狭山丘陵 六道山 (林川その2)


- GPS
- 04:20
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 70m
- 下り
- 71m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
北狭山谷入り口から高根山遊歩道までは途中までは踏み跡がありますが、途中からは藪漕ぎです。 植樹林ではない里山の藪なのでちょっときつめです。 このため、場所的にジャンルは「ハイキング」(ウォーキング?)なのですが、「無積雪期ピークハント」にしてみました。(笑) |
その他周辺情報 | スタートとゴールにしかお店はありません。 |
写真
原則として沢床が低い方が本流になるので、右股方向へ行きましたが、斬れる刃物でも持っていないと前に進めないような状態でした。
仕方がないので、左股を上がることにしました。
倅が使っているデジカメは結婚前に妻が入手したもので、18年物になります。
おかげでか、この山行中にデータがすべて吹っ飛び、奴が撮った画像は消えてなくなりました。
ザックはCOVID-19騒ぎの中、何とか到着した中国通販の商品です。
止まって耳を澄ませると地面に開いた穴の中から何かの鳴き声が聞こえてきます。
私としては哺乳類系の鳴き声に聞こえますが、何かはわかりません。
倅は鳥類か昆虫なのではないかというのですが、昆虫の鳴き声のような胴体での共鳴はないですし、鳥類のような囀りでもありません。
穴に顔を突っ込んでみようかと思いましたが、穴が崩れてしまった場合、中の生物が死んでしまう可能性があったのでやめることにしました。
動画を撮りましたが、上空を飛ぶ鳥の声がうるさくて鳴き声はあまり聞こえてきませんでした。
仕方がないので、フラッシュを焚いて画像を撮りましたが、何も写りませんでした。
左手方向と正面方向とは藪が濃すぎて倅を連れての前進は不能。
仕方がないので右手に進みましたが、そちらは谷になっているので降りると厄介。
何とか高度を落とさないように気を付けて西進することにしました。
「ここかよ!」と思わずうなってしまいました。
ここで少し休憩しました。
高根山遊歩道を行く人(歩き&走り&自転車)達から、妙に装備の良い泥だらけのこの人たちは何かしら?という目で見られてしまいました。
折角なので、六道山広場で食べようと思い、向かいました。
途中の説明版に学習になりそうなことを書いてあったので、倅に読ませました。
(私が習った頃の縄文時代はは「前期」、「中期」、「後期」にしか分かれていなかった気がします。)
途中の車道はどんどん車が上がって来ていました。
(前輪をハの字にしたYナンバー車まで太い排気音を響かせて上がって来ていました。)
園内も人が多く、通常の休日のようでした。
ただ、どのグループもグループ同士で社会的距離を取って固まっていました。
なかなか買い物に行けないので、お昼ご飯を買いに行く際についでに入手しています。
なので、特売品や安売り品ににありつけません。
税込み¥100-以下でないと手を出さないので、PB品ばかりになってしまっています。
ルクラ入り口のお店でおばちゃんに交渉して値切って買いました。
「あいどんとのうでぃすぶらんど!」というと、「でぃすいずねぱあるおりじなるぶらんど」というので、一緒に売っていたナルゲンではなく、これにしました。
(本当かどうかは知りません。)
黒い山のステッカーは、中国通販で買ったものを貼りました。
ここで、どこかの方が笛で「G線上のアリア」を演奏されていました。
まさかここで生音のバッハが聞けるとは思っていなかったので、とても感動しました。
ありがとうございました。
都ちゅう出会いの辻を過ぎたあたりで倅が大声を出すので、下を見ると蛇が進んでいました。
倅をけしかけましたが、怖がっているのでまずは画像を撮りました。
自分のカメラで撮るように言いましたが、怖気づいて動けない倅の代わりに私が何とか撮りました。
シマヘビかアオダイショウの子供ではないかと思います。
若い頃なら躊躇なく殺っていたのですが、さすがに50を過ぎると蛇ですら可哀そうに思えてきましたし、何より倅の前でそのようなことをしたくなかったので、何とかカメラを構えて画像を撮りましたが、ブレブレでした。
足をどけると蛇は叢に戻っていきました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
カメラ
|
---|
感想
前週に歩いた林川沿い歩きは装備不足のため最後で撤退となってしまい、私自身はちょっと消化不良でした。
次の日曜日は天気が良いというので倅に行くかと聞くと行くというので、林川上流庄名川の残りの部分を詰めることにしました。
私だけであればラバーソール沢靴&古レインウェア上下の沢藪装備にするのですが、倅にはそんなものはないので、登山靴を履かせ、長袖長ズボンを着させ、スパッツ(デビュー戦でした。)を装着させ、振り回しやすい獲物を持たせることにしました。
