鳳凰三山（ドンドコ沢〜中道周回コース）

2012年09月02日(日) [日帰り]

• GPS: 11:23
• 距離: 19.0km
• 登り: 2,250m
• 下り: 2,255m

コースタイム

青木鉱泉P 4:51−9:28 鳳凰小屋 9:47−10:38 地蔵ヶ岳 10:45−12:09 観音ヶ岳 −12:35 薬師ヶ岳 −12:40 薬師ヶ岳小屋 13:10−15:26 中道登山口 −16:03 青木鉱泉P

天候

曇り後雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場：青木鉱泉駐車場　料金：750円／日
青木鉱泉までは、新道を利用。
新道は、国道から桐沢橋を渡り、桐沢に入り高度を上げ、P936高地を巻き、P1046を通り、鳥居峠からゴア沢に入り、小武川渓谷で旧道に出るルートだ。
桐沢に入った所を除いて全線舗装された1.5車線幅の林道で、ほとんど車に会わず、快適な林間ドライブが楽しめる。
国道から桐沢に入るまでがわかりにくいのと、夜間は鹿によく遇うので、注意が必要だ。

コース状況／危険箇所等

ドンドコ沢コースは、急で滑りやすいトラバース道や崩壊箇所、木の根道など、気の抜けない所が多い。
中道コースは、尾根道で安全だが単調。
水は、鳳凰小屋の水が利用可能。

