記録ID: 2377862
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ハイキング
近畿
熊野古道 中辺路� �2 潮見峠越 紀伊田辺駅⇒高原
2020年06月04日(木) [日帰り]
dxf
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 06:52
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 895m
- 下り
- 586m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 6:53
8:20
0分
紀伊田辺駅
8:20
8:20
40分
道分け道標
9:00
9:00
20分
須佐神社
9:20
9:20
27分
万呂王子跡
9:47
10:18
28分
中の宮神社
10:46
10:56
17分
珠簾神社
11:13
11:13
19分
長尾坂 登り口
11:32
11:32
63分
長尾坂 県道合流地点
12:35
12:49
32分
捻木峠
13:21
13:27
4分
潮見峠
13:31
13:31
49分
峰集落への分岐
14:20
14:21
25分
覗橋
14:46
14:46
27分
栗栖川・高原への分岐
15:13
高原 霧の里休憩所
| 天候 | 晴のち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
徒歩にて駐車場に戻り、車を回収。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
特になし |
| その他周辺情報 | 高原には宿泊施設やカフェが点在しています。 霧の郷たかはらで日帰り入浴できます。 (※6/6時点で利用の可不可不明のため、要問合せ) |
写真
紀伊田辺駅の構内。昨年建て替えられ、ちょっとモダンな感じになりました。
田辺市観光センターの開館は9時から。右横に駅のトイレがあります。
道標から紀伊路方面へ少し進むと、江戸時代から続く辻の餅があります。おけし餅が有名。
道標に戻って、道標の右面に『左 くまの道』とあるので写真左方向へ進みます。
道分け道標2。『右 くまの道』とあるので写真右方向へ進みます。尚この付近は交通量が多いので、車に注意して横断歩道を渡ってください。
1
6/4 8:45
道分け道標2。『右 くまの道』とあるので写真右方向へ進みます。尚この付近は交通量が多いので、車に注意して横断歩道を渡ってください。
右の山が槇尾山で、潮見峠越はこの山の中腹を通ります。左は高尾山。
ルート図は正面奥の赤い『熊野橋』を渡るのですが、今回は熊野古道 中辺路�，埜�つけられなかった万呂王子跡の白い標柱を探すため、左の細い橋を渡りました。
6/4 9:14
ルート図は正面奥の赤い『熊野橋』を渡るのですが、今回は熊野古道 中辺路�，埜�つけられなかった万呂王子跡の白い標柱を探すため、左の細い橋を渡りました。
梅取りをされている方に教えていただき、万呂王子跡の標柱にたどり着けました。今の時期は梅の枝が垂れ下がっているので、発見は困難ですね...。
2
6/4 9:21
梅取りをされている方に教えていただき、万呂王子跡の標柱にたどり着けました。今の時期は梅の枝が垂れ下がっているので、発見は困難ですね...。
周囲は梅畑。断りを入れて入りましたが、あと10日もすれば収穫の最盛期なので、入らせてもらうのは憚られます。
下三栖の交差点を左折。あとは県道216号を長尾坂分岐までひたすら進むだけです。
だと思ってましたが、土日のみの運行便もある！しかも長尾口までって。人が来るからなんだろうなぁ〜と感心しました。世界遺産効果って凄いっ。※6/4現在は運休中です⇒7/4から運行再開！
3
6/4 9:37
だと思ってましたが、土日のみの運行便もある！しかも長尾口までって。人が来るからなんだろうなぁ〜と感心しました。世界遺産効果って凄いっ。※6/4現在は運休中です⇒7/4から運行再開！
美味しそうに見えるでしょ？生の梅の実かじったら酸っぱすぎて吐きますよ...。
デカイ！この大きさで4Lだと梅拾いをされていたおばあちゃんに教えていただきました。その土地のお年寄りの話を伺うのは大好きです。ここで30分程おしゃべり休憩。
4
6/4 9:54
デカイ！この大きさで4Lだと梅拾いをされていたおばあちゃんに教えていただきました。その土地のお年寄りの話を伺うのは大好きです。ここで30分程おしゃべり休憩。
三栖の一里塚跡。和歌山市内から二十里(80km)の場所です。周囲には何も残ってはいませんでした。
珠簾神社に到着しました。中辺路にある三栖王子の合祀先神社です。撮影場所に木のベンチが置いてあって、日陰になっているのでここで休憩しました。
1
6/4 10:46
珠簾神社に到着しました。中辺路にある三栖王子の合祀先神社です。撮影場所に木のベンチが置いてあって、日陰になっているのでここで休憩しました。
ようやく長尾坂の入口まで800mの所まできました。左へ進みます。
