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記録ID: 2324507
全員に公開
ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

雨乞岳(遭難者発見情報 !! 遭難者捜索 P-967まで)

2020年05月01日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:00
距離
4.9km
登り
415m
下り
416m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:00
休憩
1:17
合計
7:17
9:35
108
スタート地点
11:23
12:24
148
14:52
14:52
38
降下地点
15:30
15:46
66
16:52
ゴール地点
ザイル・ハーネス等携行の重装備です。コースタイムは、伸びています。
天候 晴、気温高め
過去天気図(気象庁) 2020年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鈴鹿スカイラインの武平トンネルの手前、ヘアピン(雨量計設置箇所)の広い所に停めました。
コース状況/
危険箇所等
 トラックログを見て頂けると分かりますが、この上り口は、初めてなので、間違えています。雨量計の直ぐ後ろで、渡渉しなければならないのに、山側に上がって、回っています。良くあるパターンです。
 稜線ルートに上がる迄は、急登です。稜線ルートに乗れば、P-967まで、アップダウンのある、歩き易いコースです。
 今回、降下を試みた、P-967から南西に伸びる稜線の南東斜面は、植林の為、伐採し、その後の方針転換で、放置された一帯の様です。雑木、馬酔木等が密生し、ザイルで確保しながら、降下する事が、出来ませんでした。当初の予定では、稲ヶ谷の入口に降りて来る予定でしたが、残念です。
遭難された「Tさんの推定トラックログ」を追加します。駐車地〜稜線ルート横断〜沢谷〜コクイ谷〜黒谷〜御在所山を、描いています。長者池の西方の黒谷で、発見されたとの事です。
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遭難された「Tさんの推定トラックログ」を追加します。駐車地〜稜線ルート横断〜沢谷〜コクイ谷〜黒谷〜御在所山を、描いています。長者池の西方の黒谷で、発見されたとの事です。
黒谷での最大の滝の写真です。撮影者(kennyanさん)は、此処では、南側に大きく巻いて、通過されています。写真、お借りしました。有難う御座います。
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黒谷での最大の滝の写真です。撮影者(kennyanさん)は、此処では、南側に大きく巻いて、通過されています。写真、お借りしました。有難う御座います。
稲ヶ谷入口の、石碑です。
2020年05月01日 08:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 8:07
稲ヶ谷入口の、石碑です。
駐車地です。右に、警察の捜索隊の車両が2台停まっています。この後、捜索のリーダ一行が到着され、出発されました。
2020年05月01日 09:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
5/1 9:37
駐車地です。右に、警察の捜索隊の車両が2台停まっています。この後、捜索のリーダ一行が到着され、出発されました。
この雨量計の後が渡渉箇所ですが、この登山口は、初めてなので、間違って、右の尾根に取り付きました。
2020年05月01日 09:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
5/1 9:37
この雨量計の後が渡渉箇所ですが、この登山口は、初めてなので、間違って、右の尾根に取り付きました。
でも、それなりに、踏み跡が付いています。
2020年05月01日 09:40撮影 by  DSC-WX350, SONY
5/1 9:40
でも、それなりに、踏み跡が付いています。
本来の登山道に復帰します。
2020年05月01日 09:49撮影 by  DSC-WX350, SONY
5/1 9:49
本来の登山道に復帰します。
未だ、若いのですが、台杉があります。
2020年05月01日 10:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 10:11
未だ、若いのですが、台杉があります。
同じくです。
2020年05月01日 10:14撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 10:14
同じくです。
稜線ルートに上がりました。遭難多発の警告があります。
2020年05月01日 10:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 10:24
稜線ルートに上がりました。遭難多発の警告があります。
側の立ち木にテープが巻かれ、進路が指示されています。有難う御座います。
2020年05月01日 10:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 10:24
側の立ち木にテープが巻かれ、進路が指示されています。有難う御座います。
少し進み鞍部に小さい杭に、「沢谷峠」と記されています。確かに、此処も、武平峠からの沢谷峠と同様に、コクイ谷へ落ちる滝の源流部の出発点です。
