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記録ID: 232194
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ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

妙高山(燕温泉から北地獄谷-長助池周回)

2012年10月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:30
距離
11.8km
登り
1,486m
下り
1,481m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:56燕温泉-8:43麻平分岐-9:57天狗堂-10:20光善寺池-11:38鎖場-12:15南峰-12:46北峰-13:52長助池分岐-14:13長助池-14:52大倉分岐-15:02黄金清水-15:53大倉沢-16:39麻平分岐-17:27燕温泉
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
妙高高原ICで下りてナビがガイドするままに車を走らせると、赤倉のスキー場の前を通過して直ぐに燕温泉左折の標識があり、ナビもそちらの方向を示していた。車をそちらに走らせると程なく立て看板があり、「落石のため燕温泉には通行不能」とのこと。
燕温泉に辿り着く別の道はないかと昭文社の地図を見たが、深夜の車中では関温泉と燕温泉を結ぶ妙高トンネルが良く見えず、妙高高原スカイケーブルを使用して赤倉登山道から登ることに予定を変更して、先ほど前を通った赤倉のスキー場に車を入れた。ゴンドラ使用となれば早朝からの運行はあるまいと、朝はのんびりすることを決め込み、いつものように缶チューハイをやって床に着いた。
目が覚めると、スキー場にしては様子がおかしい。どうやらスキー場の本社事務所に車を停めてしまったらしい。車を道に降ろし、途方に暮れていると、スキー宿らしき建物にトラックが止り、人が入って行った。追いかけて、これまでの事情を説明して尋ねると、関温泉経由でいけば燕温泉に道はつながっていると教えてくれた。かくして燕温泉に辿り着き、前夜中に現地入りしながら、遅いスタートとなってしまった。
燕温泉から妙高山に行かれる方はカーナビに関温泉を経由地として設定されることをお薦めする。
尚、妙高ICから登山口まではコンビニは見かけなかった。
コース状況/
危険箇所等
燕温泉から称明滝まではコンクリート道。そこから山頂までは急登の連続であるが整備は良い。途中有名な鎖もあるが、足場が安定しているので登り易い。山頂を過ぎて長助池分岐までは段差の大きい岩の階段道で雨天であったので歩きにくかった。これを過ぎて大倉池あたりは何といううことのない普通の登山道。途中1か所道迷いをやらかした。大倉池から大倉沢まではトラバース道が主体であるが、幅員狭く、路面は谷側に傾斜している。雨天では路肩が崩れやすいので要注意。大倉沢は増水の為、歩いての渡渉は腰位までは水に浸かる覚悟が必要と見受けた。急流であるのでザイル無しでは危険が伴う。落差70cm前後、幅1m強のジャンプをすれば川中の大岩を足場に渡渉出来るが。滑りはしないかとの躊躇を伴う。後者を選択した。
大倉沢を右岸に渡ると大きな黄色の矢印があり、これを登ると前方に赤テープがぶら下がっているが、とてもまともな登山道とは言えない。小生の先行の御夫婦と思案していると後続が詰まり、10名ほどの団体になる。みんなで渡れば怖くないと、進んでしまったが、良くない選択であったと反省。それまでの道しるべは全て赤矢印であったのがここだけ黄色であったので、別の意図ではなかったかと思われる。大倉沢右岸の河原部分を歩くのが正解の様である。
燕温泉の手前には鉄製の立派な橋が懸っており、この橋に至るには登山道を左に分岐する必要があるが、直進する道も付けられている。先ほどの御夫婦は迷わず直進していかれた。小生は首を傾げながら直進したが、10m程行って、これは違うと内なる声に呼び止められた。先行者に戻る様に声をかけて反転すると別の御夫婦が後ろから来た。
この道は絶対おかしいから先ほどの分岐に戻った方が良いと促し、分岐を進んで右手を見ると立派な鉄橋が見えた。先行の御夫婦も程なく戻ってきた。橋を渡れば燕温泉に辿り着く。
燕温泉の駐車場。更に奥に日帰り客用の駐車場があった。写真奥の建物は清潔なトイレ。
2012年10月07日 06:41撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
10/7 6:41
燕温泉の駐車場。更に奥に日帰り客用の駐車場があった。写真奥の建物は清潔なトイレ。
登山口の道標。
2012年10月07日 07:01撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 7:01
登山口の道標。
今日のルートは左に進み、右から帰る予定。
2012年10月07日 07:02撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
10/7 7:02
今日のルートは左に進み、右から帰る予定。
平成7年に開湯100年とあるから、温泉としては意外と新しい。
2012年10月07日 07:04撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 7:04
平成7年に開湯100年とあるから、温泉としては意外と新しい。
黄金の湯。二人入浴中であったので、写真は撮らなかった。
2012年10月07日 07:06撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 7:06
黄金の湯。二人入浴中であったので、写真は撮らなかった。
左の道を進む。
2012年10月07日 07:07撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
10/7 7:07
左の道を進む。
登山道とあるが、暫くはコンクリート舗装が続く。
2012年10月07日 07:24撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
10/7 7:24
登山道とあるが、暫くはコンクリート舗装が続く。
源泉小屋が見えてきた。小屋前には沢の方に進む道が付いていて、入ると小さな露天風呂があった。湯は張って無かったが、わきにあったホースからは湯がジャンジャン流れていた。50度位はありそうなので入るのは熱そう。
2012年10月07日 07:47撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 7:47
源泉小屋が見えてきた。小屋前には沢の方に進む道が付いていて、入ると小さな露天風呂があった。湯は張って無かったが、わきにあったホースからは湯がジャンジャン流れていた。50度位はありそうなので入るのは熱そう。
称明滝と光明滝
2012年10月07日 08:05撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 8:05
称明滝と光明滝
滝を上から見る。写真の通り、この辺りまではコンクリート道。
2012年10月07日 08:07撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 8:07
