(駒ヶ岳登山口BS)→駒の小屋→会津駒ヶ岳→中門岳→大津岐峠→(キリンテBS)
- GPS
- 24:53
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,459m
- 下り
- 1,368m
コースタイム
北千住駅 0811
↓ 東武特急 きぬ103号
鬼怒川温泉駅 0958 1001
↓ 東武快速・会津マウント・エクスプレス号
会津高原尾瀬口駅 1047 1100
↓ 会津バス
駒ヶ岳登山口BS 1227 1232
↓
駐車場 1300
↓
水場 1440 1450
↓
駒の小屋 1622
【DAY-2】 10/15 (月)
駒の小屋 0616
↓
駒ヶ岳 0636 0638
↓
中門岳(木道終点) 0738 0753
↓
駒の小屋 0905 0925
↓
大津岐峠 1038 1114
↓
キリンテBS 1321 1450
↓ 会津バス
会津高原尾瀬口駅 1605 1621
↓ 東武快速・会津マウント・エクスプレス号
鬼怒川温泉駅 1712 1713
↓ 東武特急 きぬ136号
北千住駅 1902
天候 | DAY-1 曇り DAY-2 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所無し |
写真
感想
【DAY-1】 10/14 (日)
日光が紅葉の季節だったが、思ったよりも空いていた東武特急で鬼怒川温泉に着く。同じホームの東武快速・会津マウント・エクスプレス号という名前はすごく立派だが、単線で駅の待ち時間が異様に長く、 おまけに実際には各駅停車に乗り換え、会津高原尾瀬口に着く。ここでの乗り換え時間は、予定では3分しかなく焦ったが、駅に着いてしばらく待ってもバスは来ず、10分ぐらい遅れてやって来た。バスも空いていた。なんとなく無愛想な雰囲気漂う運転手が何を待っていたのか判らないが、バスはなかなか発車せず、定刻を15分くらい遅れて出発。路線バスなので、誰も乗降しない集落を転々とまわり、10分ほど遅れて、ようやく登山口バス停に着く。
身支度して、登山道と言っても車道を登り始める。途中で、近道があるが、これが意外に急登で、相当数の車が停まっている駐車場に着く頃には、少し疲れたぐらいだ。駐車場から木段をあがり、本格的に登山道に入る。ガイドブックに「いきなりの急登」とあった所だが、駐車場までが十分に急登だったので、それほど急登には感じなかった。日曜の昼すぎなので、下山して来る人が多い。登っているのは、自分一人だけである。
今日は、駒の小屋泊まりなので、のんびりと、やや早い紅葉を見ながら登って行く。中腹ぐらいの紅葉が、一番きれいだった。やがて傾斜は少し緩やかになり、紅葉の中を行く。相当歩いた後、水場の標識があるベンチに着く。水場までは、1分以上大きく下る。駒の小屋でミネラルウォータを買わなくてよいように、2Lのプラティパスに満タンに水を補給する。ベンチに戻り、行動食を食べ、少し休憩する。
水場からも、登りは続く。相当登った後、ようやく駒ヶ岳が木々の間に見えて来る。やがて燧ヶ岳の綺麗な双耳峰が見えて来る。そして、遂には、樹林帯から抜け出し、駒の小屋と駒ヶ岳が姿を現す。ここまで来ると、駒の小屋は近い。晴れの天気予報は今日も外れ、全くの曇天だったが、振り返ると、日光連山と奥白根山が見えた。遮る樹木が無いためか、冷たい風が結構強く吹く。頑張って写真を撮りながら登って行き、駒の小屋に着く。日曜の夜なので、それほどには混んでいなかったが、それでも70%ぐらいは埋まっていたと思う。
【DAY-2】 10/15 (月)
早朝にトイレに行ったときには、完全にガスの中で何も見えない状態だった。ついてないなと思いながら、朝食を食べ、用意をして外に出て、トイレに行くとき何気なく左手を見ると、ガスが晴れ朝日が見え始めているではないか。あわててトイレをすまし、カメラをとりだし、朝日に輝く草紅葉、池塘等の写真を撮る。そうこうするうちに、ぐんぐん天気は良くなり、頭上には青空が広がり、駒ヶ岳が見えてきた。
青空の下、朝日を浴びて輝く草紅葉の中を駒ヶ岳に向かう。山頂に着く頃には、燧ヶ岳や日光連山方面にかかるガスもすっかり晴れ、とても気持ちの良い天気となる。ただ、富士山までは見えなかった。
駒ヶ岳山頂を発つ。中門岳に向かって湿原の中をくねって行く木道が見える。この木道が朝露に濡れ、下りではものすごく滑りやすく、4回も転んでしまった。特に一回目の駒ヶ岳からの下りで転んだときは、ダメージが大きく、しばらく息ができなかった。リュックが衝撃を吸収していなかったら、かなりの痛手だったと思う。
山頂から側道との分岐まで下ってしまうと、中門岳までは、ゆるやかな上り下りだけで気持ちよく歩ける(木道スリップには、十分な注意が必要だったが)。他に登山者も見当たらず、深閑とした青空と草紅葉や池塘の中、遥かに形の良い燧ヶ岳や至仏山、日光の山並みを見て、久しぶりに生きている事の素晴らしさを感じた。右手の大戸沢岳も立派である。やはり、山は、こうであって欲しい。
やがて大きな池塘に「このあたり一帯が中門岳」との看板がある所に出る。木道はまだ続き、前方の小高い丘までは行けそうだったので、写真だけ撮って先に進む。やはり、小高い丘の上が木道の終点だった。振り返ると、燧ヶ岳や日光連山が美しい。
木道終点からは、来た時と同じように、のんびりと駒の小屋まで戻る。駒ヶ岳山頂は、木々に遮られて、あまり展望がきかなかったのでパスし側道を採る。駒の小屋前のベンチで、池塘と駒ヶ岳を眺めながら少し休憩し、富士見尾根を行く。駒の小屋から、樹林の中の、かなり急な道を暫らく下る。やがて樹林から抜け出し展望が良くなるが、樹林の中にいた10分程度の間に、天気は急変し、空にはくもがかかり、曇天となってしまった。
それでも、正面に燧を見ながら、展望の良い尾根を行くのは気持ちが良い。天気は、どんどん悪くなり、雨雲っぽい黒い雲までかかり始め、振り返って見る駒ヶ岳にも霧がかかり始め、さっきまでの晴天が嘘のようだ。大津岐峠に着く頃には、駒ヶ岳は、すっかり霧に覆われ、燧ヶ岳の山頂にも雲がかかって来た。ここで、大休止し、腹ごしらえしてコーヒーを飲む。大津岐峠から、尾瀬御池に下るかキリンテに下るか、バスの都合で決めようと思っていたのだが、この天候では雨になるかも知れず、早めに下山したほうが無難と考え、バスのタイミングはあまり良くなかったのだが、キリンテに下ることにする。
大津岐峠から、すぐ樹林帯に入り、少し早い紅葉の中を行く。途中で何回か小休止し、国道に出る。左に折れ少し行った先が、キリンテバス停で、その前に食堂がある。おなかも空いたので、昼食として「裁ちそば」大盛りを食べる。ここで、一時間ほど時間をつぶし、バスに乗って会津高原尾瀬口駅に出る。
また、大げさな名前で、駅での待ち時間の長い各駅停車「会津マウント・エクスプレス号」に乗って鬼怒川温泉に出て、東武特急スペーシアで北千住に出て、半蔵門線で帰宅する。
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