足尾 松木沢ジャンダルム中央璧左ルート
- GPS
- 08:48
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 992m
- 下り
- 990m
コースタイム
天候 | 高曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
写真
装備
個人装備 |
50mダブル2本
カム#0.1〜#4
#1〜#3
180スリング2本
120スリング3本
60スリング2本
アルパインヌンチャク4本
クオーク
BD12
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感想
暖冬の為、凍らない足尾。しかし足尾には幾多のジャンルが有る。
氷が無いのならば、ドライで岩を楽しみに行ってきました。
すっかり日が昇ってから銅親水公園公園よりアプローチ開始。積雪は無く灰色に覆われた山肌を目視しながら水平道を辿り渡渉地点へ。丁寧に渡渉用のロープが張られ、昨今ジャンダルムへ多くのクライマーを迎えていることを実感します。
飛び石伝いに渡渉しザレを詰め上部岩壁へ足を進めます。
今回のルートは中央璧 左ルート。クライマー道を外れザレをトラバースし中央ルンゼ、直上ルートを横目に左ルート取り付きに到着。ジャンダルムの中でも難易度が高く取り付きより望む岩壁は垂直に切り立ち威圧を放ち、緊張が体全体を包む中、準備を整え登攀開始。
1P 出だしより核心ピッチ。離陸が非常に悪い。何度か仕切り直しをし離陸。直ぐに右にトラバースするが此処も非常に悪い。トラバースを終えようやく1ピン目が取れ一安心する。クラック伝いに中間部まで高度を上げ上部チムニー状へ。垂直に立った岩壁だが、フッキングが思いのほか決まる。チムニー状を抜けるとスラブへ。ドライではホールド スタンスの少ないスラブは非常に悪く、左のコーナーに有る草付にアックスを誤魔化しながら決め終了点へ。
2P ランぺ状を詰める。此処も非常に悪い。上部は傾斜が立って来る。ラインは幾多か選べるが右上気味に走るクラックつらいに高度を上げる。フッキングが出来ずアックスは用をなさない。ホールド スタンスが少なく1P目以上に緊張を強いられながら時間を掛け抜ける。ドライでは2P目が核心だと個人的に思うピッチだった。
3P 大バンドの通過。コンテでガレを詰め上部大スラブまで
4P 大スラブの登攀。一番右端にラインを取る。NPがバチバチ決まる快適なピッチ上部にて右端のチムニーへ入り抜ければ上部テラスにてピッチを切る
5P 岩屑の詰まったチムニー状へラインを取る。浮石が多く悪い。下部にて1箇所悪い乗越が有るがフッキングを多用し抜ける。上部はガレの登り。ロープが屈曲し非常に重い。短くなるが、チムニー状を抜けた付近でピッチを切った方が良かった。
スカイラインへ高度を上げればコブシ岩直下に出、登攀終了。
壁の中は無風だったが、稜線に出ると吹き曝し。フォローをビレイする内、体温は奪われ凍える中下山開始。
徐々に戻る体温と登攀で来た喜びと共に銅親水公園へ戻りました。
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