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記録ID: 2194493
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ハイキング
奥武蔵

アズサズ林道の秘密を探って飯能アルプスへ(吾野駅→アズサズ林道→飯能アルプス→子ノ権現→吾野駅)

2020年01月25日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.3km
登り
670m
下り
661m

コースタイム

日帰り
山行
3:55
休憩
0:03
合計
3:58
8:19
62
9:21
9:21
33
飯能アルプス合流点
9:54
9:54
44
10:38
10:38
24
11:02
11:02
4
11:06
11:09
27
11:36
11:36
41
12:17
以前から気になっていたアズサズ林道。その起点が岩殿観音への入口なので何とも言えない神秘さがあったのです。そして噂によると鉱山の廃墟があるとか。

色々記録を探るとアズサズ林道から鉱山の廃墟を経て飯能アルプスに行けそうな雰囲気があったので今回はこれをメインに据えました。但し林道マニアとか廃墟マニアによる鉱山廃墟迄の情報は色々あってもその先が何も情報がありません。

ヤマレコでは飯能アルプスから無理矢理アズサズ林道に下山したと言う人が居ましたが具体的にどんな道だったのか書かれていません。

登山詳細図では鉱山跡から破線があります。
少なくとも行けるのではないか。

と言う事で、この目的だと曇り空でもさほど問題ないので本日の2つのプランの中で曇天プランに選びました。逆に冬じゃないと草本が生い茂って大変と予想してます。
天候

週間天気予報では当初は曇り優勢ながら前日には気象協会は晴、気象庁は曇時々晴、ウェザーニューズは晴のち曇と、どの予報も少なくとも晴れ間はありそうな予報でした。
ところが蓋を開けてみたら完全な曇。

一週間前の週間天気予報では曇予報だったので今回は実は晴れた場合と曇った場合の2プランを用意して電車に乗って、吾野が近づいた時点で晴れる気配がゼロだったので曇プランのこのコースにしました。
過去天気図(気象庁) 2020年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き
吾野着8:14の快速急行
池袋を出発した時はかなり空いていましたが、所沢で大体満席に。

帰り
吾野発12:37の飯能行き
これは飯能で15分待たされるハズレスジ。
今日は西武鉄道のウォーキング&ハイキングイベントが西吾野駅発→子ノ権現→吾野駅のコースで開催され、それに巻き込まれて吾野駅は相当混雑しました。
但し吾野に到着した時点ではかなり空いています。
コース状況/
危険箇所等
・吾野駅→アズサズ林道入口
電車の窓からも見える踏切を渡った先がアズサズ林道入口です。

・アズサズ林道入口→鉱山廃墟
基本的にアズサズ林道がそのまま繋がっています。
林道としては相当荒れていますが、登山する人間から見たら何も問題ありません。
特に冬ですから草本が枯れています。

・鉱山廃墟→飯能アルプス
これが問題。全く情報無し。登山詳細図に破線はありますが、道がどんな感じかは分かりません。
鉱山廃墟の後も何となく林道ぽい道が続きます。一層植物が覆いかぶさる様になります。そのうちにどうしても植物が行手を塞ぐので常緑樹林帯へ逃げました。
常緑樹林帯は例によって林床は草本があまりないので歩くには邪魔ではありません。
斜度は這いつくばらなくても良い程度の斜度なので、常緑樹林帯のへりを飯能アルプス方向へ登って行きます。
すると林道とおぼしき物が常緑樹林帯のへりに合流します。常緑樹林帯の中だと草本に邪魔されないので道を上へ上へと登ったら飯能アルプスのルートと合流しました。

・飯能アルプス→子ノ権現
ここはもうおなじみのルート。しかも最近は道標が親切になってもう迷う人は出ないんじゃないですかね。
私が初めて飯能アルプスに来たのはヤマノススメの連載に載った時で、あの時は未だ未だ道迷いの飯能アルプスと言われていた時代でした。
三等三角点の栃屋ノ頭、高反山入口、堂平山入口、六ツ石ノ頭のピーク毎にちょっと急登がありますが、長くありません。スルギから先は一定の斜度の登りで子ノ権現へ向かいます。

