 下り
- 765m
コースタイム
- 山行
- 2:45
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 4:05
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 5:40
天候 | 29日晴れ 30日曇り〜吹雪 31日雨雪〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 雪は全体に少ない。スキー場は後見ゲレンデは滑走不可。大黒天から刈田岳は夏道経由で登る、下りはエコーラインを下る。エコーラインからTGヒュッテ、刈田峠避難小屋は夏道は雪で不明瞭、地図で方向を見定めワカン使用で進む |
写真
感想
中央蔵王刈田岳。大学山岳部の冬山合宿に同行する。
大学2年生H君(20)に山岳部OBのEさん(64)、Oさん(60)、mikiosam(58)の4人で山に向かう。
一日目 快晴の澄川スキー場を出発、第一リフトは動いているがその上は動いていない、ゲレンデから観光道路をツボ足で歩くが雪は有るものの大分少ない、後見ゲレンデ下でワカン装着、ゲレンデを登る。雪は少なくラッセルは大したことない、ゲレンデ上から中央コースは雪が少なくまだ歩けないので連絡コースから観光道路を登る、観光道路を歩いていると杉ヶ峰や刈田岳が青空の下に見えて来る、大黒天は地肌が見えている、エコーラインを少し歩いてTGヒュッテへのコースに入る。雪が少ないとはいえ夏道は雪で埋もれ踏み跡もなくスネから膝のラッセルになるH君のルートファインディングで無事小屋に到着、除雪も無く中にり今日の行動を終了する。夜は薪ストーブの横でささやかながら忘年会をする、蛸刺身にサーモン、ベーコン玉ねぎスープ、締めは具がたっぷりのカレーライスと満腹になり、備えつけの布団で快適な夜を過ごす。
二日目 狐うどんの朝食の後掃除をして小屋を出発、天気は高曇りで下り坂だ、昨日の踏み跡をワカン装着で辿り大黒天登山口へ、雪が少ないので夏道で刈田岳を目指す、すでに登っている人が見える。登り始めは視界が良かったが剣ヶ峯辺りから風が出てきて上部がガスに覆われて来る。H君の訓練を兼ねてH君と私はアイゼンに替えて先に進む、吹雪模様になる、避難小屋下で単独行の方が下って来る、小屋より先は視界が悪いので山頂は諦めて下山するとのこと。吹雪を避けて避難小屋に入り休憩後山頂刈田峯神社到着、ここでOさんは登って来た道を戻り下山することになる。熊野岳は諦めて3人で刈田峠に向かう、南蔵王登山口まではエコーラインを下り登山口からワカンに履き替えて進む、雪は少なく視界は悪くないが夏道は分からず地図や赤テープを頼りに進む、藪に足を取られながら無事刈田峠避難小屋到着。小屋の前を整地して3〜4人用の外張り付きのドームテントを張る、昨日とは違いかなり窮屈だがこういうテント生活を体験するのも今回の合宿の目的の一つだ。ビールで乾杯小宴会を始める、食事はビーフン入り野菜スープとアルファ米、酒を飲みつくしたところで18時就寝とする。
三日目 長い夜が明けアルファ米で味噌おじやの食事をし、テントを撤収していると雨のようなものが降って来て風が強まる、気温は高い。避難小屋に入って1時間程天候待ちをするが大して変わらず、雨雪の中ワカン装着で8時出発、風はやや強い。昨日の踏み跡を辿りをエコーライン到着。ここでワカンを外しツボ足でエコーラインを大黒天に向かう、風の強い大黒天と通過して観光道路と中央コースの交差地点付近で休憩。後見ゲレンデ経由で澄川スキー場に下り下山届を書いて登山終了、駐車場は雪が溶けて水浸しになっている。遠刈田温泉まで下りラーメン屋で山卸しをして(Eさんご馳走でした)解散とする、ご苦労様でした。
今回歩いたコースは一日で歩けるがあえて二泊三日で歩いた、その中で現役二年生部員に冬山での山小屋やテント生活、ワカン、アイゼン歩行などを体験してもらうという目的は果たせたと思う、天候も快晴から吹雪、雨と目まぐるしく変わる冬の天気も味わえこれも良かったと思う。
*TGヒュッテは解放はされていません、使用希望の方は東北学院大学に問い合わせしてください。
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