写真

【今朝の見送りは】
薄暗い中、見送ってくれたのはマツヨイグサ。

【モダンな堰堤だな】
いつもの山と違って、堰堤も都会風。

【ドンドコ上に行くよ】
ドンドコ沢ってドコだよ。ドンドコ登っていくよ。

【間違ったのかと】
やっと沢に下りた。と思ったら枝沢を横切っただけだった。

【花びらが欠けてる】
これがシラヤマギクかな。ハクサンギクじやないんだ。

【ドンドコブシ】
これってキタザワブシかな。

【雨宿りできるね】
大きな岩だ。岩屋とかいうのかな。

【ここでいつもの】
食欲がなかったので、おにぎりの代わりだ。

【コゴメちゃんトリオ】
コバノコゴメグサって、他のコゴメちゃんとどこが違うのかな。

【絡み合ってるよ】
タイアザミもトゲがイタそう。

【これがうわさの…】
タカネビランジだよね。稜線までまだまだだけど、もう咲いてる。

【ソロのコゴメちゃん】
胸の黄色いマークがかわいい。

【いちごがいっぱい】
これは何イチゴというのかな？

【目玉おやじか？】
キタロ〜ッと言うキンキン声が聞こえてきそう。

【突然のピンクシャワー】
ヤナギランの大歓迎を受けると、そこはもう鳳凰小屋だ。

【豊富な水】
安心感がある鳳凰小屋の水。生水もOKだそうだ。

【ヤナギランに囲まれて】
小屋の回りはヤナギランだらけ。一緒に雨に濡れながら、テラスでおやつだ。

【もう行かねば】
小屋の前は下ってきた人たちでいっぱいだ。今から登る人はだれもいない。

【大股歩木】
歩きにくい砂礫の道をズリズリと滑りながら上る。前を木が大股で歩いているよ。

【ジグザグで】
急な傾斜はジグザグで。雨はザザ降りだ。

【オベリスクはどこ？】
視界が悪く見つけられない。あれかなあ。

【岩場のあちこちに】
ホウオウシャジンは岩場のあちこち至る処に咲いている。

【近づきたくないな】
ガスと砂地の中に浮かぶのはたくさんの地蔵のようだ。遠回りしよう。

【清楚ビランジ】
花は少し遅かったようで、ほとんどが痛んでる。きれいな花を見つけた時はうれしい。

【岩場によく似合う】
シャジンとビランジは岩場の稜線にいっぱい。

【黄色い花が新鮮】
イワインチンだ。うっかり見逃すところだった。

【人影のような岩】
誰も通らない稜線。小屋で雨宿りしてるのかな。

【コマクサのよう】
モロに風を受けながら、ザレ地の真ん中に根を張るタカネビランジ。

【もう真っ赤だね】
ウラシマツヅジの草紅葉。

【コゴメグサの群生】
コバノコゴメグサもあちこちに群生してる。

【鳳凰？】
自然の芸術品だ。

【赤い実】
ゴゼンタチバナも赤い実をつけ始めた。

【まだまだガンバリソウ】
岩陰で肩を寄せ合って頑張ってるね。

【イルカに対抗して】
燕のイルカに対抗してアシカ岩でどうだ。

【薬師に着いた途端】
すごい土砂降りになった。ついさっきは陽が差してたのに。やくし〜い。

【雨宿り】
ダッシュで薬師ヶ岳小屋へ。しばらく雨宿りしながら、ここで昼食だ。

【ふと見上げると】
中道の途中。もう片方が気になるなあ。

【下山道って？】
中道は、最近登りに使う人も多いらしいよ。

【すだれ林】
林を通ってくるやさしい透過光が涼しい。

【なだらかな散歩道】
ようやく傾斜も緩やかに。

【ここで休憩しよう】
丁度標高2000mあたりで平坦になった。休まず下ってきたから、ここで一休み。

【ようやく青空が】
いつも下山すると晴れる。でも、稜線はまだガスの中。少し安心する。

【青空がきれい】
林を透かして見る向こうの尾根の上の青空は、きれいな水色だ。

【見上げてみる】
カラマツ林の中で、空を見上げてみる。

【カラマツ美林】
雨上がりのカラマツ林はとりわけ清々しい。

【気の早い紅葉】
下には紅葉がいっぱい落ちていた。

【これもかな】
中道の植林帯にも咲いていたシラヤマギク。

【結構長そう】
林道歩きが結構長い。こっちに駐車して周回する人もいるようだ。

【朝に間違ったところ】
朝は、登山道の標識につられ、左の細い道に行ってしまった。

【もっとひなびているかと】
青木鉱泉は、スッキリしたデザインの建物で、外見はあまり古さを感じさせない。

【バス停前の駐車場】
1泊2日だと駐車料金は1500円かあ。

【昨日とほぼ同じか】
ドンドコ沢コースがきつかった。

感想

whitewater

今年の南アルプスでは、仙丈、塩見に続いて、鳳凰も雨に降られてしまった。
三山行とも、全く山容が見えず、最後は本降りと、同じようなパターンでやられてしまった。
せめてもの救いは、雷に遭わなかったことか。

今回は、薬師ヶ岳の小屋で雨宿りをさせてもらったが、小屋番のお兄さんには大変よくしていただいた。本当に嬉しかった。ありがとうございました。

今回の目的のひとつだったタカネビランジとホウオウシャジンが、たっぷり見られたのは良かった。
しかし、もうひとつの目的であったオベリスクが見えなかったのは、とても残念だった。
帰りに寄った「ゆ〜ぷるにらさき」の駐車場から、シルエットになったオベリスクがはっきり見えていたのは、ここだけの話にしておこう。

コメント

ゲスト

鳳凰三山 お疲れ様でした。
薬師岳に登るために何年か前に中道ルートを往復したことがあります。
岩場の急登でバテましたがタカネビランジに慰められました。

ドンドコ沢から上がるのももキツそうですねぇ。

お花の写真がとてもいいです
お詳しいですね。　勉強になります。

シラヤマギク　覚えました
ありがとうございます。

whitewater

OBABAさんへ
OBABAさん、こんにちは。
コメント、ありがとうございます。

タカネビランジ、いいですね。
今回は日帰りで、おまけにガスと雨でゆっくり出来ませんでしたが、
地蔵から薬師にかけての稜線、晴れたら帰りたくなくなりますね。

青木鉱泉からの鳳凰三山は、どっちのコースもキツイですよね。
今は、夜叉神峠から入る人も多いようですよ。

僕は、花は好きですが、そんなに詳しくはありませんよ。
ミヤマとかタカネとかが付くと、途端にわからなくなります(^^;
花の名前は間違っているかも知れませんので、参考程度にしてくださいね。

OBABAさんは、百名山完登されたんですね。
おめでとうございます。
この次の目標は百歳登山かな(^^)