岩手山〜空腹との戦い〜【日帰りピストン】
コースタイム
0524登山口
0705七合目
0745山頂
0820避難小屋
0940登山口
天候 | 晴れ 山頂部は強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※滝沢IC~馬返しキャンプ場の間にコンビニがないので注意! |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山口 ・水場、登山ポスト、トイレがあります。 ■登り(旧道) ・ガレ場、砂利道になっており、登りで滑る滑る。個人的には歩きにくい。 ・景色は最高!下界は緑の平野?が続いており、文句なしの景色です。 ・浮き石が多いので落石注意です。 ■下り(新道) ・ごつごつした岩が多い。 ・小さくない段差が多く、登りの方が適しているかもしれません。 ・浮き石が多いので落石注意です。 ■山頂 ・強風には注意が必要です。 |
写真
感想
仕事の都合で出張があり、ちょっと足を伸ばして東北の山を登ってみよう!ということで、岩手山に登ってきました。
秋田出身の友人に東北の山について聞いてみたところ、「ayuMOOMINさんなら、往復4時間で行けますよ!」ということで、その日の夕方には東京に戻っていたかったこともあり、岩手山に決定!
出張中に山の地図を買って見てみると・・コースタイム7時間20分!!
ん?4時間??無理じゃね??・・一抹の不安。
しかし、ヤマレコでは4〜5時間で登っている方がいたので、決行!!
AM2:45頃にホテルを出発し、AM5:00に馬返し駐車場へ。
滝沢IC~駐車場の間で食糧を調達しようと考えていたものの、コンビニがない!!ま、4時間だしなんとかなると食糧は諦める。
持っていた食糧:干し梅と小魚・スポーツドリンク・・ん〜心もとない。
10分程仮眠をとり、準備をし、いざ山頂を目指して!!
登りは、景色を楽しもうと旧道を選択。
しかし、登りの途中から足元がふらふらになり、何度も足を引っかけ転びそうになる。また砂利道のように足場が滑りやすい道でもあり、一歩一歩が滑る。いつものペースで歩けない。一歩一歩がこんなに重いのは久しぶり。
空腹のせいか?睡眠不足のせいか?車酔いにも似た感覚を覚える。
後悔後悔後悔。
コンビに寄れば良かった、もっと寝れば良かった、昨日は炭水化物中心のご飯にすれば良かった・・。
現状を否定的に見ると、集中力も低下する。ペースもあがらない。
自分よりも大きな荷物を背負っている人に抜かされ、追いつけない。こんな事初めて。あの人に追いつこうとするも力が出ない。人と比べてしまう。悪循環。
合掌。
今の心と書いて「念」。合掌し、今の自分の心を見つめる。
今出来ること、今この場の意味を見つける。
すると、陽転する。実際にした。
今回は、これも修行だと捉えた。
空腹時のランニングはミトコンドリアが鍛えられ、スタミナがアップするという記事をどこかで読んだことを思い出した。今回は、スタミナのトレーニングだと。
また、いつかやってみたい山伏修行では、食事はほとんど摂れないらしい。その前哨戦だと位置づけようと。
また、遭難したら、食糧も水もないケースがあるじゃないかと。今は水があるだけまだましじゃないかと。
スッキリすると、空腹が嫌なものではなくなり、心も晴れやかに登れた。
山頂に着く頃には心も晴れやかになっており、お鉢を走り回っていました。強風にびくともしないお地蔵様達にに手を合わせながら。
下山。
朝駐車場付近であったおじさまに再会。「速いっすね〜。健脚だな〜」とほめられる。素直にうれしい。照れる。その後も幾人かの人に、「昨日の夜は山小屋ですか?えっ!日帰り!?すごいな〜」とほめていただいた。ありがとうございます。
新道を下っていると、登って来られる方が多く、登りは新道の方が楽なのかなと思った。
さすがに最後は足がふらふらになり、幾度か立ち止まって休んでしまった。
鍛え直そう!
4時間20分で下山しました。お疲れさまでした。
岩手山に登られる方は年齢層が様々。
山ガール的な方も何組かいらっしゃったし、ひとりでテント泊の若い女性の方もいた。方言丸出しで喋くり合っているおばちゃん達には和んだ。黄色い学校の帽子をかぶった男の子。幅広く楽しめる山なんだな。
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