【里山周遊】比志の塒 鳥の寝ぐらでクマと出くわす

2020年02月22日(土) [日帰り]

• GPS: 04:15
• 距離: 9.5km
• 登り: 857m
• 下り: 891m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:12
• 休憩: 0:09
• 合計: 4:21

7:53 スタート地点
8:43 8:44 雨竜山
8:58 9:01 大尾根峠
9:43 9:45 松の露岩
10:18 10:19 比志の塒
10:35 10:35 摩利支天
10:56 10:58 見晴らし岩峰
11:04 11:04 笠無
12:14 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

林道脇　2台程度駐車可能

コース状況／危険箇所等

踏み跡薄い。

登山道入り口が分からず、石像の脇から尾根に取り付いています。

松の露岩手前で尾根を外して巻いた後に尾根に戻る。この付近はテープなし。取り付く道は自分で探すしかない。尾根に復帰すると、テープを追えばよい。

摩利支天直後の岩場は慎重に。
笠無に行く途中でも、派生尾根な向かっています。

笠無からの急な下りは、岩礫の道を大量の落ち葉が覆い尽くしており、踏み抜きや、礫を踏んでの転倒に注意。
急坂をラッセルしながら進んで下さい。

読図必須。入山経験のある方と行くのが無難。

写真

2/22 7:36

津金集落からの富士山。
今日は見納めになる可能性が高いので記念に1枚。

2/22 7:54

駐車可能な場所。
こんな山奥まで、切符を切りに来る人はいない。

2/22 7:54

右に進む。

2/22 8:00

あれだけ勉強したのに、登山道がわからん。
探すだけ時間の無駄。
林道上で、まさかのコンパスと地図。

2/22 8:01

林道から見える石像。1回スルーしてる。
でも、意味ないとこに石像はない、ここが起点だ。
いきなり取り付く。東北東に進路を取れ。道なんか無くてもいい。歩けばそれが道になる。
とにかく尾根まで直登。直登こそ登山の醍醐味。

2/22 8:06

バカの特権。
直登中にウスタビガ。

2/22 8:12

ほら、すぐに尾根。
後は尾根を外さなければ大丈夫。

2/22 8:24

スゲーきのこ。

2/22 8:26

典型的な針広混合林。

2/22 8:44

1224ピークの三角点。

2/22 8:48

蚕かな。天蚕糸が取れそう。

2/22 8:50

ここでいきなり森林施業地に。皆伐中。
登山道沿いに索道が張り巡らされている。
重機が動いてなければ、グローブ付けてワイヤー握って直滑降してるはず・・・

2/22 8:51

八ヶ岳は雲の中。

2/22 8:58

作業員が声をかけてきた。
しばらく、この場で伐採しているけど、登山者を見たのは初めてだと。気を付けてねと気遣いしてくれた。

2/22 8:59

ここから取り付く。
丸太を歩くと作業員に怒られるから、右側のブロックをよじ登る。振り返ると作業員が見てる。

2/22 9:11

ここで違和感。その正体は正面から浴びる太陽。違う尾根に入り始めていた。斜面をトラバースして進むべき尾根を目指す。昨日の晩酌中の勉強の成果。

2/22 9:20

と、ここで先に進めなくなる。
テープはない。どーすりゃいい？

2/22 9:26

しばし考え、尾根を右に外す。道もテープもない。

2/22 9:29

いずれ尾根に戻らなければ先に進めない。
周りを観察した後に、ここを4足歩行で直登。
40％勾配くらいあったかな。

2/22 9:34

尾根復帰。

2/22 9:36

切り立つ山道。

2/22 9:40

金ケ岳か。

2/22 9:47

悩み、神経使ったから休憩。
登山中にザックを下ろして休憩するのは、いつ以来か・・・

2/22 9:50

松の露岩というのが、どこにあるのかわからん。
こんなのばっか。

2/22 9:55

いきなり岩場。

2/22 10:18

この三角点は。

2/22 10:19

目的地、比志の塒。
落ち葉に埋もれていた看板を発掘して撮影。
2時間かけて、たどり着いた山頂で待ち受けていたのは、脱力感満載の看板。
何度、真っ直ぐにしても傾く・・・

