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Yamareco

記録ID: 2220783
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ハイキング
丹沢

8日前に断念した小倉山へ再挑戦/しかし頂上は立入禁止で登れず

2020年02月17日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
12.3km
登り
657m
下り
662m

コースタイム

出発7:35−林道ゲート7:55〜8:05−支尾根取付き8:10〜8:15−250m圏コブ8:50〜9:20−送電線11号鉄塔9:30−林道9:40−送電線10号鉄塔9:45−縦走路合流(313m地点)10:10−立入禁止入口10:20〜10:30−鞍部10:35〜11:10−313m地点11:15−林道11:30−縦走路入口11:35−290m地点12:05−石碑分岐点12:15〜12:40−290m圏平坦地12:55−最初の360m圏コブ13:20−2番目の360m圏コブ13:30〜14:10―林道三差路14:25−270m圏コブ14:35−240m圏コブ14:45−林道跡15:10〜15:30−明日原集落入口15:40−関東ふれあいの道下降点15:50−沢横断16:30−中沢原車道16:55〜17:20−ゴール17:30
天候 曇り後晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
コース状況/
危険箇所等
詳細は写真説明に記載
林道入口のゲート。標高80m。大保戸の駐車地点からここまで2.8kmをMTB(自転車)に乗って20分程で来た
2020年02月17日 07:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 7:53
林道入口のゲート。標高80m。大保戸の駐車地点からここまで2.8kmをMTB(自転車)に乗って20分程で来た
林道を250mほど歩くと、支尾根の末端がヘアピンカーブに落ちている。林道側の擁壁が切れた支尾根末端から取付く
2020年02月17日 08:10撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 8:10
林道を250mほど歩くと、支尾根の末端がヘアピンカーブに落ちている。林道側の擁壁が切れた支尾根末端から取付く
末端は急だが踏跡がある。バイクや自転車の乗入を禁止する警告板が立っている。この警告板はこの先随所に立っていた
2020年02月17日 08:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 8:14
末端は急だが踏跡がある。バイクや自転車の乗入を禁止する警告板が立っている。この警告板はこの先随所に立っていた
尾根筋には良く踏まれた踏跡が通じている。テープ類も頻繁に見かける
2020年02月17日 08:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 8:25
尾根筋には良く踏まれた踏跡が通じている。テープ類も頻繁に見かける
踏跡と言うより一般登山道並みの立派な道だ。これが313m地点で縦走路に合流するまで続いていたのは驚きだ
2020年02月17日 08:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 8:28
踏跡と言うより一般登山道並みの立派な道だ。これが313m地点で縦走路に合流するまで続いていたのは驚きだ
250m圏コブに着いた。平坦な頂だ
2020年02月17日 08:49撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 8:49
250m圏コブに着いた。平坦な頂だ
その50m程手前に、小倉山山頂を指す小さな案内板が木に括りつけられていた。ここで鋭角に曲がって南方向に進む
2020年02月17日 09:19撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 9:19
その50m程手前に、小倉山山頂を指す小さな案内板が木に括りつけられていた。ここで鋭角に曲がって南方向に進む
標高250m前後のコブが続くなだらかな尾根を進むと、送電線の11号鉄塔をくぐる
2020年02月17日 09:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 9:32
標高250m前後のコブが続くなだらかな尾根を進むと、送電線の11号鉄塔をくぐる
鉄塔の100m程先で地形図の破線の道に出るが、幅広く林道並みだ
2020年02月17日 09:39撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 9:39
鉄塔の100m程先で地形図の破線の道に出るが、幅広く林道並みだ
この林道を北に300m程進み、10号鉄塔直前に、小倉山山頂と書かれた朽ちかけた道標が横たわっていたので、ここから西側の尾根に取付く
2020年02月17日 09:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 9:45
この林道を北に300m程進み、10号鉄塔直前に、小倉山山頂と書かれた朽ちかけた道標が横たわっていたので、ここから西側の尾根に取付く
藪椿の群落の中を、相変わらず登山道並みの明瞭な道が続く
2020年02月17日 10:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 10:06
藪椿の群落の中を、相変わらず登山道並みの明瞭な道が続く
三増峠から小倉山を結ぶ縦走路に313m地点で合流した。古い道標があったが、登って来た方向は何と書いてあるのか判読できない
2020年02月17日 10:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 10:09
三増峠から小倉山を結ぶ縦走路に313m地点で合流した。古い道標があったが、登って来た方向は何と書いてあるのか判読できない
小倉山の頂上稜線まで登ると、道に沿って西側に延々と針金で柵が張られていて、立入禁止の札が下がっている
2020年02月17日 10:18撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 10:18
