[秋と冬の狭間に]ニセコ沼めぐり
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,055m
- 下り
- 1,055m
コースタイム
天候 | 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
しばらく山に行っていなかったのでどこか行きたいと思いつつ、あと1回くらいは沢に行きたいという願望もむなしく、週末の天気は雪。
沢登りへの希望は来週に回すとして、ニセコの紅葉を見がてらハイキングをしようということに決定。
というわけで、早朝に札幌を出発。中山峠で雨が降ったりやんだなので心配していたが、なんとか天気はもちそうだ。
途中、雲間に見えた羊蹄の沢地形には積雪が見える。
神仙沼のビジターセンターに駐車し、準備して出発。なにやら白いものが舞っているが気にならない程度だ。
登山口からは立派な木道が伸びていて快適。車で来たとき下のほうはきれいに色づいていたが、上のほうは何やら葉が落ちてしまっている。
色づいて落ちているものもあるものの、緑がかったものも汚く枯れてしまっている。
突然寒くなったので、紅葉を通り越して枯れてしまったのか。
神仙沼への分岐を経て、長沼へ。結構水は干上がっているようだが、チセとともに朝日に照らされ綺麗だ。
ここから先は道も狭くなり、ここ数日の雨で結構ドロドロしている。
前の団体の皆さんに道を譲ってもらったりしながら多少の登りを経てシャクナゲ方面との分岐へ。
この分岐は開けていて気持ちいい。
チセ方面へと足を進める。ここからは幾分か樹林が薄くなる。
相変わらず近くで見ると存在感のあるチセヌプリ。登りはだるいかなと思っていたがあっという間にピークまでつく。
途中シャクナゲ方面に目をやるとビーナスの丘などがなんとなく女体にみえなくもない。ヘソもある。
ニセコには今まで冬合宿で何度も訪れているが、地味にチセは初登頂。
岩ポコやおにぎり、刈込スロープなど冬合宿でおなじみに地形が確認できる。
微妙に雪がちらついており、夜に降ったのか少し積もっているところもあった。
さて、チセコルに向かって下っていくが、登ってきた側と違って、少し岩が多く下りづらい。
樹林内に入ってからは完全に沢地形だ。
登ってくる人と道を譲りあいながら、いったん車道へ。
冬場はいつも1年生ラッセルをさせる車道を横切って、ニトヌプリへの夏道で。
冬場にとおるルートとは全く違い、斜面をトラバースして最短距離でニトへ。
相変わらず冴えないピークな気がするが、いつも通過点にすぎないからだろうか。
天気の割には日本海まで見渡すことができる。
クジラもしっかりとみることができる。
寒さもあるのでさっさとピークを後にしワンゲル部内三大急斜のゴーカイを下る。
なんていうか冬もそこまで急に感じないが、なおさら緩く感じる。
下りきってイワオへの登りが始まる手前で少し休憩。
そこから、大沼・五色の分岐に至るまでの沢の草紅葉が今回で一番きれいだった気がする。
砂礫の尾根を登るがもろくて落石注意だ。ロープもあるが使わずともいける。
分岐を五色温泉方面に少し行くとイワオへの登山道が伸びている。
適当に登ると外輪へつく。小さいが火山地形が見て取れてニセコの中では個性的な山だ。
冷たい風が吹く中、外輪を回り一番高いであろう所を落とす。
毎年お世話になった五色温泉やひときわ大きいアンヌプリがよく見える。
が、あまりに寒い。これから冬山やっていけるのだろうか。そそくさと下る。
再び大沼方面目指して歩く。特にこれといったものはないがところどころ紅葉がきれい。
遠目にみたらワイスホルンの下部のほうが鮮やかな赤や黄色に彩られている。冬ならばまだしもこの時期は笹の海なのでいくことは叶わないのが残念だ。
大沼もこんなもんという感じ。冬のほうが白くて明るい。ぐるっと回って、少し歩いて、ササの中を歩いて車道へ。
振り返ってみると広いササ原。これが大谷地。上から見ると開けてていいところだ。
最後の沼である神仙沼を目指す。このあたりは少し標高を低いせいか、比較的紅葉がきれいだ。
途中、ベニテングタケなども見つつ歩いていくと、突然目の前が金色の原となった。
神仙沼にたどり着いた。。
金色の原の淵にはところどころ紅葉と、しっかりとそびえるエゾマツ。観光客も多いが、今山行の締めくくりとしては完璧だ。
あとは、駐車場に戻るだけ。明らかに登山客ではないであろう観光客とあいさつをするか迷ったが、やっぱりあいさつしないとしっくりこないので、することにする。
そんなこんなで駐車場へ。7時間半くらいで満足のいく山行だった。
あと一回くらいなんとか沢に行けないものか・・・
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