2020年05月01日 10:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 10:43
少し進み鞍部に小さい杭に、「沢谷峠」と記されています。確かに、此処も、武平峠からの沢谷峠と同様に、コクイ谷へ落ちる滝の源流部の出発点です。
登山者の多さを示す様に、木の根道になっています。
2020年05月01日 11:05撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 11:05
登山者の多さを示す様に、木の根道になっています。
P-967の東南斜面の岩が、地殻変動で破砕され砕石状になっています。鈴鹿山系の造山活動のエネルギーの巨大さを物語っています。
2020年05月01日 11:09撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 11:09
P-967の東南斜面の岩が、地殻変動で破砕され砕石状になっています。鈴鹿山系の造山活動のエネルギーの巨大さを物語っています。
前の写真の稜線を挟んで、反対側の急斜面の岩壁をズームで写しています。此処で、転落すると、何処までも落ちると云う印象です。斜度60度位でしょうか?
2020年05月01日 11:18撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 11:18
前の写真の稜線を挟んで、反対側の急斜面の岩壁をズームで写しています。此処で、転落すると、何処までも落ちると云う印象です。斜度60度位でしょうか?
P-967です。何も目印がないので、「県営林 59」を写しています。此処で、小休止です。捜索隊のお一人と、一緒に昼食をして、情報を頂きました。有難う御座います。
2020年05月01日 11:23撮影 by  DSC-WX350, SONY
5/1 11:23
P-967です。何も目印がないので、「県営林 59」を写しています。此処で、小休止です。捜索隊のお一人と、一緒に昼食をして、情報を頂きました。有難う御座います。
P-967から、南西に伸びる稜線に入ります。違和感無しに入る感じです。
2020年05月01日 12:26撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 12:26
P-967から、南西に伸びる稜線に入ります。違和感無しに入る感じです。
真っ直ぐ進むと、自然に、稲ヶ谷の中心部に誘い込まれそうです。此処から、南西に伸びる稜線に切り替えますが、雑木・馬酔木で苦労します。
2020年05月01日 12:34撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 12:34
真っ直ぐ進むと、自然に、稲ヶ谷の中心部に誘い込まれそうです。此処から、南西に伸びる稜線に切り替えますが、雑木・馬酔木で苦労します。
途中、小休止です。ザイルをエイトノットにして、確保しています。此処で落とし物に気付き、少し引き返しています。落とし物は発見出来ませんでした。残念です。
2020年05月01日 13:10撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 13:10
途中、小休止です。ザイルをエイトノットにして、確保しています。此処で落とし物に気付き、少し引き返しています。落とし物は発見出来ませんでした。残念です。
馬酔木の藪に阻まれ、これ以上の降下は、不可能と考え、又、遭難者が此処を下る可能性は低いのでは?と思い、反転致しました。
2020年05月01日 14:36撮影 by  DSC-WX350, SONY
5/1 14:36
馬酔木の藪に阻まれ、これ以上の降下は、不可能と考え、又、遭難者が此処を下る可能性は低いのでは?と思い、反転致しました。
P-967近くに戻り、下山に備え、サポーターを装着します。サポーターの下には、テーピング50mmをしています。
2020年05月01日 15:34撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 15:34
P-967近くに戻り、下山に備え、サポーターを装着します。サポーターの下には、テーピング50mmをしています。
展望のある場所から、鎌ヶ岳です。青空に「鎌ヶ岳の雄姿」には、この日の不本意を慰められます。感謝です。
2020年05月01日 15:52撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 15:52
展望のある場所から、鎌ヶ岳です。青空に「鎌ヶ岳の雄姿」には、この日の不本意を慰められます。感謝です。
登山口に戻りました。朝、間違えた、本当の登山口に下山して来ました。此処で、先に下山されていた、リーダーに、この日の、捜索状況を報告します。皆様、お疲れ様でした。
2020年05月01日 16:30撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/1 16:30
登山口に戻りました。朝、間違えた、本当の登山口に下山して来ました。此処で、先に下山されていた、リーダーに、この日の、捜索状況を報告します。皆様、お疲れ様でした。
この日の、失敗です。メインのGPS機器である、Gamin GPSMAP 64sにトラックログが溜まり過ぎ、誤作動を起こしています。この日は、代わりに予備機のGamin etrex20を使用しています。
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この日の、失敗です。メインのGPS機器である、Gamin GPSMAP 64sにトラックログが溜まり過ぎ、誤作動を起こしています。この日は、代わりに予備機のGamin etrex20を使用しています。

