木曽の御嶽山〜王滝口から北アも南アもよく見えて
- GPS
- 07:15
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 945m
- 下り
- 960m
コースタイム
天候 | 快晴(11時頃からガス)。出発が遅いとガスの中を登ることになる。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 7時間15分 合計登行 1000m 山で会った人 500人 森林限界 2400m。上部はハイマツとガラ場で展望よし。やっぱり高い山は景色がいいよねえ。 水場 なし。ガラ場火山で期待ゼロ 日帰り温泉 木曽福島のせせらぎの四季にいったけど、町村経営の日帰りは、愛想がないなあ。新しい風呂だけど。 コンビニ いくつかあり 帰りの渋滞 ひどい、45キロ渋滞に4時間近くかかる。 トラブル 前回の山 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-219562.html 次回の山 |
写真
感想
グレートサミッツ国内編NO38 木曽の御嶽山
♪木曽のナー中乗りさん、木曽の御嶽さんは〜〜
木曽には、木曽川(中乗りというイカダ師)と、御嶽山しかないらしい。木曽の谷は急峻で深くて、木曽の街道(中山道)から見えるのはせいぜい恵那山で、御嶽は見えない。そのあまりにデカイ御嶽。車で走ると、木曽歯科医院とか、おんたけ観光という名ばかり映る。
御岳の空間に浮遊しているような山容は、ちゃんと見られるところが少ない。北アからでは乗鞍が邪魔するし、南アからでは中アが邪魔する。中アを木曽から登ったことなどないし、白山なんて未経験だから、御岳をしっかり遠望したことは、実はない。
でも残暑厳しいときに、涼しいかもしれないところに行こうと、息子と出る。元はスキー選手だったが。
木曽福島なんて、中山道を散歩したとき以来だ。百年前の木曽は、街道筋で栄えたが、伊那に中央道ができてから古びた。伊那から権兵衛峠をトンネルで抜けて、木曽に入る。
昔は福島町であり、いまは木曽町になり、しかし地名は木曽福島という、鬼っ子のような地名。伊那ICから、かなりの距離走って田の原に行く。広いスキー場のトップ駐車。
そこから山が良く見えた。上空900mで頂上になっている。3時間くらいか。信仰の山、人気の山、大勢が上に向かう。
木道階段と、その上はガラ場が続く。御嶽に登っているのに、どうも振り返りながら、中アとその奥の南アが気になる。「見える山は何なんだ」と。恵那山が近くに見えるのは分かる。さて、他は。ガイド地図の「頂上からの展望」が役に立つ。
少し行くと「富士見石」というのがあったが、下りで命名理由が分かった。手前の中アや南アを越えて、その奥に富士山が見えるのは、この高さ以上ですよという石だった。今日の好天で、富士山探しをしていても分からないのは、自分の位置が低いから。高く登れば、やはり簡単に富士だけはよく分かる。その前後に、塩見岳とか、北岳が見えるらしい。
直線的に登って、上空の切れ目に見えるのが、王滝頂上。そこまで行くとさらにガラ場の向こうに、本峰の剣ヶ峰が見える。ここまで来ると、北アも槍と穂高が見える。岐阜側からの風景だ。それでいて、穂高と前穂の吊尾根は、上高地からの目線と同じ方向で見えた。御嶽と乗鞍の直線的な真向こうは、槍から西鎌の千丈沢乗越辺りかなあとね。大キレットは岐阜側からなのに、吊尾根は長野側の風景だ。
ようやく登りついた頂上からは、二ノ池が見えた。火山のお釜跡だね。頂上外輪山の真下も、干上がった一ノ池で、旧お釜ということだ。今年は、日光白根とか、十勝岳とか、大雪山とか、お釜のある火山に縁がある。
天気がいいのだから、外輪山を回ろうと、頂上の社務所の裏口に回って、向こうに行く。ここで迷った人もいた。
寺と神社が混在した、混合宗教の山岳が御嶽だ。金剛童子とはチベット仏教からのものだし、天照の〜〜とは、神道からのものだ。古人は山に崇拝を求めたわけだね。
ぐるっと回って、二ノ池のほとりに出て、昼飯にする。息子と何チャラ話しながら登ったが、親と同じ趣味の次男坊がいることは、悪い話じゃない。
頂上外輪山を一周して、来た道をくだる。
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