小倉山の頂上稜線まで登ると、道に沿って西側に延々と針金で柵が張られていて、立入禁止の札が下がっている
頂上直前に登山道を遮るようにチェーンが掛かって「立入禁止」の無情な札。この辺りは東山麓にある砕石業者の所有らしい
2020年02月17日 10:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 10:29
頂上直前に登山道を遮るようにチェーンが掛かって「立入禁止」の無情な札。この辺りは東山麓にある砕石業者の所有らしい
さらに尾根を横断するように柵が張られている。針金が巻かれた状態で、杭も置かれているので、工事途中のようだ
2020年02月17日 10:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 10:23
さらに尾根を横断するように柵が張られている。針金が巻かれた状態で、杭も置かれているので、工事途中のようだ
鍵が掛かったチェーンの先にも登山道は続いている。頂上までの距離はあと100m程、高度差は10m程なのに
2020年02月17日 10:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 10:29
鍵が掛かったチェーンの先にも登山道は続いている。頂上までの距離はあと100m程、高度差は10m程なのに
仕方ない、三増峠へ向かう。313m地点まで戻り、南方向に右折する。登って来た道は明瞭なのに縦走路は微かな踏跡程度で、小さな白いテープが下がっているだけ
2020年02月17日 11:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 11:14
仕方ない、三増峠へ向かう。313m地点まで戻り、南方向に右折する。登って来た道は明瞭なのに縦走路は微かな踏跡程度で、小さな白いテープが下がっているだけ
尾根道を300m程歩くと林道に出る。写真左端の踏跡程度の道から降りて来た。逆コースの場合、入口が分かりにくいだろう
2020年02月17日 11:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 11:29
尾根道を300m程歩くと林道に出る。写真左端の踏跡程度の道から降りて来た。逆コースの場合、入口が分かりにくいだろう
林道を200m程歩いてから再び尾根道に入る。こちらの入口はアオキの藪の切れ目に黄色のテープでアーチを作ってあるので分かりやすい
2020年02月17日 11:34撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 11:34
林道を200m程歩いてから再び尾根道に入る。こちらの入口はアオキの藪の切れ目に黄色のテープでアーチを作ってあるので分かりやすい
この先の尾根道は良く踏まれた幅広い登山道なので歩き易い
2020年02月17日 11:59撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 11:59
この先の尾根道は良く踏まれた幅広い登山道なので歩き易い
地形図の290m地点辺りから、眼下にゴルフ場が展開していた。まさに里山だ
2020年02月17日 12:10撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 12:10
地形図の290m地点辺りから、眼下にゴルフ場が展開していた。まさに里山だ
南下していた道が緩く弧を描いて西に向きを変えると古い石碑が現れた。ここで道は南と西に分かれるが、西の尾根道を降りる
2020年02月17日 12:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 12:42
南下していた道が緩く弧を描いて西に向きを変えると古い石碑が現れた。ここで道は南と西に分かれるが、西の尾根道を降りる
昨年の台風の被害か、倒木が登山道を塞いでいた。左側を巻いたが手間取った。潜った方がよかったかも
2020年02月17日 12:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 12:50
昨年の台風の被害か、倒木が登山道を塞いでいた。左側を巻いたが手間取った。潜った方がよかったかも
360m圏コブが双耳峰の様に東西に並んでいる。最初のコブへは急坂を直線的に登って行く
2020年02月17日 13:05撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 13:05
360m圏コブが双耳峰の様に東西に並んでいる。最初のコブへは急坂を直線的に登って行く
最初の360m圏コブの頂
2020年02月17日 13:18撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 13:18
最初の360m圏コブの頂
吊尾根の様に、一度30m程高度を下げてから昇ると、2番目の360m圏コブの頂に着いた
2020年02月17日 13:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 13:29
吊尾根の様に、一度30m程高度を下げてから昇ると、2番目の360m圏コブの頂に着いた
ここから南西に降りれば直ぐに三増峠。しかし、小倉山の北側中腹に停めてある車に戻るため、このコブの北尾根を降りる。明瞭な踏跡とリボンが案内してくれる
2020年02月17日 14:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 14:09
ここから南西に降りれば直ぐに三増峠。しかし、小倉山の北側中腹に停めてある車に戻るため、このコブの北尾根を降りる。明瞭な踏跡とリボンが案内してくれる
林道に出る直前に鉄製の鳥居が建っていた。でも社はどこにも無い。先程登った360m圏コブが御神体なのかしら
2020年02月17日 14:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 14:25
林道に出る直前に鉄製の鳥居が建っていた。でも社はどこにも無い。先程登った360m圏コブが御神体なのかしら
写真左の急斜面を降りて来ると、林道の三差路に降り立った。8日前はここから写真奥の林道を歩いて三増峠へ出た。今日は北方向へ
2020年02月17日 14:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 14:26
