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Yamareco

記録ID: 2204994
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雪山ハイキング
赤城・榛名・荒船

鼻曲山(碓氷峠から県界尾根)

2020年02月02日(日) [日帰り]
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GPS
11:07
距離
21.4km
登り
1,498m
下り
1,501m

コースタイム

06:38 碓氷峠出発
07:30 県界尾根1163.2P(四等三角点)
08:11 見晴台 08:24
08:30 熊野皇大神社
08:35 鼻曲山登山口
09:42 一ノ字山
09:47 二ノ字山
11:08 留夫山 11:10
12:22 鼻曲峠(霧積温泉分岐)
12:43 鼻曲山 12:45
13:00 鼻曲峠
14:32 留夫山
15:29 二ノ字山
15:33 一ノ字山
16:16 鼻曲山登山口
16:19 熊野皇大神社
17:22 軽井沢駅前
17:43 碓氷峠帰着

留夫山北面と鼻曲峠のモナカ雪に苦しめられました。かなりのロスタイムがありますのでコースタイムは参考にならないと思います。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2020年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:都内(03:25)−首都高速−外環自動車道−<大泉JCT>−関越自動車道−<藤岡JCT>−上信越自動車道−<碓井軽井沢IC>−県道92号−県道43号−<新軽井沢>−国道18号−碓氷峠(06:12/196km)

■復路:碓氷峠(17:56/196km)−国道18号−<新軽井沢>−県道43号−県道92号−<碓井軽井沢IC>−上信越自動車道−<藤岡IC>−関越自動車道−<大泉JCT>−外環自動車道−首都高速−都内(20:54/393km)
コース状況/
危険箇所等
■県界尾根(碓氷峠−見晴台)
山と高原地図には登山道の記載がないのでヤマプラではプランの作成は出来ません。
群馬県と長野県の県界尾根なので、境界見出標や石柱がたくさんあり、登りでは迷うことはないと思います。支尾根がいくつかあるので、下りでは支尾根に入らないように注意が必要です。
登山のための標識や目印などのテープ類はなく、特に整備をされたような跡はありませんが、全体を等してアップダウンが少なく、薮もないので一般登山道とあまり変わりません。

