利尻山：海タッチしてから1721mを登る【過去レコ】

1991年07月21日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 18.9km
• 登り: 1,758m
• 下り: 1,755m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:24
• 休憩: 3:16
• 合計: 11:40

5:10 スタート地点
6:10 0:00 利尻山北麓野営場（登山口）
6:19 0:00 甘露泉
6:54 7:09 五合目
7:35 0:00 六合目
7:42 7:47 六合半
8:08 8:12 七合目
8:28 8:38 七合半
8:52 9:10 長官山
9:53 10:10 九合目
10:38 10:54 沓形分岐
11:10 12:42 利尻山
12:51 0:00 沓形分岐
13:08 0:00 九合目
13:30 13:30 八合目
14:11 0:00 七合目
14:14 14:19 六合半
15:01 15:15 五合目
15:30 0:00 四合目
15:50 0:00 利尻山北麓野営場（登山口）
16:50 ゴール地点

体力がないので休憩の回数が多いですし、時間も長いです。

天候

曇り一時晴れ

アクセス

利用交通機関：

船

コース状況／危険箇所等

鴛泊コースは危険なところ、迷いやすいところはありません。

写真

利尻山に登る2年前に、小樽→利尻島→礼文島のお船に乗って、洋上から朝焼けの利尻山を見ました。この時は登山ではなく、単なる観光旅行として礼文島に行きました。

利尻島の鴛泊港に入港。ここは下りずにスルーして、礼文島へ行きました。でも、この利尻山の姿を見て、登山欲がふつふつと湧き上がりました。いつか登るぞー！

礼文島から、指呼の間の利尻島。うーん、堂々としてすばらしい。

サロベツ原野（稚内の南の方）の海岸から利尻山を望む。うーん、すてき！(〃艸〃)ムフッ

1991年夏に、山に登るべく、稚内から利尻島へ。天候はご機嫌斜め。

利尻山8合目から。雲が切れて山頂が姿を現してくれました！

垂直の岩に咲くイワオトギリ、と登山記録に書いてありました。

Photoshopで花を拡大してみました。特徴的な雄しべを確認できませんから、他の花かも？

ど真ん中の小さい黄色は、固有種のリシリヒナゲシ、と登山記録に書いてあります。安物カメラではこれが限界。

岩の裂け目に咲くエゾツツジ。たくましいね。

これもアップで。

残雪とお花畑

沓形コース。瘠せ尾根と強風で難易度がかなり高いようです。僕では無理無理。

山頂に到着！　1721m登ったぞー！

下界は雲の下

固有種のボタンキンバイきたー。この写真は、フォトフレームに入れてうちの部屋に飾ってあったので退色が激しいです。次の写真の色合いの方が実物に近いです。

ボタンキンバイのお花畑。心が洗われます。来てよかった！

ずっと先に大雪山が見えることもあるとか。この日は無理でした。

海に戻りました。脚が赤いからカモメ（黄色いとウミネコ）

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 靴 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル カメラ スパッツ ツェルト

感想

みやぽん

【プロローグ】
写真の最初の4枚は、利尻山に登った時（1991年夏）のものではなく、
礼文島に遊びに行った時（1989年夏）のものです。
当時、僕は既に登山はしていましたが、利尻山などという超難関な山に
自分が登れるわけがない、しかも、沓形コースを登っていたハイカーが
滑落死したというニュースに触れて、僕は畏れ敬っていました。
しかし、お船から利尻山の雄姿を見てしまった！
これは登らねば。体力をつけ、山の経験値も上げて、いつか登るぞー！
と心に決めました。

【利尻のお山】
危険性が少なく一般向けの鴛泊コースを選びました。
せっかくですから、海をタッチしてから山に向かいました。
1日の標濃差が1721mというのは、僕の中では最高記録です
（次は羅臼岳や羊蹄山の約1600m、北岳や飯豊山、トムラウシの約1500m）。
お天気はイマイチで、眼鏡が曇ったり遠景を楽しめなかったりでしたが
風はたいしたことがなく、1歩1歩着実に登って、なんとか登頂できました。
よかった。
しかし、山頂で1時間半過ごしたのはともかく、その他にも合計で1時間半も
休んでいるというのは、僕ならではでしょう（汗）。

【利尻のお花】
何と言っても、ここにしか咲いていないボタンキンバイでしょう。
葉っぱはいかにもキンポウゲですが、花は八重咲のように見えてとても
ゴージャス感があります。
それが群落を作っているのですから、もうたまりません。
リシリヒナゲシも固有種ですが、登山道の近くには咲いていませんでした。
9番目の写真のようなものしか撮れず、残念でした。
でも、最高に楽しい登山になりました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

gorozo

利尻も礼文も行ってみたい！
miyapon03さん　こんにちは
楽しみにしていた利尻富士のレコありがとうございました。
いやー、当時の写真なので解像度はしかたないですが、それでもボタンキンバイのゴージャスさは十分に伝わってきましたよ。
miyapon03さんは礼文島にも行かれたのですね。
あそこも高山植物の宝庫として有名ですよね。とてもうらやましいです。

それから「沓形コース」ですか。写真を見る限りとても魅力的なコースですが、さすがに私の年齢ではやめておきます。（笑）
機会があればぜひ両島を訪れてみたいです。そして、叶うなら利尻山登頂も果たしたいですね。
貴重な過去レコありがとうございました。

みやぽん

Re: 利尻も礼文も行ってみたい！
gorozoさん、こんにちは。
いつも素早いコメントをいただきありがとうございます。
山に行った記録や写真を、保存しておいて本当によかったです。
ヤマレコを通じて情報をいただいたり、逆にささやかですが提供
できたりして、本当に楽しいです。

大雪山と利尻・礼文はお勧めですよ〜。
まず山としてすばらしいですし、花も豊富で、楽しい思い出ばかり
・・・いや、利尻は苦しみもしましたが、でも行ってよかったです。
gorozoさんも、可能でしたら機会を作ってぜひぜひ行ってみてください。

次回は秋の大雪山を投稿します。
こちらもコメントいただけると嬉しいです。

andounouen

miyapon03さん こんにちは！
登るぞ！と思い続けて登られているのですね！
さぞ記憶に残る山旅だったのではないでしょうか。
標高差1721ｍは凄いです！

みやぽん

Re: miyapon03さん こんにちは！
andounouenさん、こちらでもこんにちは
いつもコメントいただきありがとうございます。
標高差1721m、しかも１日で往復ですから疲れましたよ〜
でも、標高が高くないのでなんとかなりました。
富士山は標高差は約1400mですが、高山病でもうボロボロ。
僕が一番山慣れているということで、5人組のリーダーとして
登ったのですが、リーダーが一番不甲斐なかったです
利尻山も富士山も、記憶に強く残りました　(^_^;)