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Yamareco

記録ID: 2205
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積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山

2006年11月03日(金) 〜 2006年11月05日(日)
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過去天気図(気象庁) 2006年11月の天気図
ファイル
非公開 2205.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54)
馬返しにて(手前が「赤い彗星号」)
2006年11月03日 10:41撮影 by  E990, NIKON
11/3 10:41
馬返しにて(手前が「赤い彗星号」)
三合目
2006年11月03日 11:46撮影 by  E990, NIKON
11/3 11:46
三合目
佐藤小屋
2006年11月03日 13:20撮影 by  E990, NIKON
11/3 13:20
佐藤小屋
七合目の花小屋(これより登頂時)
2006年11月04日 05:53撮影 by  E990, NIKON
11/4 5:53
七合目の花小屋(これより登頂時)
七合より上方を望む(山頂は遠い、ブレていてすみません。)
2006年11月05日 18:46撮影 by  E990, NIKON
11/5 18:46
七合より上方を望む(山頂は遠い、ブレていてすみません。)
同じく七合より雲海。
2006年11月04日 05:55撮影 by  E990, NIKON
11/4 5:55
同じく七合より雲海。
登り返すと雪原が(九合より下の休憩時)
2006年11月04日 07:56撮影 by  E990, NIKON
11/4 7:56
登り返すと雪原が(九合より下の休憩時)
その休憩場所の小屋
2006年11月04日 07:57撮影 by  E990, NIKON
11/4 7:57
その休憩場所の小屋
吉田口山頂から火口越しに剣ケ峰。(測候所ドームはすでに無い)
2006年11月04日 09:49撮影 by  E990, NIKON
11/4 9:49
吉田口山頂から火口越しに剣ケ峰。(測候所ドームはすでに無い)
(翌朝テン場から)下界を写す(富士吉田方面、以上奥田撮影)
2006年11月05日 07:20撮影 by  E990, NIKON
11/5 7:20
(翌朝テン場から)下界を写す(富士吉田方面、以上奥田撮影)
山頂の鳥居
2006年11月04日 09:46撮影 by  DiMAGE X, MINOLTA CO.,LTD
11/4 9:46
山頂の鳥居
滑落停止・基本
2006年11月04日 10:42撮影 by  DiMAGE X, MINOLTA CO.,LTD
11/4 10:42
滑落停止・基本
滑落停止・スタート
2006年11月04日 10:42撮影 by  DiMAGE X, MINOLTA CO.,LTD
11/4 10:42
滑落停止・スタート
滑落停止・左グリップ弱し
2006年11月04日 10:43撮影 by  DiMAGE X, MINOLTA CO.,LTD
11/4 10:43
滑落停止・左グリップ弱し
アイゼン歩行・1
2006年11月04日 10:59撮影 by  DiMAGE X, MINOLTA CO.,LTD
11/4 10:59
アイゼン歩行・1
アイゼン歩行・2
2006年11月04日 11:02撮影 by  DiMAGE X, MINOLTA CO.,LTD
11/4 11:02
アイゼン歩行・2

感想

何度行っても吉田口から5合目までの道は気持ちのよいルートである。
スバルラインのおかげでこんなに自然が豊富で静かな良いルートがまだ富士の裾野に残っている
事が大変有りがたい。
落ち葉を踏みしめ静かな富士の表参道をゆっくり登る。
昨年何度も通いなれた道も新しく整備された部分がありなおさら嬉しい気分であった。
初日は七合目往復で身体を休める。
夜間は星空に十三夜のお月様が輝きテントを明るく照らして、月の光で眩しく眠れないほどの明
るさである。山頂付近の積雪もはっきり見える天気であった。
二日目は満点の星空を見上げなら4:30にスタート、一合一時間のペースで9:30には山頂に到
着。
積雪は八合(赤鳥居)よりちらほらあるが雪上訓練できる量ではない。八合五尺辺りで夏道を積
雪が被うようになりアイゼンを付ける。山頂の御釜で訓練が出きるかとみるが、強風のため訓練
が可能な斜面に積雪はなく、頂上直下の下山路斜面にて滑落停止の姿勢と急斜面の登下降の訓練
を行う。基本的な姿勢の理解は出来たと思うが、身体で覚えるにはまだ時間が必要であるのは言
うまでもない。
しかし、何度きても富士山の3,776mは高い。登るのも時間がかかり、降りるのもしんど
い。
でも、毎年冬山を登ろうとする者にとって、11月の山頂は冬山の玄関のような気がする。
今回は安定した天気であったが、山頂は強風でゆっくり休む暇もなく下山した。このような気象
が冬山の特徴であることを体感する事が大切であろう。身を引き締め、今年の冬山に備えたい。

