別山 撤退 白峰〜チブリ尾根 テント泊
- GPS
- 31:40
- 距離
- 38.2km
- 登り
- 1,803m
- 下り
- 1,768m
コースタイム
- 山行
- 11:17
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 12:10
天候 | 2/11 晴れ 2/12 曇り/晴れ→雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
当日は除雪されてなかったが私の車は4駆なのでなんとか入れた。 ※帰宅時にはゲート前まで除雪されました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■風嵐ゲート〜市ノ瀬 (約11k、標高差300m) 脛〜膝ラッセル、例年ならデブリ箇所多いが雪少なく殆ど無し。 水場は三ツ谷川に掛かる橋の手前に1箇所ありました。 ■市ノ瀬〜猿壁登山口〜チブリ尾根避難小屋 細尾根や極端な急登は無いので危険個所は基本ありません。 ただ今回は降雪直後だったのもありツリーホール多数、下山は特に注意必要。 猿壁からの取付きは膝ラッセル(一部股下)、尾根に出ると脛〜膝ラッセルくらい。 序盤は夏道を無視してp1243へ向かいました、藪は少々うるさかったですが、雪は最初から繋がっていました。 |
写真
装備
個人装備 |
ビーコン
ガーミンGPS
テント
スコップ
ソリ
ハーネス
ウィペット
アイゼン
ヘルメット
バラクラバ
ゴーグル
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感想
当初の予定は二泊三日で御前峰、数日前からのドカ雪でこれは登頂無理だろうと思い後輩Kに行先変更可否の探りを入れると「ビビってるの?嫌なら行先変えましょうか?」と挑発ラインが・・・いつもの心理戦です(笑
ラッセルや滑落の心配はしてなかったが雪崩れが怖い、しかし厳冬期の御前峰登頂は二人の目標、正直不安もあったが覚悟を決めてトライする事に。
2/11
予想通り風嵐ゲートから脹脛〜膝ラッセル、負荷軽減目的で導入したソリも雪の抵抗で結構重たい、でも楽しい♪
ペース上がらなく市ノ瀬まで9時間、別当出合までは一体何時間掛かるのだろうか・・・
御前峰は早々に諦めて別山に予定変更、後輩Kは「別山なら行けるでしょう!」といつものビッグマウス・・・やれやれです。
私の判断でこの日は猿壁登山口近くでテント泊、920mと標高低いので暖かったが別山本気で狙うならもっと先へ進むべきだった。
2/12
AM2:00スタート、この日もずっとハードなラッセルが続きチブリ尾根避難小屋まで8時間、このまま別山登頂できてもテントに戻る頃には真っ暗、翌日の天気予報も悪くこの日のうちに風嵐ゲートまで下山したかったのでここで撤退です。
冬のチブリ尾根は初めて歩いたけどブナ林がとても綺麗、癒しの森ですね♪
できれば霧氷つきが見たかった・・・といつもの贅沢病。
眺望も素晴らしく避難小屋よりもその手前の丘からの眺めが最高で、別山〜白山、福井の山々と360度の大展望、厳冬期にここでテント泊してみたい。
市ノ瀬から風嵐ゲートまでの長い帰路はソリが大活躍、前日つけたトレースのおかげで良く滑り楽できました。
途中から雨も降ってきたが歩き続けてる限り寒くはなくびしょ濡れで風嵐ゲートにゴール。
遠かった御前峰と別山
昨シーズン3月に御前峰登頂して条件良ければ厳冬期でも行けると思ったが甘かった・・・本気で狙う覚悟もまだ足りなかったと思う。
風嵐ゲートからチャリ使用とフルラッセル徒歩ではまったく別物、来シーズンまたトライですね、来月も機会があれば狙ってみたいです。
山行中、後輩Kは何度も謝っていた・・・「行先変更しても良かったですね」とも。
色々得るモノあったし今後につながる撤退だったので全く気にはしていない、でももしチブリ尾根の稜線で展望なかったらピッケルで刺していただろう(笑
nakkiさんと白山・御前峰へチャレンジして来また…、が別山に行先変更した挙句、結局チブリ尾根避難小屋までで敗退して来ました(笑)
昨年より真剣に目指している厳冬期御前峰、もちろん今シーズンも狙っていた。
ご一緒するnakkiさんと1〜2月で連休を2回合わせ準備していたのだが、その内1回が仕事で消滅してしまい今年のチャンスは1回のみとなった。
日帰り出来ればチャンスは多いのだが今時期ゲートから歩いて入る場合、最低2日、出来れば3日間ないと私達は登頂出来ない(一部の方は除く!)
