撤退の編笠山
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,120m
- 下り
- 1,103m
コースタイム
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 6:09
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
雪山行きたい〜というリクエストにmocoさんが連れてきてくれました。風速18m予報だったので西岳経由はやめて富士見高原スキー場から編笠山ピストンに変更しました。道路には全く雪はなかったのに登山道に入ったとたんアラレのような雪が積もっていてテンション上がります。1時間くらいすると急坂凍結となりアイゼンつけますが間違えてつけて急坂途中で片足ぬげてしまいました。私はアホです。スキー場で板脱げてつけるの大変、みたいな感じで自分でつけられなかったためmocoさんがつけてくれました。大変すいません〜〜〜m(_ _)m。
雪はだんだんモフモフになっていき、筋力ない私はどんどん遅れていきへ〜へ〜言いながら登ります。風も樹林帯の中なのにぶあ〜〜っとふいてきて、舞い上がった雪が顔にバチバチ当たりほっぺももげそう。指、なくなっちゃうかな・・・くらい指先もかじかみます。もう写真撮る余裕もありません。すれ違った方に山頂行けたか聞いたら4人中3人は撤退したとのこと。樹林帯を抜けて景色が見えたら、駄目だったら撤退しようということで山頂を目指しました。
いざ、樹林帯をぬけると、もうこれは今までで登山人生一番の過酷な状況となりました。途中までは這いつくばりながら登りました。山頂標らしきものもすぐそこに見えてましたが爆風が絶え間なく吹き、気温はマイナス10度以下、息を吸う空気がすっとんでまわりは真空か??くらいでした。岩にしがみついて耐風するしかなく、一歩前進するのにすごい時間がかかってこのまま山頂まで登れたとしても果たして降りるまで体温が持つか自信が全くなかったです。岩場の中間地点まで登ったところで先行するマダム達が撤退、15m先を行くmocoさんも振り返って腕でバツ印。撤退決定となりましたが撤退するのも大変。すっ飛びそうだしもう人のことをかまっていられる状態ではなく必死で樹林帯まで降りました。降りるのですらすごく時間がかかりました。
樹林帯へ避難して、立ったままダッシュで食料補給して、雪の中をヘロヘロになりながら帰路につきました。満身創痍、脚は上がらずなんども爪ひっかけてすっころびそうになります。部活動の先輩みたいにmocoさんがうしろから「おらおら〜脚上がってないぞ〜」と激を飛ばします。一生懸命脚上げて下りました。
大袈裟と言われそうですが生きててよかったです。山頂行けなかったけど、なぜかがっかり感はなくてすごく満足してます。楽しかったです。雪山行くにはトレーニング不足でした。連れてきて指導してくださったmocoさんと、ノロい私をずっと後ろから支えてくれたakkさんに心から感謝します。
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