利尻山・敗退


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,144m
- 下り
- 1,109m
過去天気図(気象庁) | 2006年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
船
|
写真
感想
大学生だった2014年の夏に弟と無計画なヒッチハイク旅行をして、乗せてくれた人の都合でランダムに行き先を決めた結果、利尻島に上陸し利尻山に取り付くも長官山手前で濡れと風により敗退した時の写真が発掘された。ヒッチハイクで乗せてくれた人たちのことは、順に特徴を言えるくらいには記憶してる。
小樽〜余市〜真狩〜支笏湖でライダーズハウス泊。支笏湖〜石狩〜留萌〜稚内〜稚内港泊。稚内〜利尻島、利尻山敗退、旅館泊。利尻島〜稚内でそこから帰りの記憶がないから、たぶん電車で帰った(敗退)。初日最後のカップルがフェス終わりな雰囲気でくるりのベスト版聴いてたのを鮮明に覚えてる。
二日目に乗せてくれたおじさんがやたら親切で使わなくなったテントくれたから、稚内港では公園の隅にそれ張って寝た。3番目に乗せてくれたBBQ帰りの自衛隊のおじさんがくれたソーセージや生肉をライターと新聞紙燃やしたやつで炙ったけど、ほとんど食えなかったな。テントは蒸し暑くて寝にくかった。
とにかく何のプランも装備もなく、アウトドアど素人だった。稚内まで乗せてくれた家族も親切だった。一度家に寄って、それからわざわざ港まで届けてくれた。利尻山登ったのはそれ以外にすることが無かったから。港から歩いて結局敗退したけど、登山そのものよりそこまでのアプローチでお腹一杯でした。
「登山」という意識はなくてもたまに山に登ってた。迷ってる時とか、不安な時とかが多かったような。ヒッチハイクは割とよくしてた。まさしく一期一会で、受けた恩はまず返せない感じが良い。乗せてくれる人も、自分も昔は同じように…という人がよくいて、善意がつながっていく様を直に見ていた。
今思えば連絡先聞いとくべきだったのかもしれないが、当時は金もないし、返すつもりもたぶんなかった。これは別の形で他に還元しよう、と割り切っていた。その後、社会人になってから何人か乗せたけど、最近はあまり見ない。ネットで同乗者探したりもできるし、そういう時代ではないのかも知れない。完
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