その1回合わせた休みが11〜13日の3日間、幸運なことに初日、2日目と予報も良かった、絶好のチャンス到来⁉…と思いきや先週纏った雪降ったようで週末のレコを見ると腰ラッセルとか敗退の文字が多く見られた。
nakkiさんも予定変更しようか?と言ってきたし、私も今回は流石に無理か?と言うのはあったが甚之助敗退でも私は行きたいと主張、元から白山予定というのもあって押し通させてもらった。
初日は2時頃ゲート出発、今日は祝日だし予報も良いので先行者いないかな?と言う淡い期待もあったが残念ながら誰も居なかった。
トレースは薄っすら残っている程度で最初からほぼ脛〜膝ラッセル、でも今回初採用したソリでザックを引っ張る自称「かさこ地蔵作戦」で多少楽は出来たように思う。
30分交代くらいで先頭回しながら進むも中間地点である百万貫の岩すら中々着かない、ラッセルとは言え所詮平坦道なので5時間あれば市ノ瀬着くと思っていたが結局9時間掛った。
最後の方は私がバテてしまい先頭ラッセルのnakkiさんにすら付いていけない始末、ヘタレな後輩申し訳ない。
歩いてる途中で話し合い早々に御前峰は諦めた、どう頑張っても今日中に別当出合まですら到着出来ない。よって行先を別山に変更、電波通じる市ノ瀬で携帯から登山届出し直し猿壁登山口へ向かう。せめて最初のピークであるP1243くらいまで行きたかったが市ノ瀬から担いだザックが重くのし掛かり私の足は全く進まず。
猿壁登山口着いた頃にはもう14時、nakkiさんの提案もありもうココでテント張ることにしたのだが多分ペース上がらない私を気遣ってくれたのだと思う。
猿壁登山口の標高は1000m未満、雪上テント泊でこれほど低い場所に張るのは初めてで、テント内で払った雪も融けるくらいだった。でもそのお陰で外で一緒に夕食、いつもは凍るか冷え過ぎになるビールが丁度イイ温度であった(笑
2日目も夜中の2時出発、4、5時間ではあったがぐっすり眠れ体力回復!。序盤は深い所で腰ラッセルもあったがとにかく2人で回して標高を上げる。今日はテントまで戻れば良いので時間はある。しかし尾根に出て標高1500mあたりを超えても雪は僅かしか締まってない。
結局避難小屋到着が11時近くになってしまった。登り途中9時なら山頂向かおうと話していたし10時でも得意のビッグマウスで押し切るつもりだったが、さすがに今回は諦めた。
避難小屋手間のピーク辺りは大展望、白山主峰や別山の眺望が抜群だし振り返ると奥越の山々も綺麗に見渡せる。一昨年来た時は日帰りで景色楽しむ余裕も無かったが、今回はゆっくり楽しむことも出来たので良かった。
nakkiさんもこの展望には満足してくれたよう、今回はかなり私の意見を押し通させて貰ったので安堵♪。「コレで展望悪かったらkちゃんピッケルで刺してたよ!」と真剣な顔で言い放ったのでどうやら命拾いしたようだ(笑)
避難小屋辺りで白山&別山眺めながら記念撮影ともぐもぐタイム満喫し下山開始。チブリ尾根は登り返しが一切ないので楽ちん、2時間半ほどでテント場に戻れた。
当初は2泊3日予定だったが最終日は気温も高くここら辺でも雨予報、下山中に話し合い一気にゲートまで帰る事にした。もちろん自分たちのソリトレースはそのまま残っていたが、歩き出しから雨が降り始め途中から本降り…。
相変わらずゲートまでは長かったが今回は二人、多少気もまぎれた。
と言うことで去年に引き続き今年も厳冬期御前峰登頂は達成できなかった、しかも
去年→甚之助撤退!
今年→チブリ尾根避難小屋撤退‼
…年々遠ざかっているのは気のせいだろうかw
来年こそ3度目の正直となるよう頑張ろう、nakkiさん来年もよろしくお願いします!
コメント
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nakkiya99さん、こんばんはー
寒風吹き荒ぶ護摩堂山の頂上で、一人淋しくお汁粉食べながら眺めてた白山の隣の別山の下の方にあるチブリ尾根避難小屋にお二人がいらっしゃったとは!(ピッケル殺人事件を目撃する事態にならなくて良かったです)
今回、二人の仲はハグくらいには進展するのかと期待しましたが、予想外のロマンティック路線でしたか。これも素敵、心にグッときますね
スバラシイ思い出になったことと思います。お疲れさまでした!
出来ればラーンツヒードが護摩堂山から何度も眺めたであろう、白山主峰に居たかったのですが残念ながら無理でした。
皆がいろんな場所から眺める白山なので、隅っこの方とは言え別山の下辺りの雪が赤くならなくてよかったです(笑)
確かに写真だけ見るとロマンティックそうに見えますが、要はヤラセ写真に付き合わされただけです。もちろんそういう関係ではございません(ここ大事!)
ハグは斬新!避難小屋あたりで「また手つなぎやる?」と相談はしたのですがハグは思いつかなかったです。…かと言って採用はしませんが(;^ω^)
でも来年nakkiさんと厳冬期御前峰登頂出来たらやっちゃうかも??
nakkiya99・・・うまい!
「チブリ尾根避難小屋ピッケル殺人事件」
2時間ドラマ作れそうですね、船越英一郎さんに出演してもらおう・・・
軽量化命の私がわざわざ重たいガラスグラス持ってきて二人のためにお洒落な夜をセッティングしたのに後輩Kは終始冷めた感じでした(笑
避難小屋泊に備えて持ってきたロウソクも灯してみたのですがこっちも写真撮っておけば良かったかな。
見事な撤退劇でしたがまたひとつ良い思い出ができました^^
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