伊勢神峠から寧比曽岳・香嵐渓へ

2020年05月22日(金) [日帰り]

• GPS: 08:04
• 距離: 26.4km
• 登り: 1,017m
• 下り: 1,598m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:33
• 休憩: 0:31
• 合計: 8:04

距離 26.4km 登り 1,022m 下り 1,608m

9:36 スタート地点
9:55 10:03 伊勢神峠
10:44 10:51 大多賀峠
11:52 12:07 寧比曽岳
13:55 13:56 金蔵連峠
15:28 平勝寺
17:40 足助香嵐渓バス停

天候

晴のち曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

伊勢神峠登山口に車デポ、足助香嵐渓からおいでんバスで峠まで戻りました。

コース状況／危険箇所等

東海自然歩道なので、距離が長いことを除けば問題ありません。

写真

5/22 9:38

現在の伊勢神トンネル西からしばらく上ったところから、今日はスタート。

5/22 9:41

旧伊勢神トンネル。明治30年(1897)に開通、これにより荷馬車が通れるようになった。「伊世賀美」とある。

5/22 9:43

旧トンネル手前から登る。

5/22 9:51

5/22 9:53

先週もお目にかかったがヤブウツギのよう。

5/22 9:55

我が家に庭にもあるアマドコロ。

5/22 9:57

伊勢神宮遥拝所。稲橋村の古橋家第6代の源六郎暉皃によって設けられた。

5/22 10:05

はるか彼方のお伊勢さんに向かい参拝。

5/22 9:57

遥拝所から稲武の山とはるかに恵那山が見える。

5/22 9:59

伊勢神峠に一旦戻る。

5/22 9:59

中馬街道の難所伊勢神峠の馬頭観音。

5/22 10:00

八百比丘尼の杉伝説の地でもある。

5/22 10:23

ヤマツツジも随所に咲いてる。

5/22 10:29

伊勢神湿原。観察路が整備されていた。

5/22 10:44

大多賀峠に到着。

5/22 10:44

ここから寧比曽岳に。

5/22 10:52

さわやかな新緑の道。

5/22 10:53

足元にギンリョウソウ。

5/22 10:56

足元には2匹のカメもい。

5/22 11:25

樹に温度計が。15℃と快適登山。

5/22 11:46

もう一息で山頂。

5/22 11:48

山頂の休憩所。

5/22 11:49

寧比曽岳（1120m）。猿投方面。

5/22 11:59

山頂のベニドウダンが盛り。

5/22 12:39

風格のある老赤松。幼木は、レンゲツツジ？

5/22 12:43

防火帯の道をいく。

5/22 13:14

一旦、しばらく林道を歩く。

5/22 13:30

ここも、防火帯に沿って道がつけてある。

5/22 13:37

左右は笹原。

5/22 13:51

金蔵連峠に下ってきた。

5/22 13:52

立派なトイレ。

5/22 13:53

金蔵連峠。

5/22 14:26

大分午後の日差しに。

5/22 14:45

これは間伐が行き届いた杉林。

5/22 15:08

水田が見えてきた。綾渡集落は間近。

5/22 15:21

里は、コデンマリが盛り。

5/22 15:25

平勝寺。木造観音菩薩坐像（国指定重要文化財）は、17年に1回のご開帳の秘仏。

5/22 15:26

夏のお盆のころ、境内地で夜念仏と盆踊りが行われる。村の中で新仏のある家を回って回向を手向け、その後手踊りの盆踊を踊る。

8/15 19:06

綾渡の夜念仏の様子。川辺には蛍が飛んでいた。（2015年8月）

5/22 15:28

鳥居の脇に国指定重要無形文化財指定の記念碑が。

5/22 15:33

道に沿って西国・秩父33か所めぐりの観世音菩薩たち。

5/22 16:12

ここもそうだ。

5/22 16:15

地域巡回バス「あいまーる」のバス停。

5/22 16:35

ようやく有洞の樹齢千年といわれるサワラの巨木が見えてきた。

5/22 16:36

有洞の薬師堂。

5/22 16:47

巴川のほとりの安実京も目の前。

5/22 16:51

巴川の流れ。

5/22 17:30

モミジの香嵐渓の風情。このあたりは、五平餅とアユ料理。

5/22 17:36

足助八幡宮。

5/22 17:40

おいでんバスの香嵐渓バス停で打ち止め。目の前の元気食堂でラーメン食べて峠行のバスを待つ。

撮影機器：

Canon PowerShot SX700 HS Canon

感想

fengsan

　伊勢神峠は、中馬街道（伊奈街道）の難所。そこに1864年（文久）に稲武の古橋家第6代の源六郎暉皃によって伊勢神宮遥拝所が設けられた。古橋源六郎暉皃の事績については、稲武の大井平公園に功徳碑が立っている。そこを、先週夏焼城ケ山に登った時に訪れたのだった。
　また、1897年（明治30年）、峠の下に石造りの伊世賀美隧道（旧トンネル）が開削られ、荷馬車の時代に道を開いた。さらに1960年（昭和35年）自動車時代の本格的幕開けにより現在のトンネルがつくられた。
　今日は、峠の交通の歴史的変遷をたどりつつ、新緑の寧比曽岳に登った。山頂は10人を下らないハイカーがのんびり昼食をとっていた。
　ここからさらに足を延ばし、東海道自然歩道を「夜念仏と盆踊り」の伝統を守り続ける祈りの里・綾渡を再訪する。
　少しゆっくり目の出立だったので、最後は疲れた足をひきずりながら、モミジで天下に名を馳せる足助・香嵐渓まで歩いた。