写真左の急斜面を降りて来ると、林道の三差路に降り立った。8日前はここから写真奥の林道を歩いて三増峠へ出た。今日は北方向へ
林道歩きは嫌なので、三差路から北30m先で、写真左端の踏跡に入って尾根道を進む
2020年02月17日 14:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 14:27
林道歩きは嫌なので、三差路から北30m先で、写真左端の踏跡に入って尾根道を進む
200m程歩くと270m圏コブに着いた。8日前に、写真の左から右に抜けているので、今日はここから左側の北西方向に降りれば良い
2020年02月17日 14:33撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 14:33
200m程歩くと270m圏コブに着いた。8日前に、写真の左から右に抜けているので、今日はここから左側の北西方向に降りれば良い
しかし点在する赤テープに騙されて右寄りに降りてしまったのでルートを修正、記憶通りに林道跡に降り立ち、直ぐに県道65号線に出られた
2020年02月17日 15:31撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 15:31
しかし点在する赤テープに騙されて右寄りに降りてしまったのでルートを修正、記憶通りに林道跡に降り立ち、直ぐに県道65号線に出られた
県道を北へ500m程歩き、明日原集落に入ると、360m圏コブの双耳峰(左側の二つ)が眺められた。その右は、下って来た北尾根途中の330m圏コブ
2020年02月17日 15:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 15:41
県道を北へ500m程歩き、明日原集落に入ると、360m圏コブの双耳峰(左側の二つ)が眺められた。その右は、下って来た北尾根途中の330m圏コブ
集落から東側に小倉山が望まれた。頂上の向う側に立入禁止の警告板が立っていた。こちら北西側は、緑の山肌が剥ぎ取られて痛々しい
2020年02月17日 15:48撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 15:48
集落から東側に小倉山が望まれた。頂上の向う側に立入禁止の警告板が立っていた。こちら北西側は、緑の山肌が剥ぎ取られて痛々しい
集落の畑地の北端に関東ふれあいの道の下降点があった。これを辿れば平井集落を抜けた先で県道510号線に出られる
2020年02月17日 15:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 15:51
集落の畑地の北端に関東ふれあいの道の下降点があった。これを辿れば平井集落を抜けた先で県道510号線に出られる
しかし、車を停めてある大保戸まで延々と県道を歩かねばならない。集落東の沢を横断すれば、大保戸隣の中沢原へ出られるので、畑地先の平坦部を東に進む
2020年02月17日 15:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 15:51
しかし、車を停めてある大保戸まで延々と県道を歩かねばならない。集落東の沢を横断すれば、大保戸隣の中沢原へ出られるので、畑地先の平坦部を東に進む
しかし道は無い。時々踏跡が現れ、これを辿るが、次第に向きが変わる。仕方ない藪漕ぎしながら東に進むと、また踏跡が現れる。これの繰り返し
2020年02月17日 16:15撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 16:15
しかし道は無い。時々踏跡が現れ、これを辿るが、次第に向きが変わる。仕方ない藪漕ぎしながら東に進むと、また踏跡が現れる。これの繰り返し
最後は、東側の沢と本流の串川との合流点に落ちる尾根を下降する。この写真は、末端近くの小さな鞍部からこの尾根の上部を振り返る
2020年02月17日 16:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 16:27
最後は、東側の沢と本流の串川との合流点に落ちる尾根を下降する。この写真は、末端近くの小さな鞍部からこの尾根の上部を振り返る
同じ地点から沢を見下ろす。写真の左奥に沢底が望める。今立っている鞍部から微かな踏跡が斜めに下っているので、これを降りる
2020年02月17日 16:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 16:29
同じ地点から沢を見下ろす。写真の左奥に沢底が望める。今立っている鞍部から微かな踏跡が斜めに下っているので、これを降りる
狙った沢に降り立てた。沢底から最後の下りを振り仰ぐ。尾根上の小さなくびれが鞍部で、そこから斜めに降りて来た
2020年02月17日 16:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 16:32
狙った沢に降り立てた。沢底から最後の下りを振り仰ぐ。尾根上の小さなくびれが鞍部で、そこから斜めに降りて来た
沢を飛び石伝いで渡ると、右岸は50度超えの急斜面。断続的な踏跡を拾い、きわどいルート採りしながら突き上げる
2020年02月17日 16:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 16:37
沢を飛び石伝いで渡ると、右岸は50度超えの急斜面。断続的な踏跡を拾い、きわどいルート採りしながら突き上げる
踏跡が明瞭になり、徐々に傾斜が緩まると、果樹でも植えてあるのか、柵で囲まれた一角に出た
2020年02月17日 16:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 16:50
踏跡が明瞭になり、徐々に傾斜が緩まると、果樹でも植えてあるのか、柵で囲まれた一角に出た
柵沿いに登って行くと、中沢原台地の西端近くの車道に飛び出した。大保戸の東端に停めてある車まで10分程歩けばゴール
2020年02月17日 16:54撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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2/17 16:54
柵沿いに登って行くと、中沢原台地の西端近くの車道に飛び出した。大保戸の東端に停めてある車まで10分程歩けばゴール
撮影機器:

