立山 (雄山〜大汝山)
- GPS
- 07:25
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 718m
- 下り
- 662m
コースタイム
立山駅(立山ケーブルカー・高原バス)12:20 ⇒室堂13:45 13:50ホテル立山にて昼食 室堂14:40⇒雷鳥壮15:40 雷鳥壮 宿泊
9/23(日)雄山〜大汝山登山
雷鳥壮6:40⇒室堂7:10 (休憩20分) 室堂7:30⇒一の越8:40 (休憩40分)
一の越9:20⇒雄山10:40(休憩20分) 雄山11:00⇒大汝山11:30 (休憩10分)
大汝山11:40⇒雄山12:10(休憩5分) 雄山12:15⇒一の越13:10 (休憩10分)
一の越13:20⇒室堂14:05
室堂14:10(高原バス・ケーブルカー)⇒立山16:00
天候 | 22日 晴れ 時々曇り 23日 雨 気温12℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
自宅(愛知)7:10出発⇒関IT7:54(北陸自動車道)⇒立山IT11:10⇒立山駅11:30 9/23(日)立山駅〜自宅まで 立山駅17:00⇒立山IT17:45(北陸自動車道)⇒(途中ひるがのSAで休憩)⇒関IT20:30⇒自宅(愛知)21:10 立山駅は土曜日ということもあって目の前の駐車場は満車であったが、駐車場を管理している警備員さんに聞いて 川沿いの無料駐車場にあきがあるとのことでそこに駐車(無料駐車場から立山駅まで徒歩15分程度) 翌日23日(日曜日)の16時頃は駐車場はガラガラにすいていた。 ★お得情報 JAF会員の方は 11月30日まで会員優待で立山黒部アルペンルートの乗車券が10%割引になるようです。※JAF会員証が必要。 10月号のJAFMateにのっていますので詳細はそちらを参考になさってください。 またはJAFのHP http://www.jaf.or.jp TOPページの右下にある、「イベント簡単検索」に企画コードを入力して検索すると詳細が確認できます。 (立山黒部アルペンルート 企画コード No 1204160050 ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
23日 立山登山時は雨天で雄山の登りはとても滑りやすかった。 雄山から大汝山へ向かう途中の下りも 大きな石は雨が降ったあとで 滑りやすく危険であった。 実際に滑ってしりもちをついたので転がり落ちることはなかったが 細心の注意を払って歩いてもズリズリとすべりおちる感覚があり、非常に神経を使った。 9/24から雄山のトイレは工事中で使えなくなるようです。 (室堂や宿泊先の宿で再度確認してください。) 地獄谷の遊歩道はガスが強いため通行止めでした。 |
ファイル |
(更新時刻:2012/09/28 10:23)
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写真
感想
9月22日 晴れ
<立山駅から室堂へ>
頂上は雲がかかっていたが、天気は晴れで肌寒かった。
厚めのソフトシェルをもってきて正解。
室堂から雷鳥荘までの道のりは整備された道で、アップダウンを繰り返して
到着。途中すれ違う登山客は 縦走の往路か へとへとな状態で
室堂へ向かっていた。
立山三山を縦走した後、雷鳥沢から室堂へ戻るには昇りがけっこうありアップダウンがおもったよりあるので 結構大変かもしれない。
9月23日 雨
23日の未明から 屋根の上にあたる雨音で目が覚めた。
前日の天気予報では一時雨であったので、すぐにやむものとおもい目をつむる。
午前4時起床。やはり雨はやんでいない。
5時出発予定であったが、ざざぶりであったため宿にて様子を見ることにする。
午前4時30分 宿で用意してもらったお弁当(朝食を弁当に変更してもらった)を
