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Yamareco

記録ID: 2244545
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ハイキング
九州・沖縄

巨石と歴史と金立山

2020年03月02日(月) [日帰り]
 - 拍手
MISB その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:07
距離
7.6km
登り
517m
下り
498m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:48
休憩
1:20
合計
5:08
8:37
103
スタート地点
10:20
10:27
20
分岐
10:47
11:00
10
11:10
11:10
0
金立神社
11:10
11:50
40
昼食
12:30
12:40
10
展望台
12:50
13:00
45
13:45
ゴール地点
今回はpeak6497さんのレコを参考にさせていただきました。御礼申し上げます。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
佐世保より西九州道、長崎自動車道経由ー大和I.C下車。金立SA付設駐車場(金立公園:無料)まで70分。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所無し、真砂土に覆われた登山道のため雨の日の下山時にはスリップする可能性有りと感じた。コースが縦横に刻まれているためどのルートを選択するか良く決めてから上る方が良いと思う。しかしいずれ山頂には到達するようなので、悩まず色々試すのも面白いでしょう。下りには金立神社と正現神社は必見の価値あり。
その他周辺情報 下山後歴史探訪として、帯隈山神籠石(こうごいし)と勢福寺城跡の2ヶ所を巡った。特に勢福寺城跡は佐賀龍造寺の覇権以前、太宰小弐として300年間北部九州を治めた小弐一族終焉の地であり興味のある人は訪ねる価値あり。
前日までの雨がようやく上がり、この後好天の予報。今日はいつもの山中間と、かねてから狙っていた金立山へ。高度は無いが楽しめそうな山に期待感が膨らむ。スタートは金立公園駐車場(無料)。
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前日までの雨がようやく上がり、この後好天の予報。今日はいつもの山中間と、かねてから狙っていた金立山へ。高度は無いが楽しめそうな山に期待感が膨らむ。スタートは金立公園駐車場(無料)。
この隣は高速道第2PA(下り線)一度高速からこの公園を楽しんだ経験はあったが、山を目指すのは初めて。
この隣は高速道第2PA(下り線)一度高速からこの公園を楽しんだ経験はあったが、山を目指すのは初めて。
佐賀名物徐福の看板。実在の人と思っていたら伝説なのだと知る。
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佐賀名物徐福の看板。実在の人と思っていたら伝説なのだと知る。
弘学館は葉隠れの里に立地するんだ、ナルホド了解。
弘学館は葉隠れの里に立地するんだ、ナルホド了解。
ここが本日の下山場所。
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ここが本日の下山場所。
ここが本日の登山口、佐賀市立金立教育キャンプ場。
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ここが本日の登山口、佐賀市立金立教育キャンプ場。
まもなく丸太橋と遭遇。地元の方が整備中でした
ご苦労様です。
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まもなく丸太橋と遭遇。地元の方が整備中でした
ご苦労様です。
一般道から上る。心地よい勾配と柔らかい登山道にに心が和む。
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一般道から上る。心地よい勾配と柔らかい登山道にに心が和む。
吹上観音像あり、固い花崗岩に良く刻んだものだ。
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吹上観音像あり、固い花崗岩に良く刻んだものだ。
分岐場所にて小休止。
分岐場所にて小休止。
春間近の山道をリズム良くステップを踏む。
2020年03月04日 06:45撮影
3/4 6:45
春間近の山道をリズム良くステップを踏む。
心地よさを楽しむうちに早くも山頂到達。車道が上がってきてるのに驚愕の二人。
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心地よさを楽しむうちに早くも山頂到達。車道が上がってきてるのに驚愕の二人。
気を取り直して記念撮影。
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気を取り直して記念撮影。
てんぐ巣病に冒された桜。成長点が攪乱される病気だとレクチャーを受ける。
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てんぐ巣病に冒された桜。成長点が攪乱される病気だとレクチャーを受ける。
山頂を楽しんだ後下山開始、すぐに金立神社に。
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山頂を楽しんだ後下山開始、すぐに金立神社に。
ふむふむ。
2020年03月04日 06:45撮影
1
3/4 6:45
ふむふむ。
パワースポットの湧出御宝石、花崗岩の巨石だ。天山山頂の蛇紋岩より2億年若い、それでも1億年前後の花崗岩という。神の力が降りてくるようだ。
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パワースポットの湧出御宝石、花崗岩の巨石だ。天山山頂の蛇紋岩より2億年若い、それでも1億年前後の花崗岩という。神の力が降りてくるようだ。
本殿もオール御影石造、立派です。
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本殿もオール御影石造、立派です。