滝を上から見る。写真の通り、この辺りまではコンクリート道。
滝を過ぎると漸く登山道らしくなる。
2012年10月07日 08:08撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 8:08
滝を過ぎると漸く登山道らしくなる。
途中何ということもなく胸突き八丁に着く。標高1800
2012年10月07日 09:11撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 9:11
途中何ということもなく胸突き八丁に着く。標高1800
前の標識からは大分登っているが、ここも標高1800m。
2012年10月07日 09:32撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 9:32
前の標識からは大分登っているが、ここも標高1800m。
天狗平に到着。大谷ヒュッテとの分岐点。
2012年10月07日 10:00撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 10:00
天狗平に到着。大谷ヒュッテとの分岐点。
天狗堂の右手の道を進む。
2012年10月07日 10:11撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
10/7 10:11
天狗堂の右手の道を進む。
天狗堂を過ぎたあたりから、漸く紅葉が見られる。
2012年10月07日 10:20撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 10:20
天狗堂を過ぎたあたりから、漸く紅葉が見られる。
穏やかな道を歩いて光善寺池に到着。
2012年10月07日 10:20撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
10/7 10:20
穏やかな道を歩いて光善寺池に到着。
池の風景。
2012年10月07日 10:21撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
10/7 10:21
池の風景。
紅葉
2012年10月07日 10:38撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 10:38
紅葉
風穴は(かざあな)と読むらしい。
2012年10月07日 10:41撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
10/7 10:41
風穴は(かざあな)と読むらしい。
これが風穴らしいが風は感じなかった。
2012年10月07日 10:41撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 10:41
これが風穴らしいが風は感じなかった。
ほんの僅かな晴れ間。
2012年10月07日 10:46撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 10:46
ほんの僅かな晴れ間。
紅葉落ち葉。
2012年10月07日 10:56撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
10/7 10:56
紅葉落ち葉。
突然ダケカンバの群生が。
2012年10月07日 11:05撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
10/7 11:05
突然ダケカンバの群生が。
紅葉。
2012年10月07日 11:24撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
10/7 11:24
紅葉。
有名な鎖場に到着。
2012年10月07日 11:38撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
10/7 11:38
有名な鎖場に到着。
鎖を見上げると。一枚の大岩にステップが切ってある。
2012年10月07日 11:38撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 11:38
鎖を見上げると。一枚の大岩にステップが切ってある。
確かに高度感はあるが、足場が安定しているので、鎖の途中で写真を撮っても不安定な感じは全くしない。
2012年10月07日 11:39撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 11:39
確かに高度感はあるが、足場が安定しているので、鎖の途中で写真を撮っても不安定な感じは全くしない。
こんな硬い岩に足場を切るのは大変であったろう。
2012年10月07日 11:41撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 11:41
こんな硬い岩に足場を切るのは大変であったろう。
妙高大神の標識。が
2012年10月07日 12:21撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 12:21
妙高大神の標識。が
見上げると将軍地蔵が。山岳信仰にありがちな神仏混合か。
2012年10月07日 12:21撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 12:21
見上げると将軍地蔵が。山岳信仰にありがちな神仏混合か。
山頂票は北峰にある。
2012年10月07日 12:46撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 12:46
山頂票は北峰にある。
段差の大きな岩の階段状斜面を下ると長助池分岐。右に行かずに直進すると黒沢池方面に。
2012年10月07日 13:52撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 13:52
段差の大きな岩の階段状斜面を下ると長助池分岐。右に行かずに直進すると黒沢池方面に。
長助池では何も見えず。
2012年10月07日 14:13撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 14:13
長助池では何も見えず。
2012年10月07日 14:13撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
10/7 14:13
黄金清水に到着。
2012年10月07日 15:02撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
10/7 15:02
黄金清水に到着。
これがその黄金清水。余りカメラを出し入れすると、雨で壊れそうなので写真はここでおしまい。
2012年10月07日 15:03撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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10/7 15:03
これがその黄金清水。余りカメラを出し入れすると、雨で壊れそうなので写真はここでおしまい。

