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Yamareco

記録ID: 2256876
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ハイキング
富士・御坂

竜ヶ岳/標高差50mの笹藪を突破できずに敗退

2020年03月18日(水) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
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GPS
--:--
距離
4.3km
登り
541m
下り
540m

コースタイム

出発8:15−割石峠8:20−1205m三角点コブ9:15〜9:50−1246mコブ10:25−1200m圏鞍部10:35−1275m圏平坦部10:55〜11:20−1415m退却地点12:05〜12:45−1275m圏平坦部13:05〜13:50−1200m圏鞍部14:05−1246mコブ14:20−1205m三角点コブ14:40〜15:05−割石峠15:35−ゴール15:40
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
本栖湖から国道139号線を南下する。山梨県と静岡県の県境で富士ヶ嶺へ左折すれば、直後に適当に駐車できる。
コース状況/
危険箇所等
詳細は写真説明に記載
国道139号線上、県境の北側から竜ヶ岳の県境尾根が確認できた。左から1205m三角点コブ、1246mコブ、竜ヶ岳頂上
2020年03月18日 07:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 7:23
国道139号線上、県境の北側から竜ヶ岳の県境尾根が確認できた。左から1205m三角点コブ、1246mコブ、竜ヶ岳頂上
駐車地点近く、左から雪見岳、毛無山、大見岳、タカデッキ、雨ヶ岳の山並が望めた
2020年03月18日 08:10撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 8:10
駐車地点近く、左から雪見岳、毛無山、大見岳、タカデッキ、雨ヶ岳の山並が望めた
中央奥に竜ヶ岳が顔を出している。左奥が1205m三角点コブで、針葉樹林と落葉樹林の境目を突き上げていく。全く雪が無い。期待外れだ
2020年03月18日 08:10撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 8:10
中央奥に竜ヶ岳が顔を出している。左奥が1205m三角点コブで、針葉樹林と落葉樹林の境目を突き上げていく。全く雪が無い。期待外れだ
県境の少し北側に東海自然歩道の根原入口の石段があるのでここを上る
2020年03月18日 07:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 7:32
県境の少し北側に東海自然歩道の根原入口の石段があるのでここを上る
小さなコブを越えると直ぐに割石峠。東海自然歩道が抜けていて道標が立っている。この背後に伸びている踏跡で県境尾根に取付く
2020年03月18日 08:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 8:14
小さなコブを越えると直ぐに割石峠。東海自然歩道が抜けていて道標が立っている。この背後に伸びている踏跡で県境尾根に取付く
県境を示す標柱が点在し、明瞭な踏跡が続く
2020年03月18日 08:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 8:25
県境を示す標柱が点在し、明瞭な踏跡が続く
途中に奇妙なコンクリート建屋があった。何かしら?
2020年03月18日 08:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 8:32
途中に奇妙なコンクリート建屋があった。何かしら?
1050m辺りは急登が続く
2020年03月18日 08:40撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 8:40
1050m辺りは急登が続く
1100mを越えた辺りから雪を踏むようになった
2020年03月18日 08:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 8:45
1100mを越えた辺りから雪を踏むようになった
1205.4mの三角点が埋められたコブに着いた。ここは北ノ平ノ頭と呼ぶらしい
2020年03月18日 09:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 9:14
1205.4mの三角点が埋められたコブに着いた。ここは北ノ平ノ頭と呼ぶらしい
この先、1200m圏台の小さなコブをアップダウンする。岩混じりの痩尾根に薄っすら雪が付いているので緊張する
2020年03月18日 10:01撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 10:01
この先、1200m圏台の小さなコブをアップダウンする。岩混じりの痩尾根に薄っすら雪が付いているので緊張する
やがて痩尾根は終わり、なだらかな尾根を進む。積雪は5cmも無い
2020年03月18日 10:05撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 10:05
やがて痩尾根は終わり、なだらかな尾根を進む。積雪は5cmも無い
幅広い1246mコブを越えていく
2020年03月18日 10:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 10:23
幅広い1246mコブを越えていく
50mほど急下降すると広々とした1200m圏の鞍部に降り立つ
2020年03月18日 10:34撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 10:34
50mほど急下降すると広々とした1200m圏の鞍部に降り立つ
いよいよ竜ヶ岳本峰の登りになる。再び針葉樹林の際を急登する
2020年03月18日 10:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 10:43
いよいよ竜ヶ岳本峰の登りになる。再び針葉樹林の際を急登する
1250m圏を越えると傾斜が緩まってホッとし、1275m圏の平坦地で一息いれる
2020年03月18日 10:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 10:51
1250m圏を越えると傾斜が緩まってホッとし、1275m圏の平坦地で一息いれる
それも束の間再び針葉樹林の縁を急登する
2020年03月18日 11:18撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 11:18
それも束の間再び針葉樹林の縁を急登する
針葉樹林が終わると、落葉樹の間に笹藪が茂り始める。相変わらずの急登だが、明瞭な踏跡が続くので助かる
2020年03月18日 11:31撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 11:31
針葉樹林が終わると、落葉樹の間に笹藪が茂り始める。相変わらずの急登だが、明瞭な踏跡が続くので助かる
しかしその踏跡が怪しくなってきた。笹の丈も高くなり、かき分けて進まなければならない
2020年03月18日 11:47撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 11:47
しかしその踏跡が怪しくなってきた。笹の丈も高くなり、かき分けて進まなければならない
身をかがめて笹の中を潜る様に進めば踏跡を確認できるが、これも途切れて踏跡を探す手間が次第に増えてきた
2020年03月18日 11:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 11:56
身をかがめて笹の中を潜る様に進めば踏跡を確認できるが、これも途切れて踏跡を探す手間が次第に増えてきた
この踏跡は明瞭な方だ。しかし、僅か1mほど隣でこの踏跡を探しているのに気づかないこともある
2020年03月18日 11:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 11:56
この踏跡は明瞭な方だ。しかし、僅か1mほど隣でこの踏跡を探しているのに気づかないこともある
笹藪の切れ間に出た。どこに踏跡があるか分かりますか?遥か上の方まで笹藪が続いている
2020年03月18日 11:57撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 11:57
笹藪の切れ間に出た。どこに踏跡があるか分かりますか?遥か上の方まで笹藪が続いている
振り返るとほとんど雲の無い富士山が南東方向に聳えている
2020年03月18日 12:01撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 12:01
振り返るとほとんど雲の無い富士山が南東方向に聳えている
断続的な踏跡を拾いながら2本の木まで登って来た。1本は馬酔木で、この後、ルート探しに右往左往する際の目印になった
2020年03月18日 12:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 12:09
断続的な踏跡を拾いながら2本の木まで登って来た。1本は馬酔木で、この後、ルート探しに右往左往する際の目印になった
この木までは続いていた踏跡がここで消えた。10mほど東側にトラバースすると、笹の倒れた空地に出た
2020年03月18日 12:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 12:09
この木までは続いていた踏跡がここで消えた。10mほど東側にトラバースすると、笹の倒れた空地に出た
この空地から上に伸びる微かな踏跡に入るが、直ぐに消えて御覧の通りの笹藪
2020年03月18日 12:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 12:26
この空地から上に伸びる微かな踏跡に入るが、直ぐに消えて御覧の通りの笹藪
目印の木に戻り西にトラバースする。笹藪が薄い個所があると上に突き上げてみるが、踏跡は見つからない
2020年03月18日 12:34撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 12:34
目印の木に戻り西にトラバースする。笹藪が薄い個所があると上に突き上げてみるが、踏跡は見つからない
あちこちで直上しては退却、これの繰り返し。ルートを求めて40分ほど右往左往したが、ついに前進を断念。降り始めると、写真の様に間違いなく踏跡が現れるのに
2020年03月18日 12:44撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 12:44
あちこちで直上しては退却、これの繰り返し。ルートを求めて40分ほど右往左往したが、ついに前進を断念。降り始めると、写真の様に間違いなく踏跡が現れるのに
標高1415mで退却した。あと標高差で50mも登れば立派な登山道に出られるはずなのに。ガックリして下る私を富士山が慰めてくれた
2020年03月18日 12:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/18 12:42
標高1415mで退却した。あと標高差で50mも登れば立派な登山道に出られるはずなのに。ガックリして下る私を富士山が慰めてくれた
撮影機器:

