伊豆／城山マルチピッチクライミング講習

2020年02月08日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 1.9km
• 登り: 312m
• 下り: 297m

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

城山ハイキングコース入口周辺

コース状況／危険箇所等

◆城山西南カンテ
・城山南壁左隅からポケットクライミングで直上後ブッシュ帯の上部を左上できる
　が今回はパスし、南壁基部のうっすらついた踏み跡を壁が右に見える程度に登り
　カンテの始まる2ピッチ目（実質1P目）基部に向け樹林帯をトラバースする。
　南壁基部から10分程度。
・1P目は正面のフェイスを約25m登るとハンガーボルト2個に残置ロープが
　ついた終了点に出る。途中の支点はハーケンとリングボルト6〜7箇所。
　一部細かい。5.7〜5.8。
・2P目　終了点上から比較的容易な壁を10mほど登ると浮石がたまった斜度の
　緩い灌木帯に入り、浮石を落とさないよう注意しながら真っ直ぐ上がり、突き当り
　手前で右上すると2P目終了点のテラス。
　このピッチは5.5〜5.6程度で易しいがとにかく石を落としてはならない。落とすと
　南壁のクライマーに当たるリスクがある。
　ロープスケールは40m以上で下のブレイヤーとの声は聴きづらい。
・3P目　テラスから3m上の支点目指してカンテに上がり、少し上に登ると
　ハーケンがある。ここから右へトラバースする。すぐに一段下に下がってケミカル
　アンカーにランニングを取りながら先の灌木帯にトラバースし木をビレイポイント
　にするか、途中から右上に見えるボルト×2に向かって登ってピッチを切るか。
　いずれにしてもこのトラバースは南壁の最上部を渡るので高度感満載だ。
　フォロワーも絶対にテンションは許されない。5.7程度。
・トラバースすると二間ハングエリア基部の残置ロープが続くクライマー道に出る。
　下に下って行くとチューブロックエリアに出る。
　上に上がればやや広めのテラスがある。
・4P目　テラスから正面壁を登る。1ピン目のボルトは少々緩んでいる。段に乗り
　リングボルトでランニングを取って左側の細いブッシュが生えた岩に乗り込む箇所
　が少々バランシー。さらにやや被った壁をアンダーで右へトラバースして、浅い凹
　角を直上する。終了点は木。今までで一番変化に富んだ核心部となる。
　5.8〜5.9程度。
・ここで西南カンテは終了。尾根を上に行けばすぐに右手にやや下がる径路が分岐し
　ているが、これは下の谷に広がるワイルドボアゴージやチューブロック、インナー
　ウォールへの道。
　西南カンテは2時間もあれば終わるので、その後これらのエリアで遊んでもよい。
　尾根をそのまま上に登れば7〜8分で南壁ノ頭と呼ばれる小ピークとなり、城山
　ハイキングルートに合流する。右に行けば城山頂上、左に行けば7〜8分で標識の
　ある分岐点となり、それを左に下りれば元の入口に二十数分で着く。

◆マウントファーム登山学校（JMIA認定）
　http://mt-farm.info/

写真

2/8 9:49

城山全景

2/8 10:02

登山道からロッククライミングルートと書かれた標識を右折すれば南壁基部

2/8 10:06

南壁

2/8 11:09

西南カンテ1P目終了点

2/8 11:13

2/8 11:17

2P目へ

2/8 11:25

2/8 11:25

ブッシュ帯に入る

2/8 11:41

2P目終了点

2/8 11:48

そこから狩野川の展望

2/8 11:52

3P目のトラバースは高度感満点

2/8 11:54

トラバース中に下を見ると百数十mの高度感で南壁が広がる

2/8 12:09

トラバース中

2/8 12:32

4P目途中から

2/8 12:53

4P目終了点から

2/8 12:56

木で取る

2/8 14:05

下山中の登山道から南壁

2/8 14:23

城山は火山の根

2/8 14:26

2/8 14:26

車は登山道入口対岸に詰めて7〜8台、あとは霊園の先の路肩に地元の迷惑にならないよう駐車

撮影機器：

FinePix XP140 XP141 XP145 FUJIFILM

感想

kamog

1年振りの伊豆／城山でマルチピッチ実践講習。
南壁もワイルドボアも予想したほどは混んでいませんでした。
南壁の城山ハイキングコース入口はほぼほぼ一杯でしたが。
やっぱり城山はこの高度感がたまりませんね。