食す。
今日の天気は午前9時から午後6時まで ずっと雨だった。
午前6時ごろ 雨が小止みになったため、出発することに。
宿の主人に聞いたところ、今日は一の越あたりが、みぞれで雄山から稜線上は
雪が降っているかもしれないとのこと。
縦走はやめた方がいいとのことだった。
とりあえず、一の越まで行ってみて、行けそうなら雄山にいって引き返すことにし
午前6時40分に雷鳥荘を出発した。
<雷鳥荘〜室堂>
室堂に着いたところで、一旦休憩し、一の越を目指すことに。
室堂から一の越に向かって歩く人は少なく、まばらだった。
<室堂〜一の越>
室堂から一の越までは整備された道が続くが、雨で路面が濡れているため、
とてもすべりやすい。
悪天候のため 通常よりもゆっくりのスペースで昇り、午前8:40分に一の越に到着
一の越山荘では、悪天候のなか登ってきた人たちが休憩していた。
寒さのため一の越山荘で、あたかいコーヒー(200円)を飲み、もっていた大福を食べる。思ったより体力を使っているようで、甘いものと温かいのみものが身も心もほぐしてくれる。
一の越のトイレは有料(100円)であるが、洋式もあり、清潔であった。
天候は回復せず、冷たい雨が降っているが、雄山へ登っていく人の姿もあったので
雄山まで登ってみることにする。
<一の越〜雄山>
雄山の昇りは急登で、大きな岩も多く、雨で濡れているため、とても滑りやすい。1/3のぼったあたりから、みぞれにかわり、標高が高くなるにつれ、寒さが強くなってきた。また風も強く、視界も数メートル先しか見えない。
細心の注意を払いながら 登る。
こんな悪天候の中であるが、それでも登る人、下る人と途中のすれ違いのところで
待ちが発生したりした。
雲がかかって左右の視界はまったくないため、足元の岩場と前方の登りを見ていればそれほど高度感は感じない。
身体はゴアテックスのソフトシェルとゴアテックスのレインウェアのおかげで全く寒くないが、手が寒さのためしびれる。
防水手袋なのだが、すでに水が指先にまで浸透し、その水分によって手指の温度を奪っているようだ。
雄山の建物が見えてきたが、ここからが、なかなか着かない。
あと少し〜と自分をはげましながら、頂上までのぼる。
<雄山〜大汝山>
御山で休憩。ストーブの周りは人だかりだ。
みな手がやはり冷たいのか、手をストーブにかざしたり、軍手を乾かしている。
ココア(400円)を飲んで身体をあたためながら休める。
雄山のトイレはボットン。9月24日以降は工事で使えないらしい。
お払いをしてもらっている人もいたが、先を急ぐため、無事を祈りつつ、
簡単にお参りをすませ、大汝山へ向かう。この頃になると雨は止んでいた。
大汝山までの道のりは、狭い岩場を山肌沿いに進む。
路も狭くて、小さなアップダウンもあり、なかなか高度感があり怖い。
雨で濡れているため途中くだりで足を滑らせてしまった。
細心の注意を払っても、雨で濡れた石に靴がずりずりと滑っていってしまう。
しりもちをついて、留まることができたが、下りには神経をとがらせた。
しかし、雲がきれて、雷鳥沢まで見渡せるようになり、美しい景色に息をのむ。
雄山から先の大汝山まで行く人はほとんどおらず、心細くなるが、
どこからか人の声は聞こえるので、数人は人もいるようだ。
途中で私達を追い越していく単独できている人に声をかけたところ
やはり大汝山までいって引き返すそうだ。
彼も山小屋の主人に縦走はやめた方がいいといわれたようで、とくに
稜線上に出ると、今日のような天気だと迷いやすいとのことだった。
大汝山に到着。
大汝山から遠く剱岳まで見渡せる。
稜線上を歩く2名の人影が見えた。彼らはどこまで行くのだろう。
今なら雨もやんでいるから行けるのかもしれない。
大汝山休憩所にて一休み。(バイオトイレ有料100円)
小屋で天気予報を聞いたら午後から雷雨とのことだった。すでに12時をまわっていたので、急いで引き返すことにする。
