福井県自然保護センター〜妻平湿原☆白と黄色の花を求めて


- GPS
- 00:40
- 距離
- 1.3km
- 登り
- 47m
- 下り
- 52m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
赤兎山から経ヶ岳へ縦走の後、下山口に迎えに来てくれた家族と合流した後は福井県自然保護センターに立ち寄る。目当てはミチノクフクジュソウだ。私と長男を待つ間、家内と次男と娘は自然保護センターで待っていてくれたので既に遊歩道を周回していたのだが、「黄色い花が満開だったよ」と教えてくれる。
センターの建物に入ると職員の方が何処に花が咲いているか丁寧に教えて下さる。園内に入るとすぐにミチノクフクジュソウが咲いている斜面がある。まずはこの斜面を通り過ぎて馬取池に至る。馬取池とは物騒な名前だが、馬がこの池に入ると自力では抜け出すことが出来ないことから命名されたらしい。次男が「ここ底無し沼だよ」と教えてくれる。
馬取池のの近くの東屋のある芝生広場に出ると福寿草が咲いている。福寿草のすぐ近くではカマキリの卵が見つかるが、かなり低いところに産み付けられている。カマキリはその年の積雪量を予測して、産み付ける卵の高さが異なるというが、この卵の低さは今年の寡雪を予測していたのだろうか。
芝生広場からはミチノクフクジュソウが咲く斜面の下側に出る。家内と下の子供達がここを訪れた2時間ほど前は斜面一面にミチノクフクジュソウが咲いていたというが、かなりの花が既に花を閉じていると家内がわずかな時間の変化に驚く。それでも有私の到来を待っていてくれたかのように、まだ花弁を開いている花が随所に散見することが出来るのは有難い。
ミチノクフクジュソウと通常の福寿草の違いは萼片の長さの違いにあるらしいので、両者の違いを明らかにするためには横から萼片を写るように花の写真を撮る必要があったらしい。今回の山行の前には登山コースの予習で精一杯であり、後から写真を見返してみると萼片の短さを判別出来る写真はほとんどなかったのが残念である。
子供達には妻平湿原は退屈だったようで、先に車に戻るというので、私と家内だけで湿原に向かう。沢沿いの自然林の道を下るとまもなくキクザキイチゲの群落が現れる。
沢沿いを下ると葦の生えた小さな湿原に出る。湿原の中に設けられた木道を辿ると雰囲気の良い池があるが、池のほとりに佇む営業を停止した六呂師のスキー場とホテルの人工的な建物が池の野趣を台無しにしている。
再び駐車場への帰路につくと、落葉した自然林には黄金色の光が満ち始める。赤兎山から経ヶ岳への縦走は痩せ尾根のナイフリッジやクラストした雪面のトラバースなど緊張を強いられることがあったが、春の花々が山行の疲れを癒してくれるのだった。
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