感想

先週末、神奈川の平野部でも雪が降ったので、富士五湖辺りなら雪山が楽しめるのではないか、と期待して、本栖湖南岸の竜ヶ岳に登った。しかし、積雪量は少なかったらしく、その上、降ってから4日後だったので、全くの期待外れであった。

山梨・静岡の県境に車を停め、ほとんど雪が見えない黒々とした山肌を見た時には、登るのを止めようか、とさえ思ったほどだ。でも、折角来たのだし、狙った県境尾根は地形図から登れると判断したバリエーションルートだから、それなりに楽しめるかもしれない、と、気持ちを鼓舞して登り始めた。

しかし、標高1415m地点まで登って、そこで退却、同じルートを戻った。端足峠から頂上へ通じている一般登山道まで、あと僅かに標高差50mしかない。最後の最後に笹藪を突破できなかったためで、この経緯は写真で説明した通りである。

笹藪の中でルートを求めて右往左往している時に、11年前の3月に登った男鹿岳(1777m)の藪漕ぎを思い出した。
この山は栃木・福島県境にある男鹿山塊の盟主であるが、道が無い藪山なので雪を利用しての登高になる。秘峰マニア垂涎の頂の一つだ。
途中に難関が待ち構えていて、簡単には登れない。それは雪混じりの根曲がり竹の藪。これが階段状の急斜面になっていて、標高差200m程続く。踏跡は無く、少しは楽に登れそうなルートを求めて右往左往したが、結局、藪の薄い所を根曲がり竹にぶら下がる格好で強行突破した。ここの通過に2時間近くかかった。

これに比べれば、今回の笹藪は赤子みたいなもの。40分も踏跡を探してウロウロしていたのなら、藪漕ぎで強行突破すれば良かったのに!と後悔する。いつもならば、踏跡が見つからないと、踏跡探しに手間をかけるより、即座に藪に突入するのに!

しかし、今回はそこまで強行する気分にはなれなかった。朝方、あまりにも雪が無くて登るのを止めようか、と迷った気持ちが尾を引いていたのかも知れない。
さらに、男鹿岳の場合は、根曲がり竹の藪を突破しなければ登頂は叶わない。これに比べて竜ヶ岳には複数の立派な一般登山道が通じているのだから、改めてそちらから登れば楽して頂上に立てる。
既に5年前の5月に、本栖湖の西岸の佛峠から雨ヶ岳に登り、端足峠を抜けて竜ヶ岳の頂上を踏んでいる。従って、今回は頂に立つことに拘らなかった。ただ、狙った県境尾根を登り切れなかったことが残念である。

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