鎌倉街道上道 その8（狭山市〜小川）

2020年01月19日(日) [日帰り]

• GPS: 06:45
• 距離: 18.3km
• 登り: 56m
• 下り: 48m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:50
• 休憩: 0:53
• 合計: 6:43

距離 18.3km 登り 57m 下り 48m

10:57 西武新宿線 狭山市駅
11:37 11:42 野々宮神社
11:59 12:05 金剛院
14:18 14:26 所澤神明社
15:29 15:37 長久寺
15:56 15:59 八国山
16:11 16:32 徳蔵寺・板碑保存館
17:26 17:28 九道の辻
17:40 西武国分寺線 小川駅

アクセス

利用交通機関：

電車

スタート：西武新宿線　狭山市駅
ゴール　：西武国分寺線　小川駅

写真

1/19 10:59

狭山市駅西口から出発

1/19 11:02

線路沿いに進むと踏切の横に約200年前のものとされる庚申塔

1/19 11:36

県道50号を南下し、コーセーの工場を過ぎて約15分。路地の奥に野々宮神社があります

1/19 11:37

境内に入るとすぐに入曽の神様が並んでいます

1/19 11:39

野々宮神社の鳥居と本殿

1/19 11:40

野々宮神社の神様の説明書。イメージがいいですね〜

1/19 11:43

鳥居前から県道に戻ると、道路を挟んで常泉寺の観音堂

1/19 11:44

観音堂の裏手には七曲井。竪堀り井戸を掘る技術がなく、すり鉢状に掘り下げて井戸を掘っていたとか

1/19 11:49

観音堂から数分で「鎌倉街道（上道）みちすじ」の説明板

1/19 11:49

すぐ横に入間野神社があります

1/19 11:52

金剛院中央墓苑入口に立つ馬頭観音。横に寛政11年と刻まれていました

1/19 11:56

金剛院裏にある大日如来が刻まれた供養塔は文久2年のものだそうです

1/19 11:59

金剛院境内にはたくさんの古い石塔が立っています

1/19 12:00

県道側から境内に入ると左手に石橋供養塔

1/19 12:02

四脚門のそばには三山供養塔・百番巡礼供養塔などの石塔が並んでいます

1/19 12:04

天明2年に造立された庚申塔

1/19 12:05

天明2年の四脚門。天保4年及び明治38年の火災にも焼残ったものだそうです

1/19 12:11

県道に戻ると「田舎うどん」の看板。時間もいいのでここで昼食としました

1/19 13:04

沿道には茶畑と新しい住宅が並んでいます

1/19 13:27

西武新宿線の踏切を渡り

1/19 13:52

新所沢駅西入口交差点角に旧鎌倉街道が立っています

1/19 14:04

所沢中学校前のセブンイレブンは旧街道の分岐点

1/19 14:05

左は歩いてきた本道。右は川越方面に向かう「堀兼道」

1/19 14:17

峰の坂交差点を過ぎて所澤総鎮守・所澤神明社へ

1/19 14:20

日本初飛行、明治時代に空を飛んだ 徳川大尉もここで成功を祈願したそうです

1/19 14:33

路地を進むと新田義貞の三男・新田義宗開基と云われる薬王寺に着きます

1/19 14:34

境内には明治三十年に義宗の子孫が建てた「新田義宗終焉之地」の碑があります

1/19 14:54

街道に戻り、西に渡ると龍宮城のような山門の新光寺。山門前を南下する道が旧街道

1/19 14:55

新光寺は源頼朝が鷹狩の途中立寄ったり、新田義貞が戦勝祈願したと云われるお寺です

1/19 15:04

野老山実蔵院。野老は「ところ」と読み所沢の古称だそうです

1/19 15:08

実蔵院の先、道沿いに鎌倉街道説明板がありました

1/19 15:15

旧街道は変則的な交差点にぶつかり、冷凍機屋さんの横を真っ直ぐに延びています

1/19 15:24

西武池袋線の踏切を渡ると

1/19 15:30

間もなく仁王様の並ぶ長久寺

1/19 15:33

薬師如来となっていますが、説明板では回国供養塔。薬師如来は後から付けられたとか

1/19 15:35

本堂裏手には中根伝七郎正重の墓。徳川家康に仕え、久米村に2百石の知行地を得たそうです

1/19 15:41

新田義貞が軍勢の勢ぞろいをさせたと云われる勢揃橋を渡ります

1/19 15:50

住宅地を抜けて八国山緑地へ

1/19 15:55

山頂附近に「元弘青石塔婆所在址」。徳蔵寺に保存されている元弘の板碑があった場所とか

1/19 15:57

その裏、少し高い所に将軍塚の碑。久米川合戦で新田義貞の指揮所だったそうです

1/19 16:04

八国山南側の住宅地の公園には「久米川合戦場跡」の碑もあります

1/19 16:08

昔の軍勢も行き来したであろう将陣場橋を渡ります

1/19 16:11

昔の地頭・板倉氏の砦跡と云われる徳蔵寺。隣のモダンな建物は板碑保存館です

1/19 16:31

板碑保存館には元弘の板碑の他、多くの板碑が展示されており、その数に圧倒されます

1/19 16:39

西武新宿線の踏切を渡り、東側の線路沿いの道を進むと白山神社がある

1/19 16:40

道路側の小さなお堂の中に、頭に牛頭をいただいた牛頭天王蔵が鎮座している

1/19 16:43

その先、久米川少年野球場のフェンス際には鎌倉古街道の説明板が立っていました

1/19 17:05

日も沈み、今は平和の女神像が立つ境塚

1/19 17:13

すっかり暗くなり、八坂神社前を通過。先を急ぎます

1/19 17:22

西武多摩湖線のガード横に八坂延命地蔵尊。昭和32年、事故で亡くなった児童二人の菩提を弔うために安置されたそうです

1/19 17:27

鎌倉街道の他、奥州街道・大山街道など9本の道が分岐していた九道の辻。ここを過ぎればゴールの小川駅はすぐそこです

撮影機器：

COOLPIX AW100 NIKON

感想

simtak

晴天に恵まれ、この時期としては暖かな日差しの中、今年初めての街道ウォーキング。ルートはほぼ一直線、見どころも少なそうと思って歩き出すと、どこの史跡にも新田義貞を中心とした室町鎌倉時代の物語が色濃く残っており、思った以上の時間を費やしてしまった。
中でも徳蔵寺の板碑保存館には元弘の板碑の他にも約170基の板碑や宝篋印塔・五輪塔などが展示されており、見ごたえのあるものだった。
今までいろいろな街道を歩いてきたが、鎌倉街道上道の旅は、変化に富んだ旧跡史跡とそこにある歴史をどこよりも強く感じる旅となっており、今後も楽しみである。