・子ノ権現→吾野駅
今回はうどんを食べようと浅見茶屋の方向へ下りましたが、店の外まで並んでいたので断念してそのまま吾野駅へ。
秩父御嶽神社の一の鳥居までは下る一方で、吾野駅へはまたちょっとだけ登りがあります。
その他周辺情報 トイレは、吾野駅と子ノ権現と秩父御嶽神社第一駐車場にあります。
子ノ権現の門前にはお店もあります。
8:19 吾野駅を出発。
何となく青空が秩父方面には見えているんですけどね。
8:19 吾野駅を出発。
何となく青空が秩父方面には見えているんですけどね。
神秘のアズサズ林道起点
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神秘のアズサズ林道起点
8:26 岩殿観音への道との分岐点です。
アズサズ林道は左へ。
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8:26 岩殿観音への道との分岐点です。
アズサズ林道は左へ。
8:30 出ました。
廃墟探検や林道探検のブログで常に載っている廃車。
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8:30 出ました。
廃墟探検や林道探検のブログで常に載っている廃車。
8:31 これまた探検ブログで常に載っているゲートです。
車は通せんぼしてますが、人間は右側から何の問題も無く行けます。
全く塞がれていません。
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8:31 これまた探検ブログで常に載っているゲートです。
車は通せんぼしてますが、人間は右側から何の問題も無く行けます。
全く塞がれていません。
こんな感じで山道として問題なく歩けます。
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こんな感じで山道として問題なく歩けます。
8:35 ドンと林道が行き詰まった様に見えた所で前方に出現する鉱山廃墟。
実は多分林道は右に伸びてるのですが、そっちは草本に覆われていました。
左側をまわって登りました。
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8:35 ドンと林道が行き詰まった様に見えた所で前方に出現する鉱山廃墟。
実は多分林道は右に伸びてるのですが、そっちは草本に覆われていました。
左側をまわって登りました。
登った先には林道らしき物があって、そこから見た鉱山廃墟です。
探訪ブログではこの橋を渡って建造物の方へ行って写真を撮っているみたいですが、人工物はいつ崩れるか予想もつかないので私は離れて眺めるだけ。
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登った先には林道らしき物があって、そこから見た鉱山廃墟です。
探訪ブログではこの橋を渡って建造物の方へ行って写真を撮っているみたいですが、人工物はいつ崩れるか予想もつかないので私は離れて眺めるだけ。
この先も林道らしき物が続いているのでそこを進みます。
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この先も林道らしき物が続いているのでそこを進みます。
これも探訪ブログで見かけました。
これで石灰石を運んでいたんですね。
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これも探訪ブログで見かけました。
これで石灰石を運んでいたんですね。
8:59 未だ未だ林道らしき物は続きます。
ここまでに貯水池みたいな窪地が幾つかありました。
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8:59 未だ未だ林道らしき物は続きます。
ここまでに貯水池みたいな窪地が幾つかありました。
やがて植物に行手を阻まれるので、左の常緑樹林帯へ逃げます。
やがて植物に行手を阻まれるので、左の常緑樹林帯へ逃げます。
林道らしき物は常緑樹林帯の中に入って来たので、また道の上を歩いて登れます。
林道らしき物は常緑樹林帯の中に入って来たので、また道の上を歩いて登れます。
9:10 未だ未だ林道らしき物は続きます。
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9:10 未だ未だ林道らしき物は続きます。
9:21 ここに出ました。
正面から登って来ました。
右に見えている山道が飯能アルプスです。
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9:21 ここに出ました。
正面から登って来ました。
右に見えている山道が飯能アルプスです。
ああ!ここか!ここに出るのか!
