思い出の天狗岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 909m
- 下り
- 890m
天候 | ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
写真が数枚しか残っていなかった。
以下「感想」は当時の「原文のママ」です。
この日のために、毎週登山を重ねてきました。月3回、ときには4回の登山です。今年は小屋泊りは1回と決めていました。場所は、北アルプス燕岳。でも登山計画を立てると、とても1泊ではきつい。この歳で夜行バスは、さらにキツイです。そこで、昨年までが南八ヶ岳ならば、今年は北八ヶ岳にしよう。北八の範囲も広いのですが、かって登った天狗岳にしよう。そして小屋は、こちらも若い頃泊まった黒百合ヒュッテ。若い頃は、冬に毎年のように天狗に登っていました。天狗は冬場の方が登り易い。夏場は苔岩(石)だらけで時間もかかり登り難いのです。1日目は、まず茅野駅に向かいます。そして10時30分発の渋の湯行きのバスに乗ります。渋の湯で下車した登山客は5人位でした。夫婦連れは高見石方面に向かい、天狗を目指すは、単独の方お一人でした。この日は黒百合ヒュッテ泊りであるので登りは約3時間。最初ややキツメの登りでした。ザックは約9kg背負って。1時間くらいで分岐点に到着。12時30分。ここで昼食にします。単独の方に話を聞くと、明日は天狗〜赤岳へ行かれるとのこと。びっくりです。ここからは緩やかなコースを1時間くらい歩きます。流石、八ヶ岳というほど、下ってくる方が多かった印象です。唐沢鉱泉との分岐点から、再び急登が続きます。さらに大きな岩の登山道を歩くため、登り難く時間が掛かります。天気はほぼ曇です。予定の15時頃に黒百合ヒュッテに到着しました。早速、缶ビール、山バッヂを購入しました。黒百合ヒュッテは標高2400m付近にあります。高所であるため、天気はガスが流れて風も出てきました。天気予報では、晴れ時々曇りでしたが山はガスと強風です。Tシャツ1枚では寒く、長袖ポロとセータを着てパーカーで防寒です。登山客の話では14℃だそうです。強風で体感温度は10℃前後だろうと思います。小屋泊りは50人位いたと思います。夕食は5時半。それまでは、ビールを飲みボケッと過ごしました。小屋の夕食はハンバーグです。ご飯はおかわり出来ます。1人なので食事を済ませて、小部屋で再びボケッと過ごしました。食事処の部屋は団体さんで最早、食後は居酒屋状態でした。消灯は8時半。その間、小部屋で持参した焼酎とソーセージで一人酒。寝床は端だったのでラッキーです。消灯時刻に合わせて布団に潜りました。イビキやトイレの足音もあってすぐ寝付けず、10時頃に寝た気がします。
2日目。4時50分起床。空は晴れ間も見えたのですが、出発の6時頃はガスに覆われてしまいました。パンを余計に持参したので、朝食は取らずに出発しました。まずは、サブザックで天狗の奥庭へと向かいます。東天狗山頂までは約2時間。天狗の奥庭コースはガスで眺望ゼロ。しかも強風で立っているのもままならない状況です。雨か露でメガネも雫で視界不良です。岩に記したペンキの○印を頼りに登山ルートを登って行きます。前にも後ろにも人がおらず、風に流されないように気を付けて何とか天狗の奥庭の上に出ました。ここで登山者1人と出会い写真を撮ってもらいました。後から見ると情けないような顔になっていました。風が強くて休憩も取れずに東天狗に向かいました。途中でバランスを崩してストックを手放し見失ってしまいました。何とか見つけて東の頂上に到着。山頂に数名おりました。ここでもガスで眺望ゼロです。風が強く写真だけ撮ってもらって西天狗に向かいました。一旦下り、平坦尾根を歩いて登り返して西天狗山頂に到着しました。西の山頂は広く風も当たりが少し弱く休めました。ここで朝食。ソーセージパンです。唐沢鉱泉から登ってきた若者4人組と出会い。写真を撮りあって黒百合ヒュッテに戻るまで一緒でした。西と東を合わせて総称して天狗岳といいます。それにしても展望はガスガスでゼロ、視界不良でした。でも、この悪天候でよく天狗を登ったなと思いました。再び東天狗山頂に戻り、下山路は中山峠経由で下りました。こちらの方が風も弱くアップダウンはなく歩きやすいです。途中で開けた箇所があって何か久しぶりに見る青空に少し感激しました。11時頃に黒百合ヒュッテ到着。ここで休憩と残ったパンを食し、ザックを整理して、4人組と別れを告げて、12時下山開始。逆にここから唐沢鉱泉までは苔岩に慎重に足を置いてゆっくりと下ります。ともかく滑ります。油断できず休まりません。1回だけ尻餅をついてしまいましたが何とか、唐沢分岐点まで下りました。バスの時間は確か15時25分(思い込み)、余裕で歩けます。1時間ごとに休憩を取って下りました。身体は軽快とは言えず、のんびりとした感じです。次の分岐が14時45分。この分岐から約40分で渋の湯です。バス時刻までお釣りが出そうです。でも何か不安が過りました。途中でバスタイムを確認したら、最終バスは14時50分。えっとビックリ。時計は14時半。あと20分しかない。重いザックでは急ぎも限界があります。何とか、14時45分に渋の湯に到着。ギリギリでした。
悪天候の北八ヶ岳・天狗岳の山行は、それはそれで満足です。天狗は冬場の記憶しかありません。東天狗で水筒の水を飲もうとしたら凍っていたのを思い起こします。また、吹雪の中、天狗の奥庭を彷徨った記憶が思い出されます。そうした、記憶を手繰り寄せながら、再び天狗の山頂に立てた喜びは大きいものがあります。山麓は暑くTシャツに着替えました。やはり森林限界を超える山の自然は神々しいものがあります。
御願いがあります。今回は、花撮影用にマクロ機能のあるデジカメを持参して八の花を撮ってきました。今週は、山行の予定がないので久し振りにフォト蔵にアップしようと考えています。そこで、大変恐縮ですが、花名をお分かりの範囲で結構ですのでお教えください。「コマクサ」が撮れていたらサイコ―です。
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