【過去レコ41年前】岩子岳 南壁登攀
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 925m
- 下り
- 925m
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
メンバー:ヨッシーさん、K藤さん、umelyさん、yamakichiことプチ山キチ。
1977年7月(2年前)、イワナ沢から岩子岳に登った時、岩子岳南面にある岩壁帯に登攀意欲を掻き立てられた。
今回、ザイルやハーケンなどの登攀用具を持って挑んでみました。
9月15日
雲石橋近くの駐車スペースで前泊した。
来た道を戻って途中から見市川へと降りた。見市川は難しい所もなく渡渉しながら遡行して行けた。
イワナ沢に入って20mの滝は前回同様に左岸を捲いた。
目指す岩子岳南壁が見え始め、ガラガラの河原となる南壁の手前で、河原を整地してテントを張った。
予定通り、ヨッシーさん、umelyさんは沢を詰め南尾根から頂上往復、K藤さん、プチ山キチで南壁に向かった。
1P目 30m
黒い岩壁の右端、蔦漆の生えて壁にプチ山キチがトップで登攀開始。
どこを見ても脆い壁だがここは蔦漆が覆っていて何とか登れそうだった。
脆い岩をだましだましずり上がってバンドに出た。ハーケンを打ってランニングビレーを取って左へ5m程行くと岩はいくらかしっかりしてきた。小さいホールドを拾って、所々草の生えた岩を直上して行った。
ザイルが岩に挟まって滑りが悪くなり苦労させられた。
小さなテラスに出て、しっかりした岩にボルトを打って確保体勢に入った。
2P目 40m
トップをK藤さんに交替。
左へ進み濡れた所を直上後、左上方へ向かって登り、ランニングビレー用にボルトを打って、シビアな立った草付きを登ってブッシュ帯に抜け、登攀を終了した。
あとはルンゼ状の岩場と草付きを登り、最後はブッシュを漕いで岩子岳の頂上に立った。自分は3年連続3回目の頂上でした。
ブッシュを漕いでイワナ沢源頭のコルに降り、途中1回懸垂下降してテントへ戻った。
ヨッシーさん、umelyさん達も登頂を終え、夕飯の支度をして待っていてくれた。
漆にかぶれる恐怖と戦って登った小さな壁でしたが、満足感は大きかった。
雲石橋6:05→7:35イワナ沢出合→9:00南壁手前テント場→11:00南壁取り付き→15:50岩子岳→16:40テント場
9月16日
脆い壁が多く、楽しめそうなところが無かったので、下って見市川で釣りでもと云うことで下山しました。
41年前を回想しながらの、自己満足なレコを読んで下さった方には、お礼申し上げます。ありがとうございました。
当時の山行報告はこんな感じでした。
ネットで検索して見つからないと記録がないと書かれている方もいますが、会報誌などで発表されていても目にすることの無い記録は多いと思います。
このレコもそんな人の目に触れることが、ほとんどないものだったと思います。
2020年5月にヤマレコに公開しました。
コメント
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きっと誰か登ってるんだろうな、と思っていましたが、やっぱり登られてたのですね。
しかも40年以上も前に。
登攀ルートのトポなりあればと思う反面、あればあったで魅力半減という気持ちもあります。
誰かザイルパートナーを見つけて自分もいつか、とは思っていました。
一時は自分でザイルパートナーになる人材を育てて…という思いもありましたが、歳のせいかなんだか面倒になってきてしまいました。
おはようございます
そうですか、myu さんも登りたいと思った壁だったんですね。
トポまでは書いていませんでした。
ザイルパートナーってなかなか得られませんが、自分はいた方かもしれません、ある時期にはソロイスト(単独登攀専用のデバイス)がパートナーの時もありました。
同じ事を考えていらっしゃったmyu さんに親近感を感じました。
古いレコを見て頂きありがとうございました。
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