初めて飯能アルプスを歩いた時に「こんなに厳しくて何がハイキングコースだ」って道標に文句を言ったのです。そして突如広がる空間。
全ての謎が分かりました。
あのアズサズ林道の成れ果てから見たら飯能アルプスは「ハイキングコース」なのです。
そして突如空間が広がるのはここがアズサズ林道の成れ果てだから。
この少し先で飯能アルプスのルートは突如左に90度折れて栃屋谷林道へ下りて行きます。おそらくそのまま尾根を進むと吾野鉱山の採掘地とぶつかってしまうから。
ここが計画範囲も含めたアズサズ林道の終点と言う事になるのではないでしょうか。
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ああ!ここか!ここに出るのか!
初めて飯能アルプスを歩いた時に「こんなに厳しくて何がハイキングコースだ」って道標に文句を言ったのです。そして突如広がる空間。
全ての謎が分かりました。
あのアズサズ林道の成れ果てから見たら飯能アルプスは「ハイキングコース」なのです。
そして突如空間が広がるのはここがアズサズ林道の成れ果てだから。
この少し先で飯能アルプスのルートは突如左に90度折れて栃屋谷林道へ下りて行きます。おそらくそのまま尾根を進むと吾野鉱山の採掘地とぶつかってしまうから。
ここが計画範囲も含めたアズサズ林道の終点と言う事になるのではないでしょうか。
9:31 栃屋谷林道に出ました。
枯れたのか、刈られたのか、飯能アルプスの道は広くなって歩きやすい状態でした。
ズルズルな斜面なのは変わってませんが。
9:31 栃屋谷林道に出ました。
枯れたのか、刈られたのか、飯能アルプスの道は広くなって歩きやすい状態でした。
ズルズルな斜面なのは変わってませんが。
全然晴れませんね。
全然晴れませんね。
9:42 坂石地蔵尊です。
9:42 坂石地蔵尊です。
9:54 三等三角点のある四本松(板屋ノ頭)です。
9:54 三等三角点のある四本松(板屋ノ頭)です。
10:09 高反山への分岐点です。
10:09 高反山への分岐点です。
10:15 堂平山への分岐点です。
10:15 堂平山への分岐点です。
10:24 六ツ石ノ頭に到着しました。
あとはもうそんなに苦しまない筈。
10:24 六ツ石ノ頭に到着しました。
あとはもうそんなに苦しまない筈。
10:38 スルギに到着です。
子ノ権現まであともうひと登り。
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10:38 スルギに到着です。
子ノ権現まであともうひと登り。
道が崩壊している。
昨年の台風の爪痕か。
道が崩壊している。
昨年の台風の爪痕か。
11:06 子ノ権現に近づいた時に気づいたのです。
あああ、今日は西武鉄道のハイキングイベントか…
大混雑じゃないか。
お参りもそそくさと終えました。
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11:06 子ノ権現に近づいた時に気づいたのです。
あああ、今日は西武鉄道のハイキングイベントか…
大混雑じゃないか。
お参りもそそくさと終えました。
それでも伊豆ヶ岳方面の道にあるフクジュソウは忘れない。
これは咲いてますが蕾の方が多かったです。
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それでも伊豆ヶ岳方面の道にあるフクジュソウは忘れない。
これは咲いてますが蕾の方が多かったです。
11:36 途中の下山路はハイキングイベントの人達で渋滞。
それを突破して浅見茶屋に来ましたが、こちらも外で待つ人まで居て大混雑。
今回浅見茶屋も目的の一つでしたが、諦めました。
11:36 途中の下山路はハイキングイベントの人達で渋滞。
それを突破して浅見茶屋に来ましたが、こちらも外で待つ人まで居て大混雑。
今回浅見茶屋も目的の一つでしたが、諦めました。
浅見茶屋からちょっと歩いた所に大きなロウバイの木。
やっぱり晴れていたらなあ。
浅見茶屋からちょっと歩いた所に大きなロウバイの木。
やっぱり晴れていたらなあ。
ロウバイは満開ですね。
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ロウバイは満開ですね。
12:17 吾野駅にゴールイン。
12:17 吾野駅にゴールイン。

感想

アズサズ林道の謎が解けたのは満足です。
鉱山廃墟も見られたし。
そのまま飯能アルプスに抜けられるんですね。

そして飯能アルプスの謎の「ハイキングコース」の看板の意味と、突如出現する広い空間はどうやら全てアズサズ林道の成れ果てによるものと推測します。

それにしても西武鉄道のハイキングイベントにぶつかったのには参った。

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