裏岩手連峰縦走
- GPS
- 46:10
- 距離
- 34.6km
- 登り
- 1,949m
- 下り
- 2,846m
コースタイム
11:00 畚岳登山口
11:54 諸桧岳
12:30 前諸桧
13:05 瞼岨森
13:36 大深山荘
14:30 大深岳
15:18 小畚山
16:15 三ツ石山
16:40 三ツ石山荘
8/26
6:00 三ツ石山荘
6:40 大松倉山
7:56 犬倉山
9:00 姥倉山
9:40 黒倉山
10:17 切通し(鬼ヶ城)
12:41 鬼ヶ城分岐
12:48 不動平避難小屋
15:00 八合目避難小屋
8/27
5:30 八合目避難小屋
6:16 岩手山頂上
6:50 平笠不動避難小屋
7:30 ツルハシ
9:10 焼走り登山口
天候 | 8/25曇り時々雨、局所的に大雨 8/26晴れ、時々ガスる 8/27晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
八幡平ビジターセンター→登山口:親切なおっちゃんの車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・コース状況 局所的な豪雨で、避けようの無い水溜りあり(靴水没)。 三ツ石山荘〜犬倉分岐は雑草もさもさ、朝はカッパの下をはいた方がよいっす。 (ズボンの膝したからぐっしょんしょん…) 鬼ヶ城コース、かさばるマットは邪魔。 焼走りコース、半ズボンで歩くと、砂利が跳ね上がり靴に入ります。 ・水場 ○大深山荘:冷たくておいしいがちと遠い ×三ツ石山荘:濁って飲めませんでした ○犬倉山近く:冷たくておいしい ×岩手山お成り清水:3,4日前から枯れたそうです |
写真
感想
以前から行ってみたいと思っていた所。
土日月と休めたので決行。
・登山口まで
焼走り駐車場に車をデポし、タクシーで松尾八幡平ビジターセンターへ。
ビジターセンターでバスを待っていると、
親切な方が畚岳登山口まで乗せてくれました。
予定より1時間早くついたのでラッキー
8/25
畚岳登山口〜三ツ石山荘
歩き始めて間もなく遠くで雷鳴が聞こえ、周囲もガスって微妙な天気に。
ビジターセンターにいたときは晴れていたのに…
畚岳はガスで見えない、ここはパスして先に進んだ。諸桧岳へは、笹の広場を突っ切って気持ちがいい。
諸桧岳を下って石沼、そこから登ると前諸桧。ここの登りでやってしまった。
枯れた笹に靴を乗せると、下は水溜りで靴の中まで完全水没。
これが最臭兵器の始まりであった。
前諸桧からは嶮岨森、大深山荘、大深岳、岩手山が見渡せた。その日初めての絶景。
前諸桧と瞼岨森の鞍部で今日はじめて登山者と出会う。
籐七温泉へ向かっていたその人は途中豪雨にやられたと言っていた。
この方の靴の中は大丈夫だったのか…
その後、登山道が小川の様になってた。
水没を重ねると冷たくて気持ちいい。熟成がさらに進む…
当初泊まる予定だった大深山荘に到着。
誰もいない、ボトルと熊よけの鈴だけ持って水場へ。予想以上に冷たい水が出てた。まだ時間があったので、三ツ石山荘へ。
大深岳を過ぎて八瀬森の分岐、この茂みに突っ込む勇気が自分にはまだない。
小畚山の登り、今日の踏ん張りどころと決めて気合を入れる。結果バテる。
三ツ沼、三ツ石山を華麗にスルー。三ツ石山の下りはヘロヘロー。なんとか日暮れ前に山荘に到着。
ぐっしょりの靴をほっといて、ビールのみのみ。 口、食道、胃、全神経で味わう。誰もいなかったら、咆哮または雄たけびをあげたでしょう。
「スーパードラーイ!!!!」でも足ふやけてるけどね〜
ご飯の支度していると、同世代の方から食事のお誘いがありました。
すごいご馳走でビックリ。水まで頂いて、本当にありがたや〜ありがたや〜
自分も提供できる余裕がほしい。体力と心意気だな
8/26
三ツ石山荘〜岩手山八合目避難小屋
朝焼けを見て、カレーを食べてから出発。
大松倉山に上がると、ズどーんと岩手山。風が気持ちよく、この場所にしばらく居たかった。稜線を見ると、今日の行程は大変なのが分かる。
網張り分岐で人が多くなり、登り立ての元気な人に負けじと犬倉山へ登る。
やっぱりバテる。
近くの水場で水補給。水を入れる容器が2Lしかなかったが残念。ここから次の日の焼走り登山口まで2Lでがんばる。
姥倉分岐まで上がると日も昇って暑い。姥倉山から北の方向を見ると、三ツ石岳から今日歩いた稜線が見える。距離感がつかめないがよく歩いたもんだ。
黒倉山へ向かうと、すれ違う人が多くなる。昨日岩手山で一泊した人かな?
ふと気付く、今までぬれを感じていた靴が乾いてきてる。しかし、嫌な予感しかしないのである。靴を脱ぐ気になれない。
岩手山を見ると、入道雲が大きい。鬼ヶ城へ急ぐ。
鬼ヶ城は、危険な箇所は少ないが、なかなかの高度感で慎重になる。ガスっていたため景色はいまいちだったが、水の消費を抑えられたのは幸い。
不動平につくと、各方面から来た方々でにぎやかっ
ちょうどご飯時に付いたせいかベンチは満杯。ベンチの端のほうで思い切って靴を脱いでみた。速やかに他人から離れなければならなかった。特に食事をしている人から…
不動平避難小屋に靴と靴下を干して仮眠。登山者が少なくなったころ8合目の水がどうなっているか見に行った。やっぱり枯れてました。
八合目の避難小屋にちょっと寄り道するつもりが、管理人さん、他の登山者とお酒飲んで、ご飯食って飲み会になっちゃった。その日はそこに泊まりました。
8/27
岩手山八合目避難小屋〜焼走り登山口
日の出を見たら山頂へ、三日目ともなると荷物が軽くなって足取りが軽い。
山頂は誰もなく、朝の澄んだ景色を独り占め。岩木山、南八甲田を見ることができた。いかんっ!涙腺がちこっとゆるむ。
あとは下りだけなので、ぐっと水を飲んだ。あと水は500mlか…
焼走りの下り、ざれるし高度感あるし、結構おっかないじゃないっすか!ビビリながら下る。
水が無いのが心配で景色を見るどころではなくなってきた。15分に1回に口の中を濡らす程度に水を含む。道標の残りの距離を見て、登山口はまだかと思う。
車の走行音が聞こえてほっとする。焼走りの駐車場に出た。係りのおじさんが声をかけてくれた。その人と会話するのはニ日ぶりだ。私を覚えててくれたようだ。
そんなことより、ここの駐車場には自販機があってよかった。ペットボトル2本と缶ジュース1本を直上からゴキュゴキュっと飲みました。
登山靴を脱ぐと、この世のものとは思えないすっごい臭いになってました。
この後、車運転用の靴と靴下2組、登山靴、触った手すべてが汚染。温泉に入っても15分後には足が臭くなった。
今回の山行
自分ひとりの力で登った気になれない。いろんな人に助けてもらったし、声をかけてもらった。この山域にかかわってる方々、山小屋を管理している方々に感謝をしたい。
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