■登山口−鼻曲山
熊野神社から北東方向に5分程歩くと鼻曲山と書かれた登山口があります。
登山口を少し入ると雪が出て、鼻曲山まで雪は繋がっています。
朝方の南斜面の雪は温度が低く締まっていましたが、日中はベタベタ状態になりアイゼンにくっついて難儀しました。
留夫山の北斜面の雪はモナカ状態で最悪です。踏み抜きは太腿辺りまで、吹き溜まりは腰まで潜ります。
ピックルが下まで届かない糠釘状態なので、体を持ち上げるのに苦労しました。
今の状態ではワカンも沈むと思いますので、スノーシューとラッセルリング付きのストックが有効かも...
群馬県と長野県の県境、碓氷峠で明るくなるまで仮眠をしていました。
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群馬県と長野県の県境、碓氷峠で明るくなるまで仮眠をしていました。
峠のスペースに路駐です。県界尾根の様子が分からなかったので、明るくなるのを待って出発です。
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峠のスペースに路駐です。県界尾根の様子が分からなかったので、明るくなるのを待って出発です。
峠からいきなり尾根に向かいます。
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峠からいきなり尾根に向かいます。
県界尾根には登山のための標識や目印はありませんが、境界見出標や...
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県界尾根には登山のための標識や目印はありませんが、境界見出標や...
赤く塗られた石柱やポールが立っているので尾根を外すことはないと思います。
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赤く塗られた石柱やポールが立っているので尾根を外すことはないと思います。
尾根に乗った所で御来光です。今日も無事に登山が出来ますように...
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尾根に乗った所で御来光です。今日も無事に登山が出来ますように...
尾根筋にいきなり別荘が現れました。尾根のすぐ下に林道が見えます。
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尾根筋にいきなり別荘が現れました。尾根のすぐ下に林道が見えます。
この角度から見ると一瞬富士山かと思いましたが、こんな近くにある訳がない、浅間山です。
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この角度から見ると一瞬富士山かと思いましたが、こんな近くにある訳がない、浅間山です。
基準点名:三渡山 等級:四等 標高:1163.18m
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基準点名:三渡山 等級:四等 標高:1163.18m
県界尾根の終点、見晴台に着きました。旧碓氷峠の近くです。
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県界尾根の終点、見晴台に着きました。旧碓氷峠の近くです。
ここは群馬県と長野県の県境です。
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ここは群馬県と長野県の県境です。
見晴台から望む浅間山です。風が強いのか、山頂は雪煙が舞っています。
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見晴台から望む浅間山です。風が強いのか、山頂は雪煙が舞っています。
妙義山は逆光気味です。
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妙義山は逆光気味です。
八ヶ岳かな。
見晴台の全景です。手前の風通しのよさそうな建物は見晴台避難小屋と書いてありますが、少し下れば旧碓氷峠の茶屋がたくさんあります。
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見晴台の全景です。手前の風通しのよさそうな建物は見晴台避難小屋と書いてありますが、少し下れば旧碓氷峠の茶屋がたくさんあります。
熊野皇大神社に安全の祈願をして登山口に向かいます。
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熊野皇大神社に安全の祈願をして登山口に向かいます。
熊野神社から数分で鼻曲山の登山口です。
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熊野神社から数分で鼻曲山の登山口です。
目の前は旧中山道で、思婦石があります。「ありし代に かへりみしてふ 碓氷山」と刻まれています。
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目の前は旧中山道で、思婦石があります。「ありし代に かへりみしてふ 碓氷山」と刻まれています。
登山道に入ると雪です。人間のトレースはありませんが、アニマルトレースがたくさんあります。
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登山道に入ると雪です。人間のトレースはありませんが、アニマルトレースがたくさんあります。
一ノ字山の山頂です。ここには三等三角点「一ノ字」があるはずですが、雪の下なのか見つかりませんでした。
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一ノ字山の山頂です。ここには三等三角点「一ノ字」があるはずですが、雪の下なのか見つかりませんでした。
雪は締まっているので大きくは沈みません。踝程度です。
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雪は締まっているので大きくは沈みません。踝程度です。
二ノ字山の山頂もありました。
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二ノ字山の山頂もありました。
留夫山の登りでたまらずチェーンスパイクを付けましたが、爪短く効果薄く、12爪アイゼンにするべきでした。
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留夫山の登りでたまらずチェーンスパイクを付けましたが、爪短く効果薄く、12爪アイゼンにするべきでした。
留夫山(とめぶやま)の山頂です。
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留夫山(とめぶやま)の山頂です。
ここには一等三角点「長倉山」があるはずですが、これも雪の下なのか見つかりませんでした。
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ここには一等三角点「長倉山」があるはずですが、これも雪の下なのか見つかりませんでした。
留夫山を鼻曲峠に向けて下り始めました。いままでと違い雪の量が多いです。この後モナカ雪に痛めつけられ、カメラを出す余裕はありませんでした。
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留夫山を鼻曲峠に向けて下り始めました。いままでと違い雪の量が多いです。この後モナカ雪に痛めつけられ、カメラを出す余裕はありませんでした。
霧積温泉への分岐、鼻曲峠に下りてきました。ここの雪質もモナカ雪。心折れます。鼻曲山まで20分とありますが、山頂直下の急登で12爪アイゼン、ピッケルを出しました。
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霧積温泉への分岐、鼻曲峠に下りてきました。ここの雪質もモナカ雪。心折れます。鼻曲山まで20分とありますが、山頂直下の急登で12爪アイゼン、ピッケルを出しました。
鼻曲峠から見た角落山、剣の峰です。奧は榛名山かな。
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鼻曲峠から見た角落山、剣の峰です。奧は榛名山かな。
鼻曲山の山頂(大天狗)です。誰もいないどころか、二度上峠からのトレースもありません。当初、小天狗まで行くつもりでしたが、鼻曲山には三角点はないので戻ることにしました。
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鼻曲山の山頂(大天狗)です。誰もいないどころか、二度上峠からのトレースもありません。当初、小天狗まで行くつもりでしたが、鼻曲山には三角点はないので戻ることにしました。
大天狗からの展望は上州側のみ、妙義山です。
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大天狗からの展望は上州側のみ、妙義山です。
留夫山に戻ります。この北面の登りが雪深くコース中で最も大変です。スノーシューを車に残してきたことが悔やまれます。
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留夫山に戻ります。この北面の登りが雪深くコース中で最も大変です。スノーシューを車に残してきたことが悔やまれます。
浅間隠山が見えています。
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浅間隠山が見えています。
留夫山北面のモナカ雪です。表面はガチガチですが薄いので乗れば一発で踏み抜きます。中はモフモフで大きく沈みます。アニマルトレースもありません。
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留夫山北面のモナカ雪です。表面はガチガチですが薄いので乗れば一発で踏み抜きます。中はモフモフで大きく沈みます。アニマルトレースもありません。
写真では斜度感はないですがかなりの急登です。一足出す度に呼吸を整えます。
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写真では斜度感はないですがかなりの急登です。一足出す度に呼吸を整えます。
右の黒いのはピッケルのヘッドです。下まで届かないので、足を上げるのが大変です。
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右の黒いのはピッケルのヘッドです。下まで届かないので、足を上げるのが大変です。
留夫山の展望はありません。樹木の間から僅かに覗いているのが鼻曲山です。
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留夫山の展望はありません。樹木の間から僅かに覗いているのが鼻曲山です。
旧碓氷峠の茶屋群まで戻って来ました。ここで悩みました、今から県界尾根に入ると碓氷峠に着く前に暗くなる可能性があります。県界見出標があっても暗いと見難いです。
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旧碓氷峠の茶屋群まで戻って来ました。ここで悩みました、今から県界尾根に入ると碓氷峠に着く前に暗くなる可能性があります。県界見出標があっても暗いと見難いです。
ということで、県界尾根には入らずに軽井沢駅に下ってきました。
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ということで、県界尾根には入らずに軽井沢駅に下ってきました。
なんとか暗くなる前に碓氷峠に戻ってきました。
お疲れ〜..
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なんとか暗くなる前に碓氷峠に戻ってきました。
お疲れ〜..

