多摩丘陵歴史ロマン散歩―御殿峠〜大塚山・道了堂〜野猿峠〜都立長沼公園


- GPS
- 03:45
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 226m
- 下り
- 289m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
コープで買う必要があるものがあるので買い物に。
行先のコープは多摩丘陵を切り開いてできた住宅街にあるのでついでに多摩丘陵を散策することにした。
ここ2日ほど上空の寒気の影響とのことで雲が湧いてにわか雨のある気温の低い日が続いたが、今日はカラっとした晴天になった。
多摩丘陵を切り開いてできた住宅街―北野台の頂上には見晴らしの良い大塚山公園があることは知っていたがその大塚山が新ハイキング社選定の「多摩100山」に選ばれているようなのでそこにも寄ることにする。
ちなみに日本山岳会多摩支部が選んだ「多摩百山」もあり、それには大塚山は選ばれていない。
確かに山と呼ぶには低すぎる丘なので、山岳会からしたら選ぶに値しないだろう。
が、この大塚山は明治時代の生糸の輸出を支えた八王子から横浜を結ぶ「絹の道」のルート上にあるのだ。
シュリーマンやアーネスト・サトウも横浜から八王子や高尾山の観光にここを通ったというのだから歴史ロマンあふれる場所である。
明治期に隆盛を誇った鑓水商人が浅草の花川戸から道了尊を勧請して建立したという道了堂は、今は基礎しか残っていないが看板の絵図によるとかなり大きな規模だったようだ。
鑓水商人は南津電気鉄道という現・聖蹟桜ヶ丘駅付近〜鑓水〜現・相原駅〜津久井を結ぶ鉄道の建設認可を得て基礎工事まで着手したというのだからどれだけ儲かっていたのだろうか。
生糸の暴落で結局この南多摩と津久井の頭の文字をとったという南津電気鉄道は実現しなかったが、現在京王相模原線としてほぼ実現できているようにも思う。
歴史ロマンを堪能した後は住宅街歩きと目的の買い物を済ませ、そのまま多摩丘陵の尾根沿いに都立長沼公園へ。
新緑あふれる尾根道をヤマツツジが彩っている。
ここは八王子盆地を見渡せる気持ちのいい展望台でもある。
が、今日は春霞で奥多摩の山々も霞んでいる。
もう初夏と言ってもいいほどの強い紫外線と乾燥した風が心地よかった。
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