装備

個人装備
雨具 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS×2 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 予備バッテリー 時計 タオル ストック ヘルメット ハーネス ザイル50m/20m ナイフ カラビナ スリング ATC下降器×1 アセンダー×2 携帯用鋸 携帯用鉈 ゴム付き軍手 山仕事用鋸 山仕事用鉈
備考 持って行って良かった物は、GPS機器の予備機、Gamin etrex20です。今回、メインのGamin GPSMAP 64sに、トラックログが溜まり過ぎ、誤作動を起していますので、etrex20で、今回の山行きを行っています。

感想

 今回、少しですが、捜索に入って、感じた事は、P-967とP-1014の間の谷と斜面、P-1014と東雨乞岳の間の谷と斜面の捜索は、かなり難しいだろうと考えました。滑落防止の装備と技術が無いと、捜索出来ないのでは?と感じました。捜索面積が大きいので、装備と技術を持った多くの人員も必要だと思います。
 2018年の4月の比良山系北部シシ谷遭難を思い出します。この時も、多くの方が、捜索に参加されましたが、シシ谷に降下出来ず、5/17に、沢登りの大学生の方に依って発見されました。
 これからも、捜索は続くと思います。早く発見される事を、祈っています。

 「追記」 写真2枚を追加しました。
 1枚目は、Tさんの予想トラックログを、駐車地より、御在所山までを、推定して描いたものです。
 2枚目は、Tさんの発見された黒谷で、最大の滝の写真です。(撮影者は、kennyanさんです。2018-03-25の記録です。)

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コメント

いつもありがとうございます
いつもありがとうございます。
私の知人(たまに沢にご一緒するかた)の情報によると、本日発見されたそうです。知人が本日捜索隊に参加されていたらしく、発見場所は神崎川のコクイ谷から御在所に向かう黒谷だそうです。残念ながらお亡くなりになったそうです。鈴鹿の山を自分の庭のように活動されていたということでしたが、今回は久々の山行とも聞きました。山では何が起こるかわかりませんね。ご面識はないですがご冥福をお祈りします。
2020/5/2 19:22
Re: いつもありがとうございます
ixy-wonterさん、情報有難う御座います。コクイ谷の支谷の黒谷で、亡くなられていたのですね。本当に、残念です。御冥福をお祈り致します。今日は、沢山の方が、捜索に入られると、お聞きしていたので、発見されるのではと、期待をしていました。未だ、一週間なので、脚部の骨折ならば、生きておられるのでは?と希望を持っていましたが、亡くなられたのは、本当に残念です。ご連絡、感謝致します。
2020/5/2 21:11
お疲れさまでした。
まず、故人のご冥福をお祈り申し上げます。合掌。

雨乞岳も笹間ヶ岳も共によく歩かれている方で、経験のある方だったようです。山では、何が起こるかわからないので、ケガやトラブルになったときにどのようにリカバリーするか、生きて帰ってくるかという経験も必要と改めて思いました。
捜索お疲れさまでした。
2020/5/3 5:51
Re: お疲れさまでした。
 churabanaさん、コメント有難う御座います。
 先ず、御在所山西側の難所「黒谷」で亡くなられた「Tさん」の御冥福をお祈り致します。
 捜索隊の方々のお話しでは、「Tさん」は、鈴鹿山系の大ベテランと言われている方だそうです。最近では、体調面の事もあり、山行きは、控えられておられたとの事です。駐車地から、尾根を越えて、コクイ谷に下り、東側にある「黒谷」に入られたのでは?と推測しています。
 「黒谷」では、以前にも、若い登山者の方が、滝で滑落され、亡くなられています。
 「Tさん」は、今回、本当に引退される前に、難コースの「コクイ谷から黒谷を経て御在所山へのルート」を踏破して、「記念の思い出」を作る目的で登られたのでは?と、考えています。一度、お会いして、鈴鹿の山々のお話しを、お伺いしたかった方です。本当に残念です。
 彼方の国で、再び、山々に挑戦される事を願っています。
2020/5/3 7:27
捜索お疲れ様でした
よく訪れる界隈なのでこのニュースは気になってました
たしか犬のパピヨンを連れておられたような
迷いやすい山域なんで道迷いかとおもってましたが
この山域に詳しい方とのことなので道迷いでは無さそうですね
ルートがルートだけに滑落されたのでしょうか?
本当に残念です
捜索お疲れ様でした
2020/5/3 10:34
Re: 捜索お疲れ様でした
 junbaderさん、コメント有難う御座います。
 Tさんと犬のパピヨンの写真は、捜索隊の方に、見せて頂きました。「犬の鳴き声に気を付けて下さい。」との、指示も出ていました。パピヨンの消息については、今のところ情報がありません。
 東近江署の発表では、「渓流の側に倒れていた。死因を調べている。」との事です。この文面からすると、明らかに、滝での滑落との表現では無いので、黒谷の急登で、体調が悪くなり、休まれていて、そのまま、お亡くなりになられた可能性もあると考えています。
 お話しを伺った捜索隊の方のお話しでは、Tさんは、体調万全では無い状態で、登られていた可能性がある様です。
 Tさんの、こよなく愛された、鈴鹿の山に抱かれて、眠る様に、亡くなられたのではないか?と考えています。Tさんの御冥福をお祈り致します。
2020/5/3 13:17
プロフィール画像
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