雁坂峠(黒岩コース往復)
- GPS
- 05:32
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,611m
- 下り
- 1,627m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 5:27
天候 | 曇り 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ピークを踏んでいないので分類をハイキングとしたが、道中は通常の登山装備が必要。 <林道> 駐車場から林道に至る際、国道を横断するが、多くのクルマやバイクはかなりスピードを出してくるので注意。登山口から歩いて10分ほどのところで路面が大きく崩壊していて、巻き道がつけられていた。赤テープに沿って歩けば問題無いが、降雨中や降雨直後はちょっと歩きたくない感じがした。その他の林道も場所によってはひどく荒れていて、路面が岩石だらかの箇所もあった。 <登山道> 全般的にトラバース気味に標高を上げ、急登の箇所は少ない。鎖やロープのかかっている箇所はなし。あせみ峠はベンチがあり休憩適地。 <花> 概ね1700m以下でツツジ(トウゴクミツバツツジだと思う)が、また、概ね1800m以上でしゃくなげが咲いていた。 <水場・トイレ> いずれも雁坂小屋にあり。 |
写真
感想
3日前の両神山訪問で両足両腕筋肉痛になり、今週末は養生かと思ったが、回復が思った以上に早く行けそうだったのと、梅雨入り前の貴重な休みを無駄にしたくなったので、出会いの丘の駐車場から黒岩コースを利用して雁坂峠を往復してきた。
駐車場には4時前に到着。薄暗いが既にライトはなしで準備ができ、4:25に歩き始める。駐車場からは一回下って国道に至り、歩道を歩きつつ橋を歩く。橋は緩い坂になっていて、右側のみに歩道が着いている。登山道に入るには道路を横断しなければならず、見通しが良いとは言え、クルマもバイクもかなり飛ばしてくるので気が気ではない。5分ほど歩いて林道歩き開始。日の出時刻は既に過ぎているが、山影になっているため、林道は薄暗い。というより薄気味悪い。新緑は濃くてきれいなのだが、それは明るくならないとよく分からない。林道歩きを始めて10分ほどすると、道路が崩落している箇所に到達。去年の台風のせいだろうか。これを見て一瞬敗退を考えたが、よく見ると赤テープがありそれに従うと巻き道を使って崩落箇所を迂回できた。それでも一回大雨が降ったらまた崩れそうで、きれいに修復されるまでは通過は気を使うと思う。崩落箇所を過ぎても険悪な林道が続き、自転車での往復は難しそうだった。しばらく進むとようやく荒れた林道ではなくなり普通に歩けたが、それを過ぎると本格的な登山道が始まっていた。事前に地図を見ていた限りでは、林道が終わってもしばらく標高は大きく上がらず、等高線に沿って少しずつトラバース気味に上がっているようだった。実際に歩いてみるとやはりそのとおりで、無雪期なら特に問題はないが、積雪期に凍った時などは厄介のように思ったが、歩いているうちに慣れてしまうかもしれない。樹木の繁茂により光が届かず暗く感じる登山道を進み、出発からちょうど1時間かけてあせみ峠に到着。あせみとは馬酔木らしいが、ここまでの坂が一部急だったので、てっきり「汗」を「見」るのかと思ったくらいだった。ベンチがあるのでここで座って小休止。曇っているので暑さはそれほど感じないが、それでもここまでで既に長袖シャツは汗でびっしょりだ。あせみ峠を過ぎると緩い坂が延々続く。大きく標高が上がらないので体の負担は小さいのが助かる。登山者は、ここまでは大きなザックを持った2人のパーティが上から降りてきただけ。ほとんど貸し切りのようだった。標高を順調に上げると、先日の両神山でも見られたトウゴクミツバツツジが見られた。手に取ってよく見たわけではないので、本当にそうかは分からないが、ツツジであることは間違いないと思う。さらに標高を上げて1800メートルを超えると、お待ちかねのしゃくなげが見られるようになった。誰もいない登山道にひっそりと咲いているようだった。立ち止まって写真を撮っても誰の邪魔にもならない。やはり山は空いてる時がいい、と実感。今日に限っては密にはなりようがなかった。黒岩の展望台は帰りに見ることにして通り過ぎ、しばし進むと雁坂小屋に到着。テント泊が何張りか見られた。今年はアルプスの小屋が軒並み営業しないことになっているので、夏にでもテントを担いで来ることになるかもしれない。水場の前のベンチに座って休憩。風が通るところらしく、汗が乾いて寒く感じるほど。とは言えジャケットを羽織るほどではなく、シャツを一枚着足して先に進む。10分ほど登ると今日の目的地の雁坂峠に到着。ここには数年前の11月、積雪のある時期に来たことがあった。大体秩父や奥多摩は、落葉した後の季節に来ることが多く、新緑の時期に来ることはこれまではなかった。写真を撮り、ベンチに座って周囲を眺め、10分ほど経ってから元来た道を戻る。この間誰もおらず貸し切りだった。
小屋に戻りテント場を通過して下りにかかる。下り始めても相変わらず登りの登山者は少なく、結局2名のパーティに1回会っただけだった。黒岩の展望台が下りに寄ったが、どれがどの山かはいまいちよく分からなかった。元々山座同定は苦手だ。心配した筋肉痛だが、登りの時は調子よく特に問題なかったが、やはり下りでは時折痛さを感じたし、終盤になると踏ん張りが効かずスリップすることもあった。それでも転ばずに下り切って林道に至る。本当に静かな山行だった。あとは林道を歩くだけ。崩落箇所は緊張したが、それでも早朝の薄暗い時間帯の通過と比べたら楽勝だった。9:49に駐車場到着。相変わらず空いていた。単純往復はやはり面白味に欠けるが、川又のほうに下ってしまうと国道の登り返しが大変なので今回はこのとおりとした。
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