感想

昨年の今頃積み残した妙高山に挨拶を兼ねて紅葉狩りに行ってきた。赤倉スキー場経由でアクセスすると。燕温泉への林道が落石で閉ざされ、よくよく妙高山は縁が無いなと思うも、翌朝に漸く燕温泉に至り、何とか当初のルートを歩くことができた。
残念ながら天候には全く恵まれず、一切眺望は得られなかった。良く解釈して霧の中の幽玄を嫌というほど堪能した一日山行であった。尚、紅葉はイマイチであった。
この山は笹ヶ峰から火打山とペアで廻るか、妙高単独であれば燕温泉から北地獄谷をピストンする方が大半なのであろうか?燕登山道は整備が行き届いているが、
下山に使った燕新道はルートが分かりにくい個所が何箇所かあった。
特に大倉沢は雨量によっては全く渡れなくなる可能性があり、ここまで下りてしまっては、戻るにしても、黒沢池ヒュッテにエスケープするにしても、或いは神奈山を越すにしても、時間的に大変厳しく、雨中ビバークの可能性が出てくる。
従って、燕新道は雨天時には下山路としては使わない方が賢明かと思われる。
本日一番の反省は大倉沢の右岸に付けられた黄色矢印に引っ張られて、とても登山道とは思えない道を強引に進んでしまったことであろう。
下山時に引き返すことは、疲れた身体で山を登り返すことを意味するので、確かに億劫であるが、そのまま強引に進んで道が開けることは珍しい。幸い今回は結果的には道は開けたが、決して「あー良かった。」では済まないと思う。
それにしても、あのやけに目立つ黄色矢印は何だったのだろうか?大倉沢が増水した時の高巻き道かとも考えたが、あれ以上増水していれば、大倉沢を渡ること自体が出来ない訳だし、最終的には河原に降りることになるので、高巻き道とも思えない。冷静に考えてもあの黄色矢印の意味は判らない。

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