記録ID: 2199522
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ハイキング
奥武蔵
成木一丁目B.S.〜成木尾根〜水口峠〜成木一丁目B.S.
2020年01月31日(金) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 07:45
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 621m
- 下り
- 619m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 7:45
距離 16.1km
登り 622m
下り 622m
天候 | 快晴。気温≒5℃〜10℃。極めて風強し。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
成木一丁目バス停(15:31)→(15:41)東飯能駅前⇒HOME |
コース状況/ 危険箇所等 |
先ずこの山域は昭文社の「山と高原地図」の奥多摩に範囲だけは網羅されていますが、詳細情報は皆無なので使い物に成りません。又、登山詳細図には一部しか網羅されていないので、国土地理院二万五分の一地形図は必携です。当然のことながら携帯GPSも併用した方がこの山域では確実です。 都県境尾根の成木尾根は、ヤマレコでも何名かの方が結構難渋したと記録に書かれていますが、実際に行けば砕石採取場周辺は大規模な山体切り崩し等の造成工事・砕石採取等が日々行われていて、事業社側のハイカー向け仮設案内表示板などが、ほとんど工事進捗に追い付いていない状況です。 元々、安楽寺から小沢峠を経由して黒山までのルートは一般的なハイキングコースだったと思いますが、砕石採取場の拡張工事が進められコースの付け替えが繰り返されて、それを避けたバリエーション・ハイカーがあちこちに踏み跡を残して、結果的に収拾が付かない状況に成ったと思います。 安楽寺の背後にある成木ハイキングコース入口から砕石採取場手前までは、全く問題が無く一般ハイキングコース並みの歩き易い登山道ですが、砕石採取場直近から様相が大きく変わります。踏み跡は薄く成って数ヶ所の案内表示板に書かれている様に、突然の様に進退に行き詰まってしまいます。 砕石採取場周辺でヤマレコユーザーの方々が地名登録をされていますが、まさに朝令暮改状況なので混乱を避けるために、今後はお止めに成られた方が良いと思います。何よりも砕石採取業者が実施したと思われる、付け替えた新たな仮設ハイキングコースの安全管理は殆ど為されていません。 当然ながら利益を得るために事業をしている民間企業が、ハイカーのために手間暇を掛ける事は有りません。今回の山行で思った事はビギナーハイカーは出来るだけこの山域には立ち入らない方が良いと言う事です。特にルートファインディングが出来ないハイカーにとっては実に危険だと思います。 今回、私が歩いたコースは出来うる限り残置(?)案内表示板に従って歩きました。又、二万五千分の一地形図・コンパス・GPS機器を持っていて実に助かりましたが、拡張工事で寸断された砕石採取場周辺のルートを、部外者ハイカーが安全を確保して何の心配も無く歩き抜けるのは困難です。 現在も砕石採取場拡張が進められているので、迂回した谷底から尾根筋に戻る経路は正に工事が真っ盛りの状態であり、ハイカーが造成区域を通り抜けるのに危険を感じました。ハイカーが事故を起こせば事業者に多大なる迷惑を掛ける事にも成るので、本来であれば入山規制するべきだと感じました… |
その他周辺情報 | 成木一丁目四つ角の東側にファミリーマートが有ります。又、トイレは安楽寺境内手前に【重力式】のコンテナトイレが2台有ります(写真参照)。あとは間野黒指バス停前にも立派なトイレが有ります。 |
写真
今回はバリハイなので念のためにアマチュア無線機を持参。でも平日の日中って誰も出ない。30年以上前なら144Mhzや430Mhz以外でも50MhzのSSBなら必ず誰か出たんだが隔世の感が有る…
谷底。写真では分からないが斜面の勾配は実に厳しい。ここから元々のハイキングコースに復帰するのに地獄を見る様な危険に遭う。高所にある急斜面のザレ場のステップが何個所も崩落しており、滑落すればタダでは済まない様なザレ場を、手がかり足掛かり無しの死ぬ思いで通過…。まさに悪夢の連続だった。だから恐ろしくてザレ場の写真なんて1枚も撮ってませんww
水口峠に到着。当初予定では大仁田山まで行って上赤沢バス停に下りる予定だったが持病の右ひざの痛みが出たので、已むを得ずここから間野黒指バス停に向かう。間野黒指はバスが暫く来ないのは知っていたが単独行者はリスクマネジメントが最優先です
装備
MYアイテム |
![]() 重量:-kg
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個人装備 |
コンパス 1 SILVA No.3
トレッキングポール 1 LEKI SPD UL マイクロ
緊急シート 1 SOL EG SHEET
カメラ 1 DMC-TZ85-S
メモ帳 1 KOKUYO LEVELBOOK W.P.
健康保険証 1
ゴミ袋 1
飲料水 1.0L
ツールナイフ 1 VICTRINOX
ヘッドライト 1 MONT-BELL
予備電池 1
細引き 1
ショートスパッツ 1 ISUKA
GPS 1 NVG-M2.5
携帯電話 1 iPhone 7
携帯電話予備電池 1 ANKER 10000mAh
アマチュア無線機 1 YAESU VX-6
手袋 1 Towa Corporation
|
感想
先週のハイキングは長瀞に聳える宝登山と云う全国区版の有名観光地で、蝋梅の見頃を迎えたばかりの時期で、山の中腹にはミシュランガイドの星ひとつを得て居る美しい宝登山神社まであり、国際的な観光地と言っても過言では無い実に素晴らしいコースであった。
だから私の様なハイカーの数よりも、純粋な観光客の数の方が圧倒的に多くて、例え蝋梅の甘い香りが山全体に立ち込めて、頂上から雄大な武甲山や長沢背稜に聳える蕎麦粒山を望む事が出来ても、ハイカーとしては決して居心地の良い雰囲気では無かった。
それに引きかえ今回は、超有名な宝登山とは真逆の意味で、一般ハイカーなら決して自ら好んで近寄らない様な、誠に持って地味極まりなく、愛でる花や目を見張る雄大な眺望も一切無い、ストイックな修行僧が歩く様な、都県境尾根最東端の成木尾根に挑んでみた。
都県境尾根の最東端成木尾根に取り付くのは、更に成木尾根最東端に建つ名刹「安楽寺」の背後の稜線からであり、ストイックな修行には丁度良いシチュエーションである。入山前に安楽寺でさりげなく且つ真剣に安全祈願を済ませてから、一人静かに尾根に取り付いた。
事前の予想とは違い最初のうちは鼻歌まじりのハイキングだったが、途中から様相が変わり、読図の連続と飯能アルプス以上の急斜面の上り下り地獄を十分に堪能出来て、「秩父藪尾根単独行」を著した坂井勝生氏の山行を彷彿とさせる様な世界に突入してしまった…合掌。
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