私も同じ装備で、背負っているものもレインウェアを抜いただけでエマージェンシーキットや非常食、ヘッデン(倅にも持たせています。)という日帰り登山装備にして行きました。
(自粛中で運動不足なので、負荷をかけたかったっていうこともあります。)
埼玉県を越え東京都に入り(バス停2個分)登り始めるのですが、建前として埼玉県内発なので、自転車で都県境近くまで行き、そこから歩き始めることにしました。
またも私が寝坊し、スタートがかなり遅い時間になってしまいました。
まあ、沢筋を詰めて稜線に出てどこかでお昼ご飯を食べて帰ってくるという超ざっくりな予定でしたので、油断していたというのはあります。
まずは、狭山丘陵の裾にある北狭山谷下広場で装備を装着し暗渠の始まりで沢の終わりの部分から歩き始めました。
歩いていくとすぐに倒木で前進できなくなったので、岸に上がり前回再進入したところから入りました。
途中までは踏み跡があり、丸木橋もかかっているので、何かの探索路なのかもしれません。
前回転進した位置まで来ましたが、やはりそこからが大変でした。
何とか進んでは行きましたが、沢が二股に分かれる地点では本流方向には進めず、支流に入らざるを得ませんでした。
朝早めに出て、倅を連れずに単独であれば突っ込めたのでしょうが、さすがにそんなことはできません。
それでも、何とか進んで行き、やっと水が枯れるところを見つけました。
思ったような感じではなかったのですが、ここを源頭とすることにしました。
(本流ではないですが、これで勘弁してもらうことにします。)
途中、粘土層と礫層がきれいに分かれいる場所がありました。
表面が水で洗われているので、とてもよく見えたので感動しました。
礫層に含まれている石がすべて丸い石でしたので、古多摩川が運んできた石なのかもしれません。
小さな穴の中からの何かの鳴き声を倅が聞きつけました。
幼い生き物の鳴き声だということはわかるのですが、何なのかがわかりませんでした。
私としては「チーチー」「チューチュー」という声から哺乳類系(ネズミやモグラなど)だと思ったのですが、確信はありません。
倅は穴の上にかぶっている草をどけて中を見たがりましたが、それで巣が壊れてしまうと可哀そうなのでやめさせ、顔を近づけるのも巣が壊れたり中の生き物に飛び出られると困るのでやめさせました。
何だったのでしょうか。
帰宅して調べましたが、やはりわかりませんでした。
稜線近くからはかなり藪がひどくなりました。
私だけであれば無理やり押し通ったのですが倅はそうはいかないので、倅でも行けるところを探して進みました。
正面と左手方向は笹藪の中に蔓系の植物が生えていて進めそうにありません。
右手方向は谷になっていて進みすぎると高度が落ちて厄介なことになりそうです。
(この谷に本当の源頭があると思います。)
少しだけ頭を出しているピークの裾沿いに右手方向に巻いて行くと何とか進めました。
倅は獲物を使い何とか着いて来ましたが、遊歩道の手摺が見えた時はほっとしました。
藪漕ぎ中、車の音が聞こえていましたし、太陽の方向もわかっていたので、GPSチェックはしないで歩いていました。
逆にその分、道に出た場所に驚きました。
イメージとしては狭山湖岸道路に突き上げるつもりでしたが、最後に迂回をしたのが敗因でした。
車道を歩いている途中で大きな排気音がするので後ろを振り向くと、前輪がハの字で車高を落としている車がボボボボボと登ってきました、しかも2台も。
車種は忘れましたが、いわゆる地方成人ヤンキーさんがよく乗っている車です。
80年代かよと思いましたが、ナンバーを見るとYナンバーでした。
ヤンキー車にヤンキーが乗っているとちょっと笑いました。
六道山園地には結構な人が出てきていました。
その中でステージで笛を吹かれている方が居ました。
笛の種類は判らなかったのですが、吹いていたのは「G線上のアリア」でした。
結構上手で、こんなところでバッハを生演奏で聞けると思わなかったので、感動しました。
ありがとうございました。
出発前に倅と妻の心配性コンビから「蛇は出ないの?」と聞かれました。
「出るかもしれないけど、見られたらラッキーだ。」と答えましたが、そのラッキーに会えました。
子供のころはアオダイショウは何匹か捕まえたことがあり、マムシも1匹捕まえたことがあるので捕まえるのは問題ないのですが、大人になったので、蛇を踏みつける強さの加減がわからず、苦労しました。
体重が重くなったので、ちょっとの体重移動で踏み殺してしまうので、気を付けました。
子供の頃なら躊躇なく踏み殺すか尻尾を持って地面に叩きつけて殺していた筈ですが、そういうことが可哀そうになったと思える自分は大人になったと感じました。
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