富士の折立まで15分で、相方はそこまで行きたそうだったが、雷雨になるまえに早急に戻ることを選択し,雄山まで急ぐ。
<大汝山〜雄山>
大汝山から雄山は登りということもあり、往きよりは怖さは感じなかった。
やはり下りの方が人間は高度感を感じるのでよけいに不安感をあおるのだろう。
先ほどまで雷鳥沢が見渡せていたが、雲ですっかり見えなくなってしまっていた。
<雄山〜一の越>
雄山にはまだ登ってくる人がいる。
5分だけ休憩して一の越まで下山する。
下りのため、慎重に足場を選んでおりる。
半分をすぎた頃から、寒さが少しゆるんできた。
一の越山荘が見えて、少しホットする。雷雨になる前にどうやら降りれそうだ。
<一の越〜室堂>
一の越で10分休憩し、行動食のさつまいもケーキを食べる。
ここからは整備された道を下っていく。整備されていて楽なのだが、
この頃になると、ひざや足に疲れがきて、時々足ががくがくする。
雨はすっかり止んだ。こんな天気なので、雷鳥に出会えるかと思ったが、
雷鳥には出会えなかった。残念。
ただ、昨日から急に、紅葉が進んで、周りは赤や黄色などの美しい色どりに
変わっていた。
<室堂>
室堂に無事到着。
無事に帰れたことを喜び、休憩するまもなく 14:10のケーブルカーにのって
室堂を後にした。
★★★
立山縦走はできなかったが、悪天候の中、大汝山までいけたことで
大満足だった。途中、雷鳥沢まで見渡せる景色も堪能でき、紅葉がはじまり
色づきかけた室堂は素晴らしく美しかった。
一年越しの立山にこれて、本当に満足だった。
また、雨の中で、ウェアや装備の力がここぞという時に発揮され、やはり山の装備は高いけれど、よいものをそろえるにこしたことはないということをまさに体感したのだった。
来年はぜひテント泊!!
〜〜補足〜〜
雨天時の対策。。。
・ウェアリング(雨天時)
ゴアテックスの威力抜群!この季節はアンダーウェアにはウールがお勧め。
汗をかいてもさらっとしてなおかつあたたかい。
さすがに下はきぶくれしすぎた感があり、もこもこしてましたが、女性は
足が冷えると全体的に寒くなるので、いっぱい着てしまった。
さすがにこれだけ着たので足は全然寒くなかった。
上
・ゴアテックスレインウェア
・ゴアテックス ソフトシェル
・長袖(ウール40%ポリエステル60%)
・半袖Tシャツ(ポリエステル100%)
下
・ゴアテックスレインウェア
・長ズボン(中厚手)
・タイツ(ウール38%ポリプロピレン62%)
・C3fitサポートタイツ
・靴下(太股まであるもの)
アクセサリー
・ミレー レインハット
・今治たおる ストール
・THENORTHFACE レイングローブ
・ゲイター
(予備:ダウンジャケット・ダウンパンツ)
・雨天時のリュック
レインカバーをしてもかなり濡れるので、リュックの中はゴミ袋2重にしました。
濡れて困るものはさらに防水バックの中へ
・雨天時のカメラ
カメラと携帯はジップロックに入れて防水しましたが、
これに入れると取り出しが面倒、、、で、結局カメラも携帯も出せずじまいに。
カメラや携帯用の防水カバーが必要と感じました、、、
次回の課題だな。
・雨天時のストーブ
雨の日は外で火をおこすのも難しいもの。
宿からサーモスの水筒でお湯をもらっていきましたが、やはり普通のサーモスでは
高い温度は保てない。
温かいものが飲みたいなら、 やはり 山専用のサーモスボトルが必要かと思った。。。
・ストック
雨天時は岩がつるつるすべるのでストックがあってよかったと思う。
下りは特にすべった時にストックで多少バランスをとることができた。
(人によってはストックに頼りすぎるとかえってあぶないようなので
なんともいえないが、私はストックさまさまだった。)
ストックのおかげで、だいぶ怖さが半減し、ありがたさを感じた。
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