感想

8日前に、愛川町と津久井町の境の里山に登った。この時は三増地区から向山、志田峠、雨乞山を登って明日原集落に降りた。さらに小倉山に登ってから三増峠まで縦走する積りだったが、時間的に厳しくなったので、後半の小倉山は断念し、再訪を期した。
今回はこれに応えての再挑戦であった。しかし、またまた小倉山には登れなかった。山頂が立入禁止のためである。

今回は、8の字に周回する変則的なルートを計画した。すなわち、小倉山北側中腹の大保戸に車を置き、MTBで県道511号線を走って、林道入口のゲートから歩き出す。林道北側に並行する支尾根を登って、小倉山の直ぐ南の313m地点で縦走路と合流する。ここまでは順調だった。

この先の予定では、313m地点から小倉山へ登り、その南肩から西に伸びる支尾根を降りて沢を横切り、前回到着した254m地点に出る。そこから三増峠へ登り、主稜線を縦走して再び313m地点に戻り、最後に小倉山を越えて大保戸に降りる積りだった。

しかし、小倉山頂上の100mほど手前で立入禁止になっていた。麓にある砕石工場の私有地らしく、山頂部は砕石現場に近くて危険だから、と言うことらしい。下る予定の西側の支尾根も下降点は針金の柵で仕切られて入れない。
さあ困った。
西側の沢へ降りるには別の支尾根でも構わない。降りられれば、その先は予定のルートを辿ることはできる。しかし、最後の最後に小倉山の頂上が越えられない。これでは小倉山の北側に停めた車に戻れない。頂上から30分もあればゴールできるはずなのに。

さてどうしよう。問題は、車を停めた大保戸にどうやって戻るか、である。いろいろ考えた挙句、予定とは逆回りのルートに変更した。
すなわち、313m地点から縦走路を三増峠手前まで歩き、明日原集落へ降りる。集落から東側の沢を横断して、中沢原の台地へ突き上げれば、大保戸は直ぐ隣だ。
しかし、明日原集落から中沢原台地の間は道が無い。この沢の横断が無理ならば、平井集落を経て県道510号線に出て、511号線経由の大回りとせざるを得ない。この場合は退屈な車道歩きが延々と続き、かなり時間も掛かるだろうが、安全確実なルートではある。

明日原集落までは順調に降りられた。
最後に、集落から中沢原台地に抜けるまで、ルート探索に緊張した。沢への下降では踏跡を利用したり、藪漕ぎをしたりして、カンを頼りに東を目指した。沢を横断し、対岸の急斜面の取付きでは、かなりきわどいルートを強引に突き上げた。その先、次第に明瞭になってきた踏跡を辿れば、無事に中沢原台地の車道に飛び出すことが出来た。

それにしても、頂上が「立入禁止」とは!
しかも、頂上の直前に来て初めて警告されるとは!
頂上は砕石業者の私有地らしいので、境界線に立入禁止の警告板を立てれば法律的には問題ないのだろう。でも、もっと早い段階で予告できないものかしら。大保戸側の登山口、三増峠の縦走路入口辺りに、立入禁止の予告板は立っているのだろうか?