2/22 10:18

眺望はない。冬でこれだから、芽吹きの季節は・・・

2/22 10:22

リスは綺麗に食べつくす。
典型的なネズミの食べ方。カヤネズミか。

2/22 10:24

優良樹種の出迎え。
葉の香りが、モミとは若干違うような気がした。

2/22 10:38

そして摩利支天。

2/22 10:38

摩利支天遠景。

2/22 10:40

摩利支天からは岩場が続く。

2/22 10:55

誰もいない山を一人静かに歩ける幸せ。

2/22 10:59

なんじゃこりゃ。

2/22 11:03

笠無の三角点。

2/22 11:03

笠無。
比志の塒の看板もそうだけど、実はこういう看板には癒される。
山が好きな人しか作れない。

2/22 11:25

劇下り終了。岩礫が隠れた落ち葉のラッセルで神経を使い疲れた。
劇下り中は、写真を撮る余裕もない。

2/22 11:31

ここは危険箇所。左を巻くが落ち葉で危険。

2/22 11:33

いきなり皆伐造林地。

2/22 11:34

山梨県はカラマツを植えるのが好きだね。

2/22 11:34

比志の塒、遠景。

2/22 11:34

来た道と金ケ岳。

2/22 11:35

実は皆伐造林の境界の上を歩くのが好き。

2/22 11:43

林道を渡る際の難所を振り返る。
ジャンプして降りた。ザックの荷重が膝と腰に来る。
若くはない。

2/22 11:49

保育園ではない。
造林をすると間伐、除伐などの保育計画を作る。
この保育標柱を追えば、ほぼ間違いなく林道に出る。

2/22 11:53

股下90センチを駆使して左に巻く。

2/22 11:55

分かりづらいが、写真のど真ん中にまさかのクマ。
逃げないから、足音大きく2、3歩ゆっくり進むと案の定、右に消えてくれる。

2/22 12:00

恩賜林境界見出標という。

2/22 12:02

クマの糞。

2/22 12:08

サルノコシカケ。

2/22 12:28

里山に行くときは地名を調べる。驚いたことが2つ。
鉄砲伝来50年で山深い地区の木こりにまで鉄砲が出回っていたこと。
そして、狩猟に鉄砲を活用していること。

撮影機器：

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 タオル ココヘリ 折れない心 楽しむ気持ち

感想

Pulsar1971

　予定もなかったセミナーへの参加依頼。少し喋れと。でも、午後からだから、午前中は里山へ。

　比志の塒と書いて、「ひしのとや」と読む。比志は地名で、とやは鳥のねぐらという意味。
　鳥屋は当て字。鶴ケ鳥屋山、高鳥屋山、鳥屋尾根、笹塒山・・・・・


　地理院地図のコピーにルートを落として、磁曲線を2本引く（昔からいつも2本だけ。面倒だから。しかも黄色いマーカーで（笑）。4センチルールはガン無視。）。
　初めての山だから、晩酌しながらずっと地図を眺めてる。

　標高は低いですが、里山ではありません。
　人の入らない深山です。12枚目の写真の皆伐地点を下り切ったところで出会った森林作業員が私を見てびっくりして、重機から飛び降りてきたくらいです。

　気を付けて入山してください。

　あ、それから、今年のクマは冬眠していないのが多い。堅果類が多く暖かいから。
　ヤマレコ復活以降は、通算8回目の遭遇でした。
　イノシシの方が怖い。
　古くは、シカのシは肉、カは毛皮を意味してた。
　では、イノシシのシシは？

コメント

saku1214

歳なんだから無理しない方が。
講演会にはちゃんとスーツで出席して下さい。
写真撮るのが下手で熊が確認できませんけど。イノシシと格闘してくればよかったのに。

Pulsar1971

無理してないです。
sakuさん、相変わらず厳しい。
意識高い系の人が集まるコーエン会は、小汚い格好で参加すると、垣根が一瞬で崩れるの。

登壇と同時に、聞き手が話し手をリスペクトする。