黒部〜水平歩道



- GPS
- 48:41
- 距離
- 31.5km
- 登り
- 1,745m
- 下り
- 2,629m
コースタイム
07:30 黒部ダム
11:23 十字峡
12:58 仙人ダム
13:45 阿曾温泉
07:30 阿曾原温泉
10:19 志合谷
12:10 欅平
12:45 名剣温泉
14:00 祖母谷温泉
2012.10.08
07:00 祖母谷温泉
07:45 欅平
天候 | 2012.10.06 曇り時々晴れ 2012.10.07 曇り 2012.10.08 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿→扇沢 毎日アルペン号 扇沢→黒部ダム トロリーバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
渓谷沿いに作られた道で、落ちたらアウトな場面が非常に多い。 基本的に一人分の幅しかないため、マットを横向きにくくりつけるのはやめた方がいいと思う。 |
写真
感想
黒部渓谷の水平歩道を歩きたいと、友達と話してて行くことになった。
ネットの噂では結構な道とのことでワクワクしてたが、その通りの素晴らしい山歩きとなった。
2012.10.06
03:50 毎日アルペン号にて扇沢到着。仮眠してトロリーバスの切符販売開始を待つ。
06:00 切符を買ったが、数百人は並んでたんじゃないかな?えらい人数だった。
07:30 黒部ダム出発。放水の迫力は相当なもんだった。
両岸にそびえる渓谷を見上げながら歩く感覚は珍しいもんで、壮観だった。
普段は稜線から見下ろしたり、峰を見上げるでも周囲全て囲まれることは少ないんで新鮮だ。
やはりというか人は結構多く、抜きつ抜かれつを続けること2時間。いよいよ狭い川沿いの道に突入した。ここから先、人が多い時は追い越し禁止が暗黙のルールかな。どう頑張っても人で詰まるんでゆっくり確実に進むことに。
雨の時も危険だろう。そもそも水位が上がって歩けない気がする。
テント泊であろう登山者もたいていはマットをザックの後ろに縦にくくり付けていた。横向きは危ないんでね。こんなところに来るような人たちだ、さすがに準備はぬかりないね。
10:00 別山谷に到着。久しぶりの広場に背中を伸ばして休憩。数人のパーティーが谷を登っている。どっかクライミングに行くのかね。
先へ進むにはロープが下がっており、中には興味深い使い方をする人もいた。
というか、下ノ廊下でトレッキングポールを使ってるのは少々驚いた。邪魔な気がするんだが…
11:23 素敵な渓谷沿いを歩くと十字峡に到着。やはり紅葉はまだのようだ。残念だが、仕方ない。綺麗な渓谷を眺めながら歩けるだけで良しとしよう。
12:00 十字峡からは高度を上げていよいよ落ちたらまずい感じになってきた。楽しくてしょうがない。相変わらず山肌、というか崖にくり抜いた道を進むんでいる。
すると向こうに大きな人工物が見えてきた。
さらに進むと黒四発電所からの送電線出口であることが分かった。これか。
12:40 長い吊橋まで来た。お一人様ずつとあるが、渡ってみてその理由が分かった。真ん中あたりで揺れるのなんの。これは油断すると落ちるだろうね。怖や怖や。
仙人ダムに向かう途中、吊橋を下見に来ていた関電の方と一緒に歩くことになって、下ノ廊下のことをいろいろと話してもらった。どうやら正式に関電から下ノ廊下を歩いていいと許可が下りたのは3日ほど前らしい。整備なども大変そうだし、お疲れ様です。
ダムを越えると立派な宿舎が並んでいるが、冬は大変だろうと思う。
ここからの急登がこれまたしんどくて、ヒィヒィ言いながら登った。ようやく水平になりしばらく進むと降りに入った。
13:45 ほどなくして突然小屋の屋根が見えればそこは阿曾原温泉小屋だ。予想以上に早く着いたんで、なかなか良い位置にテントを張ることができた。男の時間になって温泉に行ってみると、既に15人ほどが湯船に浸かっているではないか。まだ男の時間になって10分経ってないんですけど…
それにしてもいい湯だ。源泉から引いたホースには近づけないけど、水を流してるホース付近はちょうどいい湯になっており、快適だった。しかし、写真はやめといた。どう撮っても自主規制な写真にしかならないもん。
16:00 風呂も済んだし、ビールを飲みながら夕飯の準備に取り掛かる。今夜は十和田牛のバラ肉焼きとご飯。ご飯を炊いて蒸らしている間に玉ねぎを切って、肉と一緒に炒める。いやいや、美味すぎて思わず顔がほころんでしまった☆
17:00 友達はもう一風呂行ったようだが、俺は疲れてそのままお休みとなった。22:00過ぎまで一度も起きなかった。寝不足もあるけど、よほど疲れていたんだろうね。
2012.10.07
05:00 起床。外を見るとテントだらけだ。結局テント場を埋め尽くす数に膨れ上がったようだ。しかし次々と撤収しているようで、すぐに場所が空いてきた。
06:00 トルティーヤを作るためにソーセージを焼く。カルディで買った美味そうな極太ソーセージ。香りが違うね♪
セブンで買った生野菜と、ピリ辛サルサを添えて頂いたトルティーヤは素晴らしく美味く、正式採用することにした。これは美味いよ。
07:30 温泉を写真に収めて撤収。天気はいまいちだがいよいよ水平歩道を歩くんだ。
こちらも前日の下ノ廊下と同様、崖にくり抜かれた登山道を進む。やはり油断は禁物だ。
途中の滝やらトンネルを進んでいくと、登山道に平行に送電線があるんだが、近いせいかバチバチ音がした。あれ、たぶんとんでもない電圧かかってるなーとブルった。
12:30 欅平到着。観光客が多く、迷い込んだ感じ。コーラ飲んでビール買って名剣温泉へ。いい湯だが、秘湯か?ちょっと疑問に感じた。
14:20 さらに先にある祖母谷温泉到着。テン場も平らで快適そうだ。すぐ横に男湯があるんで温泉入りたい放題。これはポイント高いですよ。
源泉の野天風呂に行って入ってみたが、熱いやら冷たいやらでえらい目にあった。フリチンで右往左往してる姿を誰にも見られなかったのはせめてもの救いか。まだまだ修行が足りんね。
結局3回温泉に浸かり、翌朝ゆっくりと欅平へ帰った。このルートは高低差は少ないが、狭くて危ないところが多いんで注意が必要だ。
でも行くだけの価値は十分にある。そう思える素敵な温泉山行だった。
水平道、いつかはいってみたいですね。
紅葉がちょっと早かったのは残念ですが、写真みるかんじだときれいそう^^
友達とまったりのときは、おいしいごはんをたべるのもGOODですな。
梯子のところの写真のグラナイトギヤのザックは雲取のときの相方さん??グラナイトギヤ背負っている人ってあんまりみないし。
そうだよ。今回の幕はそいつのメスナーテント。
飯も今後メニューに加えたいものが見つかってよかった。
さすがに朝飯をカロリーメイト+スープは他人に強要できないよ^^;
そいや今回クレッタルムーセンのザックを何回か見かけたわ。良いもん買ってるなーて思った。
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