北の大保戸側なら頂上まで1時間も掛からないから、頂上直前でシャットアウトされても、30分もあれば降りられるであろう。
しかし、南側から来た場合、三増峠辺りに予告が無ければ、延々と歩いてきて、あと小倉山の頂上を越えれば安全圏、と言う所で、無情な通告。さあ、戻るか、逃げるか。
戻るにしても、あるいはどのエスケープルートを採るにしても、長距離なので時間が掛かるだろう。夕方になってこの状況に追い込まれたら・・・遭難騒ぎが起きなければ良いのだが・・・

目指した小倉山に登れなかった事は残念である。しかし、小倉山〜三増峠の主稜線をのんびり歩きたい、と言う希望はほぼ叶った。
さらに、最後、明日原集落から沢を横断して中沢原の台地に乗るまで、道なき道を探す緊張感にどっぷり浸り、無事に抜け切って車道に出た時には、さすがにホットした。あと10分も歩けばゴールなのに、たっぷりと休んでから、ゆるゆると車に向かった。
山頂に立つことにはあまり拘らず、むしろルートを楽しむ方なので、今回はルート変更があっても、それなりに充実した楽しい山行でした。

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コメント

残念・・・同感です
この前の記録を拝見して、自分ももう一度行ってみようかと思っていました。前回の、コメントで述べましたように、相模川側(北側)に下った道を昨年逆に登ったらしい記録もネットで見つけ(https://wotcool.com/mountain-notes-2/kanagawa-mountain/ogura-yama/)
採石場への道(多分)を歩道橋で渡った先の登山道入口が黒のテープかベルトで塞がれているのではないかと思える写真まで見て気になって、2月23日にでも確認しようと思っていたところでした。
津久井湖城山公園パークセンター側の駐車場に車を置いて、城山に登って小倉口に下山、その足で小倉山に登って三増峠に下り、駐車場に戻るというプランでした(長時間駐車は嫌われますが)。
しかし、gakukyourouさんの報告で状況が分かり、ひとまず断念です。杉林の中、笹の中に三角点標石が頭を出すだけの、ある意味ではさえない山頂でしたが、そこに行けなくなるのも寂しく思います。
そういえば、現在の国土地理院の地形図では小倉山の山頂には三角点はなくなっています。以前の地図には三角点の記載があり、実際標石もありました。山頂まで削り取ってしまうということなのかもしれないですね。私にとっては、このような山は、奥武蔵の武甲山(昔は1336mでした。8回山頂に立っています)、秩父郊外の男岳・女岳(宝登山北西、今はどちらもありません)、埼玉・群馬県境近くの叶山(二子山北西、1100m以上の高さがありました)などに続き4つめまたは5つめです。地上に存在するものが永遠にそのままということはあり得ないのですから、仕方がないことかもしれません。ただ、残念ではあります。
長々とごめんなさい。
ただ、こういった情報を出していただけると、現地でがっかりする経験はしないで済みます。ありがとございました。
2020/2/22 20:34
Re: 残念・・・同感です
NKMR-hitoshi さん:
たびたびのコメントをありがとうございます。
今回、頂上の直前で立入禁止のために登れなかったことは、前回のコメントに追伸的に返信しておきました。
確かに、私が持っている古い地形図にも三角点が載っているのに、ネットで得られる最新の地形図には三角点が削除されていて、疑問に思っていたところです。ここは里山なので、誰かの私有地で、このように立入禁止にしたり、山頂を削ったりすることは許されるのでしょうね。厚木の郊外で、経ヶ岳の南にある高取山の山並も同じ運命です。山登りを楽しんでいる者にとっては寂しい限りです。
gakukyourou より
2020/2/22 22:12
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