旭岳北崖〜夏道尾根乗越
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,191m
- 下り
- 1,181m
コースタイム
天候 | スカッパ微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
以下駄文
ここ最近の山行で優秀なドンパや下級生に囲まれ、自分自身積極的にモノを言わず、適当にやっているフシがあったので、自分に鞭を入れる意味を込めて一人で北崖へいくことにした。(という建前です。)
前日20時に車を借りてその足でビジターセンターへ。日付が変わるころについて仮眠をとる。事前の時間読み(部のレジュメの丸パクリ)では行動時間が10時間となっている。レンタカーは24時間借りている。遅くとも15時には札幌へ向かいたい。となると5時depa、余裕をもって4時depaにすることにする。早すぎだろと思ったが一人だと何が起こるのか予想ができないししょうがない。
3時半起床。おにぎりを頬張ってdepa準備をする。駐車場には車が増えている。そりゃそうだ。今日一日中スカッパだもの。4時に歩き始める。先行トレースが二本あった。ご来光でも見に行ったのだろうか。圧雪されたスキーコースをひたすら辿って姿見へ向かう。月も星も出ているが暗い。暗いので言いしれない不安に襲われる。普通に考えて深夜の心霊スポットに一人で向かっているのと大して状況は変わらないんじゃないか。先行トレースがとても心強かった。極地探検家の角幡さんの極夜行の世界はこんな感じなんだろうかとか考えながら歩く。自分も犬がいれば怖くもさみしくもない気がする。WL超えると多少見えるようになってきた。γ尾根の頭がわかる。途中でいつも旗を乱打する段差を超える。うっすら旭岳が見える。夏道尾根にラテルネが二つ見える。先行トレースの主だろう。姿見駅につく。とてつもなく長く感じた。しかし、普段旭岳に行くときは初冬の訓練山行なので極ラッセルで苦しいイメージしかないがスキーコースが整備されていて楽だった。まだ暗いがなんとなく石室がみえるので進む。石室前で少し休憩する。この辺りから単独行の寂しさを感じ始める。旭岳がくっきりわかるので北崖へ向かう。取りつき部分は小石が露出していた。c1860までなんとかSEなしでいけた。c1860でEPに変える。準備しているとき、いつもは下級生より早めに準備が終わるのでせかせか準備する下級生を眺める時間があるがそれもひとりなのでない。寂しい。岩々した急斜面をガシガシ登る。地獄谷よりを行くと巨岩多くてめんどくさい。急斜面がいつの間にか終わる。天気が良いが振り向いても誰もいないので寂しい。被写体がいないのであまり写真を撮る気にはならない。屏風岩っぽい大きな岩があった。ROOMに貼ってある写真で見たとおりだった。北側を巻いた。手前にちょっとした雪稜?があった。地獄谷側が切れ落ちているだけ。言われなければ気づかない。屏風岩を超えると核心とされる段差につく。下調べ通り3本くらいちいさなルンゼがあった。時間もかなり余っていたので全部のルートで行ってみた。右から一個目と二個目はちょっとハングしていてホールドに乏しい。ワイドクラックのようなムーブで抜けた。三つ目はなんも。ちなみに段差自体を北側から巻くのもいけそう。あとは平らな尾根を歩く。ピークにつく。ひとりでピー缶とピー写をとる。寂しい。誰もいなくてなにもないのですぐにdepaした。夏道尾根の下りはなにもない。途中で北大スロープを見に行った。楽しそう。c1900位で我慢できなくなりスキーに変える。岩々していた。石室を通り過ぎて姿見へ。スキー客が多かった。αβを滑ることにする。すでに何本かシュプールがあった。緩いが楽しかった。下山。時計を見ると9時半だった。一人だと待ち時間がないから早いけど寂しかった。さすがに今から帰るのは早すぎるので車の前で少し昼寝をした。お金もないので温泉も飯もなしで札幌へ。早くコロナ終わらないかなあ。
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