記録ID: 2258915
全員に公開
雪山ハイキング
北陸
日程 | 2020年03月14日(土) [日帰り] |
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メンバー | |
天候 | 断続的に小雪続く(標高500m以下では雨) |
アクセス |
利用交通機関
朝日町の国道8号線横尾西の信号から山側に入り、トンネルを抜けて笹川沿いの道で笹川を経て三峯グリーンランドへ。さらにその先で左に折れて途中から未舗装となる林道を進むと、林道の分岐点に中部北陸自然歩道(朝日ふるさと歩道)と南保富士周辺案内の2つの看板がある。その手前の空き地に駐車。
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到着時刻通過点の地名出発時刻
過去天気図(気象庁) |
2020年03月の天気図 [pdf] |
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写真
感想/記録
by Nishiden
南保富士と黒菱山は富山県の東部にあって、峰続きで2.6kmほどの距離にあるが、無雪期の登山口は別々にあり、両者を結ぶ登山道はない。しかし積雪期にはこの間も歩かれているので、今回は南保富士の登山口から黒菱山の往復を狙った。
冬の記録では、三峯グリーンランドから歩いているのが多いが、暖冬の今シーズンこれまでの経験からの期待通り、林道奥の登山口まで車で入れた。さて支度しようと荷物を取り出したところで、「あれ〜〜〜〜っ、かんじきを忘れた!」。取りに戻るか、それでは遅くなるのでこのまま撤退か、とも考えたが、このまま行ってしまうことにした。南保富士まで行けてもその先で撤退かもとこの時は思った。
登山口辺りには全く雪がなく、標高500m位で雪を踏むようにはなったが、南保富士山頂でも足跡に土が出る位でツボ足で全く問題なし。道の管理状態も非常に良好。その先二王山に向かうと途端に道が不明瞭になり、そして格段に雪が増えた。それでも二王山までは時々トレースが見つかり、軽い藪漕ぎ程度で到達した。
二王山から先がノートレースで、本格的なラッセル雪になった。かんじき忘れを悔やみだしたら悔やみきれないので、悔やまないことにする。そして先へ進む。多くの場所では足首まで沈んだところにやや締まった雪の層があり、そこに乗れるときは楽だが、一定の割合でその層も破れると大概膝近くまで沈む。膝上まで来ると抜くのも辛い。藪捌きは、スキーなら大変なところだが、ツボ足ならラッセルに比べれば大したことは無い。
登山口から南保富士までの標高差400mには1時間で行ったが、南保富士から二王山を越えた標高720mのコルまでもう1時間、そしてコルから黒菱山までの正味標高差300mを3時間かかった。富山県東部の天気予報は午前中は雨で午後曇りだったが、山の上では南保富士に戻るまで小雪が降り続いた。体中しっとり濡れて、下山時は1枚余計に着込んで、標高下げれば暖かくはなったが脱ぐまではいかなかった。
戻りは基本トレースを辿るので速く行けると思ったが、トレースに踏み込んでもさらに沈むことも多い。朝より雪温が上がって湿雪になっているも関係しているだろう。登り返しは下って来た行きと歩幅が違うので新たにラッセルとなる。黒菱山から二王山手前のコルまで、行きに3時間に対して帰りも2時間かかった。後述の落とし物ロスを差し引いて。
二王山手前の861pからコルへと下りている所でGPSでルートを確認しようとすると、そのGPSがない。ウエストポーチに紐でつないで、ポーチのポケットに入れていたのだが、紐だけがだらりと下がっている。861pを過ぎたところの藪越えで、横に這う木に乗ったところで気がたわんでバランスを崩して転倒した。そこで木の枝あたりに紐が引っ掛かって外れて落ちたのだろう。戻って探してみることにする。その場所が見つかるだろうか、本当にその場所か、その場所だとしても雪に沈んでいたら見つけられないのではないか、といったことを考えながら登り返していたので異様に長く感じた。それだけに見つかった時はとても嬉しかった。GPSの記録で見ると、その間のロスは30分だった。
二王山からは次第に雪が減って歩きも楽になり、南保富士からは完全に夏道上で、ぬかってスリップ注意だが転ばず速やかに下りて明るい内に登山口に戻って来られた。
南保富士と黒菱山で、富山百山の94番目と95番目。
冬の記録では、三峯グリーンランドから歩いているのが多いが、暖冬の今シーズンこれまでの経験からの期待通り、林道奥の登山口まで車で入れた。さて支度しようと荷物を取り出したところで、「あれ〜〜〜〜っ、かんじきを忘れた!」。取りに戻るか、それでは遅くなるのでこのまま撤退か、とも考えたが、このまま行ってしまうことにした。南保富士まで行けてもその先で撤退かもとこの時は思った。
登山口辺りには全く雪がなく、標高500m位で雪を踏むようにはなったが、南保富士山頂でも足跡に土が出る位でツボ足で全く問題なし。道の管理状態も非常に良好。その先二王山に向かうと途端に道が不明瞭になり、そして格段に雪が増えた。それでも二王山までは時々トレースが見つかり、軽い藪漕ぎ程度で到達した。
二王山から先がノートレースで、本格的なラッセル雪になった。かんじき忘れを悔やみだしたら悔やみきれないので、悔やまないことにする。そして先へ進む。多くの場所では足首まで沈んだところにやや締まった雪の層があり、そこに乗れるときは楽だが、一定の割合でその層も破れると大概膝近くまで沈む。膝上まで来ると抜くのも辛い。藪捌きは、スキーなら大変なところだが、ツボ足ならラッセルに比べれば大したことは無い。
登山口から南保富士までの標高差400mには1時間で行ったが、南保富士から二王山を越えた標高720mのコルまでもう1時間、そしてコルから黒菱山までの正味標高差300mを3時間かかった。富山県東部の天気予報は午前中は雨で午後曇りだったが、山の上では南保富士に戻るまで小雪が降り続いた。体中しっとり濡れて、下山時は1枚余計に着込んで、標高下げれば暖かくはなったが脱ぐまではいかなかった。
戻りは基本トレースを辿るので速く行けると思ったが、トレースに踏み込んでもさらに沈むことも多い。朝より雪温が上がって湿雪になっているも関係しているだろう。登り返しは下って来た行きと歩幅が違うので新たにラッセルとなる。黒菱山から二王山手前のコルまで、行きに3時間に対して帰りも2時間かかった。後述の落とし物ロスを差し引いて。
二王山手前の861pからコルへと下りている所でGPSでルートを確認しようとすると、そのGPSがない。ウエストポーチに紐でつないで、ポーチのポケットに入れていたのだが、紐だけがだらりと下がっている。861pを過ぎたところの藪越えで、横に這う木に乗ったところで気がたわんでバランスを崩して転倒した。そこで木の枝あたりに紐が引っ掛かって外れて落ちたのだろう。戻って探してみることにする。その場所が見つかるだろうか、本当にその場所か、その場所だとしても雪に沈んでいたら見つけられないのではないか、といったことを考えながら登り返していたので異様に長く感じた。それだけに見つかった時はとても嬉しかった。GPSの記録で見ると、その間のロスは30分だった。
二王山からは次第に雪が減って歩きも楽になり、南保富士からは完全に夏道上で、ぬかってスリップ注意だが転ばず速やかに下りて明るい内に登山口に戻って来られた。
南保富士と黒菱山で、富山百山の94番目と95番目。
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