ねずみ薬師+水頭
- GPS
- --:--
- 距離
- 1.5km
- 登り
- 183m
- 下り
- 184m
コースタイム
- 山行
- 0:50
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 2:40
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
コロナ騒動は、緊急事態宣言が行われてから数ケ月、ようやく宣言が解除された。まずは一安心というところであるが、全国的に見ると、ぶり返してきたような地域もあり、気の抜けない状況は続いている。幸い、新潟県は落ち着いた状況が続いていて一安心というところである。宣言後も散歩やちょっとしたトレーニングなどは行っているが、やっぱり青空のもとで歩いてみたいなあ、などと思っていると、カミさんが急に、ねずみ薬師に行ってみたいと言いだした。
今年は“鼠”年で私の干支である。そんな縁で一月初めにねずみ薬師に登った。私は、永光寺の方から御淵上遺跡経由で登って、山頂まで40分かかった。ねずみ薬師は、標高283mの里山で、八木前の方から水道施設まで入れば、20分そこそこで登れる。道中の景色も良い等と話したのが頭に残っていたのであろう。私に異存はなく、Tさんを誘って三人で出かけることになる。
川向こうの袴腰山や粟ヶ岳は姫小百合が妍を競う。ねずみ薬師にも幾らかは咲いているであろう。粟ヶ岳・守門岳・白根山・烏帽子山や川内山塊の景色も楽しみである。
八木前のバス停からスキー場に向かう。水道施設前に車を置いて出発。直ぐにスキー場に出る。スキー場は小さなものでリフトの施設もない。有ったとしても、多分、移動式の簡易なものであろう。道の部分は手入れされているが、他の部分は茫々たるワラビや草が生い茂る。そんところにも食べごろのワラビが生えていて、女性陣は採取に忙しい。
スキー場が過ぎると滑りやすい急坂となる。姫小百合がポツポツと咲いていて癒される。隙間もなく咲いている立派な姫小百合もいいが、ぽつぽつりとひそやかに咲く姫小百合も乙なものである。山頂まであとわずかなところでカミさんがダウン。ここで休んでいるから「行って来て」という。
これは口だけで、おそらくあとからマイペースで登ってくるだろう。先行して頂上に荷物を置き、スリングテープを持って、取って返す。案の定、カミさんは登ってきていたが足は遅い。「大丈夫」とはいうが、こういう時に「駄目」という人はいない。荷物を引き取り、スリングを体に巻き付けて確保し、引き上げながら山頂無事到着。
山頂は円形の広場になっていて数基の鉄製ベンチがある。薬師様の石像などはないが、立木の根元に川石が数個積まれている。これが薬師様のようである。樹木が邪魔してスカッとした360度の大展望とは言えないが、あの山この山と山談議が途切れることはない。越の国は山の国。雪が融け始め、山肌の雪が斑状になりかけるころ、行く春を惜しむように、これが越後の山だと自己主張する。私は、その時期の会越の山に心惹かれるものである。
思いがけず一組のペアが登ってきて「薬師様はどれですか」と聞く。無造作に置いてある数個の石がそれとは気づかないのであろう。それは私も同じで、薬師様と確信しているわけではないが、それと信じるしかない状況である。これから「水頭」へ行くという。それは多分ここから南方にあるはずの三角点だ。聞けば、踏み跡は有る、という。ペアが去ってから確認のために行ってみると、ものの1、2分のところに色あせたビニールテープがついてた。今年の一月に通ったときは気付かなかったが、踏み跡というよりは「道」である。
カミさんが行ってきたら、という。地図は持っていなかったので掛かる時間はわからない。が、強く勧めるので往路最大30分行動で、三角点の有る無しにかかわらず、そこからリターンすることにして出発する。数分で三角点。三等の文字。脇に黒色で「水頭 山名板」と書かれた空色の鉄板があった。なんとも拍子抜けの水頭である。
見学客で混んでいる、という袴腰の姫小百合観賞は割愛して帰途につく。しかし、カミさんが、今年はワラビ取りに行っていないので、冬鳥越スキー場でワラビを採って行こうと言い出す。まあ、時間もあるしということで冬鳥越スキー場経由で帰宅する。ワラビは草茫々の状態で、遅れて出ていた細いワラビが採れただけであったが、コロナ騒動に押し込められた気分の雲散霧消の一日である。
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