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Yamareco

記録ID: 2292047
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ハイキング
近畿

西熊野街道、天辻峠

2020年04月07日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:08
距離
5.0km
登り
393m
下り
190m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:04
休憩
0:05
合計
2:09
7:02
76
スタート地点
8:18
8:23
48
9:11
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
天辻峠、ここは非常に嶮岨な地形の峠である。往時、北の大都市・五条から南や東の大塔・天川・十津川村へ抜ける西熊野街道(現国道168号)と呼ばれる街道の最難所であった。
 峠の北側は穏やかな起伏で直線上に登って来られ距離も近い、だがその後の坂本村までは急転直下の道を下る。五条より米酒の物資を牛の背に乗せてきて、ここからは歩荷で運んだ。その為に峠直下に天ノ川辻という集落が出来た(通称、天辻と呼ばれた)。
 物資の集積地となった集落は、旅籠や問屋が出来て大いに発展したらしい。
 大正の時代には索道が通りその要駅ができて繁栄したが、その後国道にトンネル、さらに昭和の時代に、長い新トンネルが出来ると道は集落を離れて、集落は急速に衰退していった。
 この集落の歴史で忘れてはならないのは、天誅組の事である。文久三年(1863)尊皇攘夷倒幕を志した若者たちは、五条の代官所を襲撃してのち、ここを本陣とした。江戸時代の幕末の動乱の時期である。彼らは幕府軍の追撃を受けて大和の山中にその命を散らすことになる。
これが現在の新トンネルです。
2020年04月07日 05:52撮影 by  DSC-TF1, SONY
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これが現在の新トンネルです。
取り付きが解らないので、ここを上がった。
2020年04月07日 07:06撮影 by  DSC-TF1, SONY
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取り付きが解らないので、ここを上がった。
墓地を経て峠道に合流。敷地跡。
2020年04月07日 07:15撮影 by  DSC-TF1, SONY
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墓地を経て峠道に合流。敷地跡。
実に良い道だ。
2020年04月07日 07:25撮影 by  DSC-TF1, SONY
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実に良い道だ。
何度も折り返して勾配を稼ぐ。古道らしい道だ。
2020年04月07日 07:29撮影 by  DSC-TF1, SONY
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何度も折り返して勾配を稼ぐ。古道らしい道だ。
山肌は壁のようにそそり立つ。
2020年04月07日 07:32撮影 by  DSC-TF1, SONY
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山肌は壁のようにそそり立つ。
それでも道は、一定の勾配を保つ。
2020年04月07日 07:32撮影 by  DSC-TF1, SONY
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それでも道は、一定の勾配を保つ。
鉄塔のある所に出た。
2020年04月07日 07:35撮影 by  DSC-TF1, SONY
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鉄塔のある所に出た。
そこから道は平坦になる。
2020年04月07日 07:37撮影 by  DSC-TF1, SONY
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そこから道は平坦になる。
前方に墓地。そのせいで道もしっかりと手入れがされている。
2020年04月07日 07:48撮影 by  DSC-TF1, SONY
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前方に墓地。そのせいで道もしっかりと手入れがされている。
おう。ここが地図で見た簾村へと一気に降りる道だな。
2020年04月07日 07:51撮影 by  DSC-TF1, SONY
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おう。ここが地図で見た簾村へと一気に降りる道だな。
2020年04月07日 07:52撮影 by  DSC-TF1, SONY
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鹿は沢山いた。上から監視されている。
2020年04月07日 07:53撮影 by  DSC-TF1, SONY
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鹿は沢山いた。上から監視されている。
道路に出た。
2020年04月07日 07:55撮影 by  DSC-TF1, SONY
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道路に出た。
天辻集落を進む。
2020年04月07日 07:55撮影 by  DSC-TF1, SONY
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天辻集落を進む。
壊れている家や
2020年04月07日 07:58撮影 by  DSC-TF1, SONY
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壊れている家や
趣のある家。
2020年04月07日 07:59撮影 by  DSC-TF1, SONY
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趣のある家。
2020年04月07日 08:00撮影 by  DSC-TF1, SONY
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ここも天空の里だな。
2020年04月07日 08:01撮影 by  DSC-TF1, SONY
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ここも天空の里だな。
2020年04月07日 08:01撮影 by  DSC-TF1, SONY
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立派な家もある。
2020年04月07日 08:02撮影 by  DSC-TF1, SONY
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立派な家もある。
2020年04月07日 08:03撮影 by  DSC-TF1, SONY
