八ヶ岳 広河原沢左俣、3ルンゼ(敗退)


- GPS
- 32:37
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,427m
- 下り
- 1,423m
コースタイム
- 山行
- 8:35
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 9:28
- 山行
- 9:04
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 10:04
天候 | 2019/12/28(土)晴れ 2019/12/29(日)晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
日曜下山した際には、路駐があるほどでした。 |
写真
感想
山納めは八ヶ岳 広河原沢でアイスクライミング。
2019/12/28(土)
今回の本命は、2人とも初見の3ルンゼ。
土曜はテント張って、時間の許す限り左俣を登る予定の為、朝ゆっくりめに出発。
青空に白い阿弥陀岳が浮かび上がり、テンションが上がる。
●アプローチ(二俣(幕営地まで))
うっすらと雪が着いている程度。全く寒くない。
二俣にはソロテントが1張りのみ。テント設営し、左俣へ。
●広河原沢 左俣
深くても膝丈の積雪で、トレースはばっちり。
最初の小滝前(ここが後述する事件現場!)でアイゼン装着。
いくつかの小滝をフリーで抜けていく。時々水面が見えてヒヤリとする。
凍っておらず、滝横を登るも落ち口を越えられない滝がひとつあったが、右岸を大きく巻くことが出来た。
下の大滝をリードさせてもらうも最後の1mで弾切れ、Kさんにリード交代。
CSが見えたところで、撤退期限とした14時になったので、CS横からトラバースして阿弥陀岳中央稜から下山。
こちらはふかふかの雪にトレースがあり、40分で幕営地まで降りることが出来た。
ノートレースだった場合を危惧しての時間設定でしたが、「これなら上の大滝も登りたかったね〜」とは、後だから言えること。
左俣で水を汲んで、ごはん&色んな話をして夜を過ごす。
2019/12/29(日)
●アプローチ、3ルンゼ敗退
阿弥陀岳に抜ける予定で、早めに出発。
最初はしっかりトレースがあったが、本谷を入って早々にトレースが無くなる。
プッツリ無くなったので「この方々はどこに行ったの?!」と不思議に思うも、後から考えたら、きっと時間切れで撤退したのでしょう。
そこから先は、ドボンの恐怖と岩に被った新雪という足場の悪さ、沢床を避けるとラッセルという状況のため、右俣への分岐の手前の小滝のところまでで2時間半。
分岐を越えると太もも高の雪となるが、シャラシャラの雪で全く踏み固まらず。
1度間違えて右の支沢に入ってしまい、行き詰って懸垂下降で引き返す。
正しいルートへの滝は凍っておらず、岩壁となっていたため間違えた模様。
この滝はうっすら雪の着いた左岸を半分ドライで越え、ひたすらラッセルするも既に11時。
取り付きまでもまだ遠く、たとえ3ルンゼを登れてもその後もラッセルなことを考えると、どう考えてもタイムオーバー。
残念ながら、今回はここで撤退することになりました。
「1月には埋まることもある」広河原ですが、八ヶ岳の人気ルート。
まさかノートレースのラッセルになるとは思っていなかったのが甘かったです。
残念ですが、良い教訓になりました。
それでも、Kさんと2人で雪山を満喫出来たことは嬉しくて、
「2人でまたリベンジしようね!」と下山したのでした。
●おまけの友人との遭遇
二俣に増えていたテントのひとつが友人達(山岳会KのKさん、Nさんともうお1人)でした。
なんだ〜、昨夜気付いていたら、ご相伴預かりに突撃したのに(笑)。
土曜(私たちの先だったよう)に左俣に入るも最初の小滝でNさんが腰までドボン(ひえ〜〜〜〜〜)してしまったとのことでした。
寒かったでしょう。お風邪ひかれませんよう。。。
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