竜ヶ岳/標高差50mの笹藪を突破できずに敗退


- GPS
- --:--
- 距離
- 4.3km
- 登り
- 541m
- 下り
- 540m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
詳細は写真説明に記載 |
写真
感想
先週末、神奈川の平野部でも雪が降ったので、富士五湖辺りなら雪山が楽しめるのではないか、と期待して、本栖湖南岸の竜ヶ岳に登った。しかし、積雪量は少なかったらしく、その上、降ってから4日後だったので、全くの期待外れであった。
山梨・静岡の県境に車を停め、ほとんど雪が見えない黒々とした山肌を見た時には、登るのを止めようか、とさえ思ったほどだ。でも、折角来たのだし、狙った県境尾根は地形図から登れると判断したバリエーションルートだから、それなりに楽しめるかもしれない、と、気持ちを鼓舞して登り始めた。
しかし、標高1415m地点まで登って、そこで退却、同じルートを戻った。端足峠から頂上へ通じている一般登山道まで、あと僅かに標高差50mしかない。最後の最後に笹藪を突破できなかったためで、この経緯は写真で説明した通りである。
笹藪の中でルートを求めて右往左往している時に、11年前の3月に登った男鹿岳(1777m)の藪漕ぎを思い出した。
この山は栃木・福島県境にある男鹿山塊の盟主であるが、道が無い藪山なので雪を利用しての登高になる。秘峰マニア垂涎の頂の一つだ。
途中に難関が待ち構えていて、簡単には登れない。それは雪混じりの根曲がり竹の藪。これが階段状の急斜面になっていて、標高差200m程続く。踏跡は無く、少しは楽に登れそうなルートを求めて右往左往したが、結局、藪の薄い所を根曲がり竹にぶら下がる格好で強行突破した。ここの通過に2時間近くかかった。
これに比べれば、今回の笹藪は赤子みたいなもの。40分も踏跡を探してウロウロしていたのなら、藪漕ぎで強行突破すれば良かったのに!と後悔する。いつもならば、踏跡が見つからないと、踏跡探しに手間をかけるより、即座に藪に突入するのに!
しかし、今回はそこまで強行する気分にはなれなかった。朝方、あまりにも雪が無くて登るのを止めようか、と迷った気持ちが尾を引いていたのかも知れない。
さらに、男鹿岳の場合は、根曲がり竹の藪を突破しなければ登頂は叶わない。これに比べて竜ヶ岳には複数の立派な一般登山道が通じているのだから、改めてそちらから登れば楽して頂上に立てる。
既に5年前の5月に、本栖湖の西岸の佛峠から雨ヶ岳に登り、端足峠を抜けて竜ヶ岳の頂上を踏んでいる。従って、今回は頂に立つことに拘らなかった。ただ、狙った県境尾根を登り切れなかったことが残念である。
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