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カットモデルのように、内部が見える家。
2020年04月07日 08:04撮影 by  DSC-TF1, SONY
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カットモデルのように、内部が見える家。
良い感じ。
2020年04月07日 08:04撮影 by  DSC-TF1, SONY
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良い感じ。
歴史公園に出た。当時の富豪・鶴屋治兵衛宅だ。
2020年04月07日 08:05撮影 by  DSC-TF1, SONY
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歴史公園に出た。当時の富豪・鶴屋治兵衛宅だ。
明治の時代に小学校があった。
2020年04月07日 08:05撮影 by  DSC-TF1, SONY
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明治の時代に小学校があった。
ここが、天誅組の本陣となった。
2020年04月07日 08:06撮影 by  DSC-TF1, SONY
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ここが、天誅組の本陣となった。
2020年04月07日 08:06撮影 by  DSC-TF1, SONY
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集落から道路を進む。
2020年04月07日 08:11撮影 by  DSC-TF1, SONY
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集落から道路を進む。
ここが天辻峠。
2020年04月07日 08:19撮影 by  DSC-TF1, SONY
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ここが天辻峠。
厳しいコースで知られるコウボウトレイルの標識
2020年04月07日 08:19撮影 by  DSC-TF1, SONY
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厳しいコースで知られるコウボウトレイルの標識
2020年04月07日 08:21撮影 by  DSC-TF1, SONY
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これが、どうも大和索道の跡だろう。
2020年04月07日 08:23撮影 by  DSC-TF1, SONY
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これが、どうも大和索道の跡だろう。
2020年04月07日 08:23撮影 by  DSC-TF1, SONY
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ここは、東西南北に分岐する、まさに天の十字路だったのだ。
2020年04月07日 08:24撮影 by  DSC-TF1, SONY
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ここは、東西南北に分岐する、まさに天の十字路だったのだ。
2020年04月07日 08:24撮影 by  DSC-TF1, SONY
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五条に向かう道。
2020年04月07日 08:25撮影 by  DSC-TF1, SONY
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五条に向かう道。
何本もある道のなかから、下に伸びている道を下る。
2020年04月07日 08:28撮影 by  DSC-TF1, SONY
4/7 8:28
何本もある道のなかから、下に伸びている道を下る。
旧天辻隧道にでた。今でも通行可能のようだ。
2020年04月07日 08:31撮影 by  DSC-TF1, SONY
4/7 8:31
旧天辻隧道にでた。今でも通行可能のようだ。
間とか尺とか
2020年04月07日 08:32撮影 by  DSC-TF1, SONY
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間とか尺とか
この険しさなのだ。来た道はずっと上。
2020年04月07日 08:33撮影 by  DSC-TF1, SONY
4/7 8:33
この険しさなのだ。来た道はずっと上。
その内に集落へと上がる道があるか知らんと思いながら、旧道を行く。道はしっかりとして現役だ。
2020年04月07日 08:36撮影 by  DSC-TF1, SONY
4/7 8:36
その内に集落へと上がる道があるか知らんと思いながら、旧道を行く。道はしっかりとして現役だ。
おお^^^
2020年04月07日 08:48撮影 by  DSC-TF1, SONY
4/7 8:48
おお^^^
これか、旧道時代のバス時刻表らしい。新トンネルがS34だから、儂より古い筈だ・すごい・・・。
2020年04月07日 08:48撮影 by  DSC-TF1, SONY
4/7 8:48
これか、旧道時代のバス時刻表らしい。新トンネルがS34だから、儂より古い筈だ・すごい・・・。
天辻バス停の真上に上がる道を発見。
2020年04月07日 08:50撮影 by  DSC-TF1, SONY
4/7 8:50
天辻バス停の真上に上がる道を発見。
うーん。石畳ならず苔むしたコンクリ道も良いな^^。歩き易い。
2020年04月07日 08:52撮影 by  DSC-TF1, SONY
4/7 8:52
うーん。石畳ならず苔むしたコンクリ道も良いな^^。歩き易い。
おっと、上がってきた峠道にどんぴしゃだったぜぇ。
2020年04月07日 08:53撮影 by  DSC-TF1, SONY
4/7 8:53
おっと、上がってきた峠道にどんぴしゃだったぜぇ。
そのまま下る。
2020年04月07日 08:54撮影 by  DSC-TF1, SONY
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そのまま下る。
下りの最後は、ちょっと違う道を選んだ。
2020年04月07日 09:33撮影 by  DSC-TF1, SONY
4/7 9:33
下りの最後は、ちょっと違う道を選んだ。
国道にでる。なんかこの雰囲気は先週の果無峠ににているな・・
2020年04月07日 09:35撮影 by  DSC-TF1, SONY
4/7 9:35
国道にでる。なんかこの雰囲気は先週の果無峠ににているな・・

感想

天辻峠は歴史ロマン溢れる峠だ。自動車でも行けるが、昔の人々の思いを汲むのは自分の足で歩いて登りたい。
 ここ百年ほどは使われていないかも知れない道は、まだ通れるのかと不安があったが、ほぼ往時のまま残っていた。峠道は登山道とは違う。人々が生活のために日々往来した道は、独特の味がある。それを充分に楽しむ事が出来た。満足である。

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