河村城跡〜見落とし?〜矢倉岳 山城ありきハイキングシリーズ
- GPS
- 07:10
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,016m
- 下り
- 1,062m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂から先は通行止だったのだろうか?難なく普通に歩けたのだが… |
写真
感想
急に思わぬ時間が出来たので、以前から気になっていた山北町の河村城跡と南足柄市の矢倉岳を繋げて歩いてきました。個人的に冬場定番の山城ハイキングと富士山遥拝の組み合わせ。運良く晴天にも恵まれたので(途中ルート上で?な点もありましたが)なかなか快適な山行になりました。
電車を乗り継いでやって来た山北駅がスタート。線路脇のD52型SL展示を見やりながら、まずは‘河村城跡’へ。
丘陵上に史跡公園として整備されているので山城登りの険しさは低いが、後北条氏の城らしいV字堀切や畝堀が見られて満足度は高い。意外と広い縄張を30分ほど見廻る。
城跡を後にし、矢倉岳への登山口にある‘洒水の滝’へ。文覚上人にも所縁が深い日本の滝百選の一つ。滝壺まで寄れないのは残念だが、落差69メートルの迫力は絵になる。
出発から1時間半、ようやく矢倉岳へ向けて本格的に登山を始める。林道を抜けて急登の山道を上がると、そこは‘21世紀の森’という森林公園。様々な種類の樹木が植えてある中の舗装道路を進む。セントラル広場の先からやっと登山道らしい登山道が始まる。
なだらかな尾根道を順調に進む。時折強い風音が聞こえるが、杉の植林帯の中なので割と難がない。途中で‘浜居場城跡’(北条方の国境監視の城)を通り、ぐるっと巻いたようなルートをとって足柄峠への分岐となる山伏平へ辿り着く。
そこからひと登りで、大きく開けた矢倉岳山頂に到着。意外なことに無人。
キレイな円錐形の富士山はもちろんのこと、目の前にはドッシリとした箱根の山々、南向こうには足柄平野からの相模湾が広がり、三浦半島もバッチリ目視出来る。時々強い風が吹き抜けるが、真っ青な空の下で昼食を取りながらのほほんと過ごす。
十分に景色を堪能した後、矢倉沢へ下山開始。急斜面を一気に下り、1時間弱ほどでイノシシゲートを通過。
柵を閉める時、ふと注意書が目に入る。「台風19号の影響により、矢倉岳山頂から先への通行はできません。」? 山頂の向こうからやって来たんですけど? 特に危険な箇所も無かったし… 登り口で見落としたか? それとも剥がし忘れか? う〜ん…
なんだかモヤモヤとしながらも、とりあえず無事下山できたので自分の中では良しとする。麓に広がる地元特産の茶畑やみかん畑の間を通り抜け、花粉で真っ黄色な杉林も見やり(おかげさまで花粉症ではないので恐怖感は無し)、関本バス停まで5キロほど道路歩き。
途中で苅野丸山城跡というビミョーなこれまた北条方の城跡に立ち寄ったり、偶然に見つけた白地蔵を拝んだりしながらのんびりと。関本からバスで新松田駅、そこから電車で帰途につく。
最後のゲートの注意書は未だに謎ですが、矢倉沢からのルートは問題なさそうです。この日唯一の登山者とすれ違いました。
それにしても冬の富士山は最高ですね(もちろん眺める方ですが)。今年は高川山、権現山と連続で絶好の展望日和に当たり、その魅力にハマってる感じです。おそらく次回も遥拝可能圏内の山になりますねー。
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