真っ暗になっちゃった。金精山、五色山


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 824m
- 下り
- 823m
コースタイム
8:15 金精峠
10:20 金精山頂
13:00 五色山頂
15:00 弥陀ヶ池
18:30 菅沼登山口
天候 | 晴れ、薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストあり。 金精山頂付近には亀裂があると言われていたが、見当たらず。 金精峠側からの金精登山は後半がきつい、素人や高所恐怖症の人には向かないかも。嫁は怖がった。 帰りは前回の尾瀬行き時に利用した「わたすげの湯」に立ち寄り。特筆すべきは無いが、大きな施設が 苦手な私に丁度良い。 |
写真
感想
大病した嫁の体力作りなどの意味も込め白根山でも行ってみるか?と軽い気持ちで山行き決定。
しかし、コースの設定ミスと嫁の体力の見積もりをミスり思った以上にスローペースになり、最後は真っ暗。
大失敗でした。
事前に日の出の時間を調べると5:40とのこと。それに合わせるように東京の自宅を出発、4:50に菅沼登山口に到着、仮眠を取ったら軽く寝過ごし6時に。慌てて出発したのが6:20。
駐車場はほぼ満車状態。
殆どの人が阿弥ヶ池方面に向かうが、我々のみ金精峠方面にむかう、これが大失敗。
事前に地図を見たにもかかわらず大して気に留めていなかったコース上の二つの山、金精山と五色山。
このコースはこの二山の山頂を経由する。
まず金精峠まで2時間近くかかる、コースタイムは50分
思った以上に体力と筋力が無い。。。
そこから金精山頂までのややきつめの勾配の軽い岩登りに嫁さんビビる。
半べそ状態で山頂まで約2時間。
コースタイムはその先の国境平までで1時間、約半分の距離なのに倍の時間かかっている。
この時白根山は絶対無理と悟り引き返す事も考えたが、「あの崖を下るのは絶対いや」と嫁さん、仕方なく進むことに。
菅沼に車を置いてある以上五色山頂、阿弥ヶ池を経由するコースしか無い。
金精山を後に下りながら日没(17:40)までに帰らねばと軽く焦る。
国境平でで休むこと無くそのまま五色山への登りに「また登るの?」とかなり凹む嫁の顔・・・
喘息の軽い発作が出たらしく、のどが「ヒューヒュー鳴る」といいながらしょっちゅう息を整えるので
中々前に進まない。
これが最後の登りだからと励ましつつ前に進む。
途中平らなところがあったので予定外の場所での昼飯を30分くらい取りつつ五色山頂まで約2時間強。
幸い天気も最高では無いが悪くなく、気温もまあまあで風も無い、五色沼を綺麗に見下ろせ気分も少し良い。ここに来て初めて見える白根山も雄大で素晴らしい。
「本当はあそこに登る予定だった」と話すと「まだ無理だよー」と。
もうきつい登りは無いからとなだめすかし阿弥ヶ池方面に下る
登りよりはペースが速い。
阿弥ヶ池に着いたのが15時ころで内心本格的にやばいと思い始めるが嫁には内緒。
池は綺麗だったので喜んでいたが早々に出発する。
ここからの下りが長かった
日の入りは17:40なので約2時間半あるから大丈夫か?と思ったが、筋力も少ない嫁の脚は限界に近く
岩がゴロゴロの下りは大分辛い。自分の膝の高さより高い段差は一旦腰掛けてから降りないと降りられない。
距離2.数キロだが残り約1キロを残して日没・・・。
ヘッドランプを装着して下るハメに(持って来て本当に良かった)
どんどん暗くなる周囲に嫁は無言、必死に励ましながらさらにペースが遅くなる
おまけに嫁のヘッドランプのパワーが弱く私のランプで嫁の足下を照らしながら下るハメに、少し進んで
振り返り嫁の足下を照らすという作業の繰り返し。
「あとどのくらい?」と聞く嫁に「もうすぐ平らになるからとごまかしつつ」
途中暗闇のなかランプを付けて登ってくる人に遭遇
こんな闇の中登る人が?とぎょっとしていると。
「あなた方が最後ですか?脚の悪い女性を連れた二人組みがまだ下っている最中だと聞いた物で・・・」
あわてて「脚は悪くないですが、ペースが極端に遅くて・・スミマセン」と謝ると
「じゃぁ大丈夫ですね」とくるっと振り返ってスタスタと下って行かれました。
私達を抜いて行かれた方が駐車場の方にそう話したのでしょう。ご迷惑をおかけしました。
嫁も自分のペースの遅さに恐縮しながら半べそ、何度も励ましながら林道に出たときは心の底からホッとしました。
駐車場に戻ったら管理小屋は誰もおらず料金はどうするのだろう?と思いつつも払えないので
そのままに。出発時は早朝だったのでこれまた誰もいなくて払えず。
済みませんでした。
今回の反省
事前にコースの高低差などの情報を確認しておくべきだった。
駐車場から阿弥ヶ池へ直接登ればその後の結果も変わっていたかも。少なくても日没前に帰れたはず。
「なんでみんな金精峠経由のコースに行かないのだろう?」とのんびり思っていた自分が恥ずかしい。
自分の嫁の体力、筋力を正確に把握していなかった。退院して5年以上経ったし、何度か他の山も登ったので大丈夫かと思ったが読みが完全に甘かった。
ヘッドランプは明るい物を買いましょう。
嫁のはケチってPETZLの一番安い物を購入、はっきり言って暗闇の山歩きでは足下がぼんやり明るいだけで使えない。暗くなる前に下山すれば良いのだが今回の様に緊急用に持ち歩くのであれば、少々高くても明るい物で無いと役に立たないと緊急時になって初めて気付いた。
暗くはなったが幸い気温も低くなく、無風で雨も降らなかったため無事に済んだが、もし下山途中にガスが出たり雨が降ったら間違いなくビバークになり遭難に近かったと思う。
登山ポストも駐車場にあったが、我々が向かった登山口は登山ポストの前を通らないため登山届けも出していなかった
深く反省すべき山行きであった。
shintax55さん はじめまして
記録を見るとほぼ同時刻に歩き始めたようです
もしかすると支度をしていた時にお互い顔を合わせていたのかも
知れません。
奥様の体力づくりの山歩き。
素敵だな〜と思いました。
今回は随分と大変な山行になってしまったようでしたが
奥様が山嫌いにならなければいいな〜とかげながら思い
ついコメントさせて貰いました。
無事に戻られて良かったです
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