岩殿山へ 岩殿寺から 奥の院岩山のスリル 遙拝所方面下山
- GPS
- 04:42
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 648m
- 下り
- 639m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
岩殿寺の駐車場利用させていただく 登山口への林道は途中までは入れるが倒木あり注意 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題ない 別所への下り標示されているが落ち葉深く間違えやすいところあり |
その他周辺情報 | 西条とくら温泉 |
写真
感想
2020年(令和2年)4月25日(土)
岩殿山へ 岩殿寺から 奥の院岩山のスリル 遙拝所方面下山
別所方面から登り、岩殿寺の林道経由下山で歩いたことがある。
その逆回りでの山行を計画した。
車は迷わず岩殿寺の駐車場をお借りすることにした。
桜が満開で美しい境内へ、参拝してからの出発。
橋を渡り林道へと入っていく。
すぐに倒木が何本か見られ登山口まで車は入れない状況だ。
少し濁りのある川沿いに30分ほど歩くと堰堤の右側へ登山道が伸びる。
一端細い川を越えて、単管で作られた梯子を登り沢沿いを進む。
ヒトリシズカの群生する辺りから急斜面となり、
大きな岩を縫うように高度を上げていく。
その大岩は神社のご神体になっているようで、
九頭龍社、雷神社など農耕に関する社が鎮座する。
学問行者の墓石が見られる急坂を登り切ると三社権現・岩殿寺奥の院入り口へと着く。
円くきれいにブツブツと穴がある岩壁の下に祠が建つ。
その壁の大岩には祠の横から登ることができる。
足場をしっかりと岩をつかみ慎重に、岩と岩の間をよじ登る。
私にとってはかなりハードな岩登りだった。
何とか上部に出ると眺めの良いこと、見通しの悪い急斜面をひたすら登っていただけに、360度開けた眺望はより感激が大きい。
北アルプス常念山脈の稜線が目の前に。
南にこれから向かう岩殿山の山頂が見られる。
スリルある岩の上は両側が切れ落ちている。
眺望の素晴らしさはあるが長く止まっていたいとは思わない。
移動も慎重になり過ぎるぐらい自分でもぎこちなく感じる。
最後の降り場は特に嫌な感じがしたので、
他のルートはないかと落ち葉の深い逆側に下る。
使われている道のようにも思われたが、結局行きづまり登り返した。
怖々細い岩の間に身体を入れ時間をかけて無事下ることができた。
かなりエネルギーを使い奥の院を後に稜線を岩殿山へ向かった。
途中にもいくつかの岩が出てくるのだが、
天狗岩付近は展望も良く奥の院の岩山に全く劣らない景色を見ることができた。
危険を冒してまで登ることはなかったと思う次第だった。
下山に使う遙拝所方面との分岐に出る。
ここからがかなり急斜面、そして起伏がああり大変だった。
また切れ落ちた崖の脇を通過する。
最後は気分が落ちてしまったのだが茸山のテープが張り巡らされ、
テープに沿って山頂へたどり着いた。
今日が3回目の登頂となるが、今までは山頂標識がなかった。
それが2枚も取り付けられていた。
山頂からは思うように展望はないが、
今まで里山に隠されていた爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳の白い峰々が見られた。
手前には京ヶ倉の独特な山容が里山にもかかわらず目を引く。
下山は遙拝所方面へ。
深い落ち葉の登山道を下る。
ときどき道を失うぐらい深く、人があまり入っていないのではないかと思われる。
途中にお釜が散乱する廃屋を通り登山道へと出た。
別所川に沿って岩殿寺へ向かい車道をのんびりと今日の山行の幸せを感じながら歩いた。
ふるちゃん
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