神室連峰 前神室〜神室山〜三角石山 小屋泊周回
- GPS
- 11:54
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,503m
- 下り
- 1,509m
コースタイム
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 6:31
天候 | 28日 ガス後晴れ 29日 うす曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
パノラマコース登山口までの林道に雪はほぼありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
パノラマコース 雪道になるのは680m辺りから。雪質は若干緩いが、ワカンでもほとんど沈まず歩きやすかった。 上に登るにつれ東側に雪庇が発達してくる。崩落してる所や見えるクラックはかわせるが、隠れクラックには要注意。 前神室から神室山までの区間は、一部細尾根の通過などもあり雪庇やクラックの脇ギリギリを通過する箇所もあった。 神室山〜三角石山〜西ノ又川右岸尾根 神室山から西ノ又コース分岐まで戻り、ここから北東に進路を変える。 夏道のある西ノ又コースは西ノ又川を目指して下って行くが、積雪期限定の三角石山経由のルートは尾根をそのまま直進し、P1173、P1214、三角石山と尾根伝いに進む。 ただ、西ノ又コースを左に見送った後のP1286前後の尾根は、東側が切れ落ちた崖で雪庇の角度もかなり立っており、遠めから見ても無数にクラックが入ってるのがわかった。なので雪庇やクラックの20mくらい下(西側)をトラバース気味に進み適当な所から尾根に復帰した。 P1173からは東側に方向を変えるが、ガスなどで視界がない時は要注意。 P1214が一際大きいピークなので最初これが三角石山かと勘違いしてしまったが、三角石山はもう一個先のピークである。 700m辺りからは雪も消えてきて藪漕ぎスタートかと気合いを入れたが、濃い藪は50mくらいで、よく見るとうすーい踏み跡があるので見失わなければ鬼藪漕ぎは免れる。 藪が濃い区間は、標高680〜600m辺り。さらに東西に何本か支尾根が伸びているので下りの時はそちらに誘い込まれないよう注意。 さらに下ると作業道のような道が現れて格段に歩き易くなる。その作業道を辿ると最後は杉林に突入して林道に繋がる道にぶつかる。 この時期なのでなんとか歩けたが、草木が覆いしげる時期は遠慮したい。 コンパスやgpsでこまめに方向を確認しながら歩くのがおすすめです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
テントマット
シェラフ
ワカン
ピッケル
補助ロープ
|
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感想
前神室〜神室山〜三角石山の周回の予定で役内口の鳥居までやってきた。
ただ鳥居の先もまったく雪がなく、この状況だと三角石山から下は藪の可能性が高い。
登る前に三角石山から下ってくる尾根の末端あたりまで作業道を利用して歩いて見に行った。
やはり雪はまったくなく、こりゃダメだと思い周回の予定からパノラマピストンに変更。車も2台共パノラマコース登山口の手前まで乗り入れた。
1日目、ガスガスで真っ白の中パノラマ尾根を登ると、第3ピークあたりで一気にガスが抜け最高の展望が広がり疲れもぶっ飛んだ。
隠れクラックに気をつけながら神室山を目指して登るが、展望が良すぎて何回も足を止め景色を眺めた。私はあまり写真はとらない方だが、二日間で250枚ほど撮ってたみたい。
念願の積雪期神室山登頂を果たしていつもの宴会へ。神室山避難小屋に泊まるのは2回目だが、誰もいない小屋を贅沢に使わせていただき最高の時間を過ごす事が出来た。
ただ、小屋にあると思ってたストーブがいくら探しても置いてなかった。私が以前泊まった時にストーブを確認したのは3年前くらいか。ストーブの調子が悪いという記録を見た事があったので撤去されてしまったのだろうか。せっかく荷揚げした灯油は無駄になってしまった。
それでも銀マットや毛布はかなり豊富で、酒も入ったおかげか寒い思いはしなくて済んだ。
2日目の早朝はまたガスで真っ白。しかも新雪がうっすら積もっていた。
ガスが薄くなるのを待ちながらゆっくり朝飯とコーヒーを飲んで出発。
準備が出来た時にはガスは見事に消えていた。
ピストンで戻るつもりが、西ノ又コース分岐まで戻ってきて気が変わった。
気が変わったというか、三角石山周回の思いを捨てきれていなかった。
「行くかっ!」
と叫んで結局周回コースをとった。
こちらも雪庇やクラックに気をつけながら、中々のアップダウンを繰り返して進んだ。
雪質は最高で、アイゼンが気持ちよく決まる。
三角石山を過ぎていよいよ雪も消えて藪こぎスタートとなったが、一部を除いては思った程悪くなく、薄い踏み跡や作業道を利用して無事林道までおりてくる事が出来た。
林道に出てからは車を1台デポらなかった自分を少し恨んだが、鳥居から30分弱程で車に到着したのでそれほど苦ではなかった。
毎回私の気まぐれに嫌な顔せずに付き合ってくれるHiroshiiiiさんには本当に感謝であります。
おかげで最高の山旅を楽しむ事が出来ました。
積雪期の神室連峰は想像を越える美しさでした。
コメント
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神室、憧れ続けて早何年…(山を始めてまだ何年もたっていませんが 笑)。
やはりいいですね、美し過ぎる(//∇//)
写真をあまり撮らないmooreeさんが250枚ということは、いつも1日300枚は撮っている私は何枚撮ることになるのでしょうか(・・;)
小屋泊でまた行かねば!あそこからの鳥海山、最高ですよね♪
cheeさんこんばんは!コメントありがとうございます。
雪の神室、最高でした。晴れてくれたのがとにかく嬉しかったです。
今年の少雪でブッシュが少し目立ちましたが、それでも十分過ぎる美しさでした。
新潟からだと少し遠いかもしれませんが、是非是非、雪の神室のロングルート歩いてみてください😁
小屋泊ならマットもシュラフもいらないくらい暖かい毛布がいっぱいありますよ👍
はじめまして
刺激的過ぎます!
素晴らし過ぎます!
山や天候の選択、山小屋も未だ真新しくバッチリでしたね。お酒もさぞかし美味しかったことでしょう。羨まししい〜。
久し振りにビッグスケールの素晴らしいレコに感動しました。神室の魅力を存分に楽しませて戴き有り難うございました。
tonkaraさん、はじめまして!コメントありがとうございます。
神室連峰は、みちのくアルプスなんて呼ばれ方もされる東北を代表する山域で、私にとっては朝日連峰や飯豊連峰と同じかそれ以上に特別な大好きな山域です😊
今回は天気にも恵まれて大満足な山旅となり今でも余韻に浸ってるところであります。
毎回山で呑む酒は特別うまいですが、今回はさらに美味く感じました。
拙いレコですが、神室の魅力を少しでも感じて頂けたようでとても嬉しい限りです。
こちらこそありがとうございます!
叫んでくれたのに申し訳ないですが、鳥海山は行かなかったのでした!(笑)
神室の方も天気悪そうだな〜と思っていましたが
なんという好天、日頃の行いのせいでしょう。
事前に偵察したかいがありましたね、三角山コースとても気持ちのいい尾根道
写真を見てウズウズされましたよ、俺も冬の神室行きたかった!
お二人ともお疲れ様!
なんですとー!(笑)
てっきり鳥海山行ってると思って手振ったりしてたのにアホみたいじゃん!(笑)
今頃山頂着いたかなーなんて話してたのに
次は休み合わせて一緒に神室行きましょう!
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