感想

正月を挟んだ前後、子供の頃大変お世話になったお二人の方が黄泉の国へ旅立たれた。
別に体調が悪い訳でもなく、仕事が忙しい訳でもなかったが、何となく長野方面には足が向かなかった。

冬限定の丹沢に行こうと思ったが、災害で奧まで車が入れない。いくつか行きたいルートはあるが情報がまるで入らない。災害の被害状況が分からないので、人に会う可能性がほとんど無いルートではソロだとかなりシンドイ...

12月、1月と2ヶ月以上間隔が空いてしまった。
この冬は常念岳東尾根のテン泊を考えていた。
東尾根の下部は雪が少ないと笹藪がすごい。
最近ヤマレコから得られる情報量が少なくなったような気がする。

そこで前から気になっていた一等三角点のある留夫山経由で鼻曲山に行ってみることにした。
薮っぽい県界尾根も、冬の時期なら大丈夫だろうと碓氷峠を出発点に選んだが、ほとんど薮っぽい場所はなかった。
初めてなので雪が多いか少ないか分からないが、留夫山北面と鼻曲峠のモナカ雪には痛めつけられた。
アイゼンやワカンではどうにもならず、車に置いてきたスノーシューを後悔した。

予定時間よりもかなり遅くなり、県界尾根で日没になりそうだったので、旧碓氷峠から軽井沢の町に下りてきた。
久々に筋肉痛になりそうな両足...

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