塔ネコの思い出【過去ログ】


- GPS
- --:--
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,415m
- 下り
- 1,415m
コースタイム
天候 | 曇り(+ガス),ときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
今のご時勢,山には行けず,夏もしくは秋口からのシーズン再開を願うしかありません。忘れかけた山の雰囲気を思い出すために,写真とともに数年前の晩秋に出かけた丹沢を振り返ってみたいと思います。ルートは大倉を起終点に,鍋割山(△1,272m)から塔ノ岳(△1,491m)を巡る周回ルートです。
いつものように,新宿から小田急線の始発で神奈川県の渋沢まで1時間半をかけて移動します。都心部からの土曜日の始発はどれも同じかもしれませんが,朝帰りのくたびれた若者の姿が目立ちますが,次第にハイカーの姿も目立つようになってきます。渋沢に到着するとバスで登山口のある大倉バス停まで行き,7時過ぎには最初の目的地である鍋割山に向かいます。序盤に5キロメートルほど続く西山林道は,四十八瀬川に沿ったなだらかな登り基調の比較的広い道です。片側が開けているので,一般的な樹林帯の登山道よりもずいぶん解放的に感じます。鮮やかな紅葉の時期はもう終わったようで,落ち葉も目立ちます。
小さな沢を二度ほど渡り,林道が終わったところから本格的な登山道が始まります。ここには水道水の入ったペットボトルが置いてありますが,これは鍋割山荘が通りかかったハイカーに山荘までのボッカ(荷揚げ)のボランティアをお願いしているものです。これは重装備登山のよい実地訓練になります。鍋割山荘名物の「鍋焼きうどん」に使われる「つゆの素」の1リットルボトルが8本あったので,これに2リットルの水をプラスして10kgの荷物を運ぶことにします。
林道の終点から後沢乗越までは急登ですが,それよりきついのが鍋割山までの尾根道です。傾斜はそれほど急ではないものの,ニセピークが3回くらい続くので,そのたびに気を引き締めなければなりません。最後の階段を上りきると,ようやくガスの中に鍋割山荘が見えてきます。「鍋焼きうどん」と書かれた旗もすでに外に出されています。さっそく山荘に水と「つゆの素」を届けて2.8キロメートル先の塔ノ岳に向かいます。ザックの中身をいきなり10kg減量したおかげで,体が軽く感じられ足取りは快調です。
塔ノ岳には鍋割山を出てからちょうど1時間後に到着。あたりはガスに包まれて,山頂に建つ尊仏山荘の建物もぼんやりとしか見えません。休憩中のハイカーの数も10人前後です。ここでさっそく準備しておいた「うな丼セット」(スーパーで買ったウナギのかば焼きと白米をホカロンと一緒に保温袋に入れたもの)を取り出してランチタイムとします。ところが,残念なことに,うなぎも白米もまったく温まっていません。うなぎもかなり硬く感じます。一口二口食べたところで,この山の人気者の「塔ネコ」(その後,誰かに引き取られて山を下りたと聞いています)が寄って来て,ベンチににこぼれたうなぎのタレをなめ始めます。そこで残飯整理をネコに任せることにします。ネコは驚くほどの食欲で,残ったうなぎを完食します。
ランチを終えたらあとは下山するだけなので,塔ノ岳から最短ルートで下れる大倉尾根を使います。ゴール地点の大倉バス停には,午後1時少し前に到着しました。
■ 距離:約19.7km
■ 積算標高差:上り 約2,366m/下り 約2,057m
■ 時間:5時間49分
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