今回の富士山行、正月五龍岳山行に向けての訓練山行第一弾です。
初日は馬返しから佐藤小屋への静かな山道を落ち葉を踏みしめ、一歩一歩上がる。
食料や冬装備もあって雲の平以来久々のヘビーな荷物だが、あの時よりはまだ軽いし、小屋までの登りなので気
楽ではある。小屋につきテントを設営。高度順化も兼ね七合まで往復。これが空荷だが結構シンドイ。足元がゴ
ロゴロした道なので歩きにくい。
早々に寝て、翌朝三時に起床すると満点の星空。
好天が約束されたようなものだ。必要な冬山装備を詰めて四時半にヘッ電つけて登頂開始。なにせ殺風景なのが
少々登山の醍醐味が味わえない。(もっとも今回は訓練山行だが、、、)それはさて置き、八合目になると次第
に積雪が。ここでアイゼンを装着。でも、これまで結構あえぎあえぎ登ってきたので息が切れる。
九合目以降は完全に雪の世界。ここまで来るともうすぐなのだが、山頂は遠い。思ったよりイッパイイッパイの
状態で吉田口の山頂に到着。好天とはいえさすがに風が強く、すぐに下山。途中、適切な場所で雪上訓練を行う
ことに。
雪上訓練では、基本のアイゼン歩行を主体に、耐風姿勢と滑落停止。この滑落停止が慣れが本当に必要。無論、
滑落しないようにするのが一番だが、万が一のためには必要である。やはりシーズン明けの後は身体が忘れてい
る。また、雪山もまだ今期で3シーズン目。まだまだ修練が必要と痛感した。
さて、下山だがこれが結構体力を思ったより消耗していたことから、高山病の兆候が。頭痛が少ししていたが、
途中休憩でエネルギー補給であんパンを食す。これがまずかった。消化のために胃に血流が集中した上に身体の
方があまり食べ物を受け付ける余裕が無かった状態でイッキに気分が悪くなる。おかげでヨレヨレのヘロヘロに
なって座り込み、ゲロゲロする始末。(食事中の方、ごめんなさい。)小学校の頃以来の高山病だ!
しかし、吐いたことでイッキに回復。座り込んだままになってしまうことだけは避けたかったので安堵した。
テントに戻ってからは水分補給と静養に努め、回復を図る。お陰で夕食はキチンと食せた。
翌日は、疲労もあり、また九合まで登頂しなくてはならないことから早めに下山して入浴。
落ち葉が敷き詰められた道をしみじみと訓練の大切さと自然の奥深さを噛みしめながら下山した。
最後に、訓練は勿論のこと、身体の調子が悪くなったのをフォローして下さったtkouさんには本当に感謝してま
す。有り難うございました。
次回は12月最初の土日に白毛門で訓練。もし興味のある方はご一報を!(滑り系も含め冬山行く人は雪に慣れる
タメにも場数を踏むことが大切です!勇気を出しドンドン経験を着けましょう。)
(ブログの方はコチラ)
 http://d.hatena.ne.jp/okkuu-daaman/20061105/p1

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