志賀旭山とスノーモンキー（過去レコです）。

2011年01月22日(土) [日帰り]

天候

晴れたり曇ったり。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

1/22 11:54

雪たっぷり。

1/22 12:33

1/22 12:59

東屋。

1/22 14:25

所代わってスノーモンキーを

1/22 14:25

見に行きました。

1/22 14:34

気落ち良さそうです。

1/22 14:33

1/22 14:33

1/22 14:34

1/22 14:34

1/22 14:35

1/22 14:50

撮影機器：

μ TOUGH-8000 オリンパス

感想

onisan

　ネットでスノーシューフィールドを探して、志賀高原のサンバレースキー場の近くの丘を選んだ。2011年1月22日、朝7時に自宅を出発し、関富加ICから高速道路に乗る。昨晩は飲み会、少々頭がぼーっとしているが、東海環状道、中央高速道、長野道から上信越道を快適に走り、信州中野ICで高速道路を降りる。左程の積雪もない志賀草津道路を上り、サンバレーの駐車場に到着。駐車場はまだまだ余裕があり、近年のスキー人気の低さを物語っている。ハードシェルに身を固め、いざ出発。とはいえ何処へ行けばいいのか判らない。駐車場入口にある案内板を見て、11時45分、駐車場奥の除雪された道に入る。少し下ると道標もあり、その先に旭山らしき丘も見え、この道に間違いはなさそうだ。凍っていないビワ池を横に見て、トレースを辿る。辺り一面真っ白な雪面に、柱が1本顔を出している。「バンダイナ・・」と書かれている。雪を掘ってその先を読むと、「バンダイナムコ」と読めるが、このゲーム屋さんとこの地の関係は判らない。これから先は登りとなるが、はっきりとしたトレースが出来ていて、迷うこともなく楽なもんである。うさぎやきつね、カモシカ？の足跡、どれも新しくつけられたばかりのようだ。青空の下、気持ち良く登って行くとじんわりと汗もにじみ出る。木の幹に板が掛けられている。次々に板が現れる。それぞれ思い思いに標語が書かれ、作者の名前が記されている。「㋑いつまでも緑あふれる志賀の森」、「㋔温暖化、防ぐ緑の志賀高原」等々。上を見ると5〜6人のパーティーが登っているのが見える。わたしは板の文を読みながらゆっくりゆっくり登っているのだが、追いつきそうになるのでしばし歩を止める。どうやら先頭はラッセルしているようなので、前を行くパーティーとは間隔を開ける。写真を撮りながら、枝の雪を舐めながら、立ち止まりながら、ぼちぼち進む。「㋪ひとりの力が緑を守る」、緑に関する標語が多い。雪に埋もれた東屋があり、屋根の雪は今にも落ちそうになって雪庇状態。先のパーティーもいて、どうやらここが頂上らしい。ブラブラ登って来たんだが、まだ1時間も経っていない。「旭山山頂　標高1524M」と記された柱を見て、「一応山頂なんだ」と云うと、先のパーティーのおじさんが、「志賀では一番低い山だそうですよ」。東屋の横には、「秩父宮の記念植樹」の木があるが、樹々の途切れた場所からは景色を望む事が出来る。登り始めたサンバレーから連なる志賀高原に、沢山のゲレンデが並んでいる。若かりし頃に通った志賀高原であるが、それらのゲレンデを同定することは出来ない。反対側を覗いて見ると、湯田中・渋の温泉街をみおろし、その向うには白い峰が連なっている。おそらく飯縄、黒姫、妙高、火打などの北信五岳だろう。東屋のテーブルに積もった雪を除け、テーブルの端っこに坐りオムスビを取り出す。コップに雪を詰め、コンデンスミルクをたっぷりかけて食べる。先のパーティーも東屋の中で休んでいる。どうやらツアーの人達らしく、色々喋っているおばさんがガイドのよう。雪の上に転がっている黒い塊を指し、「うさぎのうんち」と教えて呉れる。ツアーの人達は先に出発し、しばらくしてわたしも下山開始。平坦な場所ではトレースを辿るが、傾斜のある場所では処女雪を蹴散らして下る。フワフワの雪がたっぷり積もり、爽快。ツアーのおばさんガイドが新雪に尻セードで溝を作り、お客がキャッキャと云いながら滑り降りている。おばちゃんガイドがビニール袋に座布団を入れた即席橇を用意し、わたしにもやってみろと云うが、滑り降りた分、また登ってこないといけないので止め、彼らを置いてわたしはお先に進む。頂上から駐車場まではたったの25分、まだ1時半。
時間はたっぷりあるので、スノウモンキーを見に行く事にした。志賀草津道路の下り車線は雪が積もり、慎重に運転。上林温泉の駐車場は満杯で、その先の道路脇に車を停める。「地獄谷温泉、野猿公苑、後楽館　↑遊歩道入口」と案内がある。いきなりの階段は凍っている。「地獄谷温泉まで1．8km、徒歩20分」とあるが、20分では無理だろう。階段が終わると平坦な道となるが、雪道で所々凍っている。大勢の人と行き交うが、外人さん、それも西洋人の多さにビックリ。中には団体さんもいる。おそらく、外人さん向けのガイドブックにスノウモンキーが載っているのだろう。谷を見下ろしながら歩くと、川を隔てて「後楽館」が現れる。その前には噴泉が吹きあがり、噴泉の周りは蒸気が凍って出来た青い氷の壁で囲まれ、まるで噴火口のようである。後楽園の露天風呂に浸かっているのはサルではなく、これはヒト。後楽園を見下ろしながら階段を登ると野猿公苑。入園料を払って中に入ると道の端っこで、お猿さんが抱き合って温め合っている。奥の方に人だかりがあり、寄ってみると岩で囲まれた露天風呂があり、そこにサルが入っている。それも一匹や二匹ではなく、たんと。風呂の縁に沿って外向きにサルが並び、風呂の外ではこれを取り囲むようにカメラを構えた人間が並んでいる。真っ赤な顔をしたサルが、両手を岩の上に置き、うっとりと目をつむっている。サル達のすぐ目の前に行き、写真を撮ってもサル達は気持ち良さそうに目を閉じたまま人間を無視。風呂の中で毛づくろいをしている奴、風呂から出て寒そうにしている奴、風呂に入らず雪の上に坐っている奴もいる。サルは暖かい所に住むもの。スノウモンキーという売り込みは、外人さんにとって雪の中にサルがいるのが珍しいから名付けられたのだろうが、これはスパモンキーだ。公苑の入口には、サルの目をじっと見ないようにと注意書きがあったが、サルは眼をつむったままで大人しいもんだ。