この付近は縄文海進時の貝塚が点在する地、祖先のルーツがここにある。
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この付近は縄文海進時の貝塚が点在する地、祖先のルーツがここにある。
ふむふむ。
杉花粉舞う下山道、きれいだが鼻がむずむず。
杉花粉舞う下山道、きれいだが鼻がむずむず。
土壌の下は花崗岩の1枚岩、年月を掛け刻み込む水が美しい。
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土壌の下は花崗岩の1枚岩、年月を掛け刻み込む水が美しい。
水際にイヌガシ(別名マツラニッケイ)の花が咲いてた。しかも雌雄。
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水際にイヌガシ(別名マツラニッケイ)の花が咲いてた。しかも雌雄。
貴重な出会いだった。
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貴重な出会いだった。
切り通し、なるほど。
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切り通し、なるほど。
展望台からの佐賀平野1。
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展望台からの佐賀平野1。
正現神社のご神体?
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正現神社のご神体?
見事な支え合い。学ばねば。
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見事な支え合い。学ばねば。
正現神社境内からの佐賀平野2。圧巻でした。
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正現神社境内からの佐賀平野2。圧巻でした。
佐賀平野3。
なるほど。
今日も無事下山。麓の弘学館では今日卒業式が。未来の日本を背負って立つ若者達、ガンバレ!
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今日も無事下山。麓の弘学館では今日卒業式が。未来の日本を背負って立つ若者達、ガンバレ!
ありがとう金立山。
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ありがとう金立山。
下山後はつかの間の歴史探訪。最初は帯隈山神籠石(こうごいし)。
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下山後はつかの間の歴史探訪。最初は帯隈山神籠石(こうごいし)。
太宰府の水城、大野城と同じ目的で海外からの脅威に備えた山城跡とか。久留米の高良山にはさらに大きく残っている。
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太宰府の水城、大野城と同じ目的で海外からの脅威に備えた山城跡とか。久留米の高良山にはさらに大きく残っている。
続いて勢福寺城跡へ。
続いて勢福寺城跡へ。
ここで滅亡した小弐一族は佐世保を治めた宗家松浦氏とも縁が深い。
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ここで滅亡した小弐一族は佐世保を治めた宗家松浦氏とも縁が深い。
盛者必衰とはいうが、栄光の影にどの様な歴史ドラマがあったのだろうか。しばし思いを馳せる。
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盛者必衰とはいうが、栄光の影にどの様な歴史ドラマがあったのだろうか。しばし思いを馳せる。
我が家のすぐ近くにもここに名前が出る「小弐資元(しょうにすけもと)」の供養塔が転がる。
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我が家のすぐ近くにもここに名前が出る「小弐資元(しょうにすけもと)」の供養塔が転がる。
帰路の途中で多久専称寺に立ち寄る。
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帰路の途中で多久専称寺に立ち寄る。
先程の小弐一族の政資、資元がこの寺で自刃。歴史の残酷さを伝える。
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先程の小弐一族の政資、資元がこの寺で自刃。歴史の残酷さを伝える。
身内による供養塔が今も残る。
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身内による供養塔が今も残る。
今日は道草が多い。川古(かわご)の大楠にも立ち寄る。
全国で5番目の巨樹になるという。
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今日は道草が多い。川古(かわご)の大楠にも立ち寄る。
全国で5番目の巨樹になるという。
今日はパワーに沢山出合った1日だった。
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今日はパワーに沢山出合った1日だった。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 レジャーシート コンパス 計画書 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

いつも高速から眺めていた金立付近。以前から山中に鎮座する神社が気になっていたが、今回やっと実現する。数あるルートだが初めてなので標準コースを選択。金立公園駐車場(無料)スタート、弘学館横を通り、キャンプ場入り口から丸太橋を渡り一般コースへ。下りは神社巡りコースで全身に神を纏う。これからいいことあるかな〜・・。
普段我々の住む佐世保は北松浦溶岩台地と呼ばれる「玄武岩」に覆われた地質。従って赤土にまみれ川は濁る。今回の金立付近は1億年前の深成岩である花崗岩がせり上がった地質で、風化した真砂土がきらきらと光り、流れる水が実に綺麗だ。地表を覆う暖地性樹木は、ほぼ同一の植生だが風土の違いを感じながら楽しく歩いた。

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