青面金剛。庚申信仰がすごいなぁと思うのは、像の様式が確立されていて、どこへ行ってもちゃんと頭上の月と太陽、足元の三猿が彫られていること。
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6/4 11:16
青面金剛。庚申信仰がすごいなぁと思うのは、像の様式が確立されていて、どこへ行ってもちゃんと頭上の月と太陽、足元の三猿が彫られていること。
正面の地道から長尾坂(世界遺産登録区間、約500m)が始まります。
紀南で丸い石が祀られているのをよく見かけますが、全国にある信仰なのでしょうか。
長尾坂の一里塚跡。和歌山市から二十一里(84km)の場所。紀州藩の幹線路でもあったので、ちゃんと一里塚が設置されています。
長尾坂の説明板。室町時代初期より潮見峠越が使われ始めたようです。
暑いっ！アスファルト道は流石にこの時期辛い...。写真左の丸標識に『救急 ながの8』の文字が。道中度々見かけたので、119番に連絡の際はこの番号を伝えるとよいのかもしれません。
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6/4 11:40
暑いっ！アスファルト道は流石にこの時期辛い...。写真左の丸標識に『救急 ながの8』の文字が。道中度々見かけたので、119番に連絡の際はこの番号を伝えるとよいのかもしれません。
紀伊田辺駅は海岸に近いので、随分上がってきたのを実感できる景色です。
5方向に道が...左から2番目の道を歩きます。で、『熊野早駈道』ってナニ？
ひるね茶屋。桜と花桃の名所なのでその時期に合わせて来るとよいのかもしれません。
ひるね茶屋の片隅にあった石柱。潮見峠越には王子社は無いのですが、この先の水呑峠に昼寝権現(王子権現)と呼ばれる社があったようです。
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6/4 12:07
ひるね茶屋の片隅にあった石柱。潮見峠越には王子社は無いのですが、この先の水呑峠に昼寝権現(王子権現)と呼ばれる社があったようです。
水呑峠の説明板。水が豊富に湧き出る所であったのでこの名が付いたそうです。
その付近。茶屋があったようですが、今は民家が建っているだけです。
捻木の根本に二体の役行者が祀られていますが、平成9年に写真の行者様が盗まれたので新たに像を建立⇒平成23年に新宮市内で発見⇒元の場所に戻ってこられた、とのこと。
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6/4 12:36
捻木の根本に二体の役行者が祀られていますが、平成9年に写真の行者様が盗まれたので新たに像を建立⇒平成23年に新宮市内で発見⇒元の場所に戻ってこられた、とのこと。
谷水を引いているようです。飲めるかどうかは不明なので、顔だけ洗わせてもらいました。
槇山。頂上にNHKの電波塔が建っているのが見えます。この辺りはアスファルト林道を歩いています。
中ノ峠。今では面影がありませんが、この古道筋では一番の賑わいをみせた場所だったとか。
説明板。江戸時代、関東方面からは伊勢参りのついでに、熊野古道伊勢路⇒熊野三山⇒中辺路⇒潮見峠越⇒紀伊路を通って、西国三十三ヶ所も巡って帰っていったそうです。
1
6/4 13:21
説明板。江戸時代、関東方面からは伊勢参りのついでに、熊野古道伊勢路⇒熊野三山⇒中辺路⇒潮見峠越⇒紀伊路を通って、西国三十三ヶ所も巡って帰っていったそうです。
潮見峠から青い海が見えるのですが、今日は水蒸気が多くて薄っすらとしか見えませんでした。
途中で峰の集落(滝尻方面)への分岐が現れます。潮見峠から滝尻王子に至る計画の方はここからどうぞ。
峰への林道分岐。ここからでも峰の集落へ行けますが、林道をウネウネ長距離歩くことになります。
名前のとおり橋から川を覗いてみます。僻地なので水が綺麗ですね。
覗橋たもとの一里塚跡。潮見峠越としてはここまでです。今日は高原まで行くので、まずは栗栖川へ行きます。
200mほどで鍛冶屋川口の交差点にでます。紀伊田辺駅方面への鍛冶屋川口バス停は国道311号を渡った右手にあります。国道を左折して、
6/4 14:24
200mほどで鍛冶屋川口の交差点にでます。紀伊田辺駅方面への鍛冶屋川口バス停は国道311号を渡った右手にあります。国道を左折して、
旧道から再び国道311号に合流して、写真の信号を超えたあたりで、
途中にAコープがあります。夕方7時まで営業。栗栖川のスーパーはここしかないので貴重です。因みに付近にコンビニはありません。
渡ったら左折します。高原への看板道標があるので、わかりやすいと思います。
高原霧の里休憩所に到着。ここで滝尻王子からの熊野古道に合流です。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
|
|---|
感想
2014年に潮見峠越を歩きましたが、ログを取っていなかったため、今回の山行となりました。2016年には世界遺産の熊野参詣道に追加登録されたので、整備状況なども知りたかった、というのもあります。
ドル箱熊野参詣道を多く抱える和歌山県民としては、熊野古道が追加登録されていくのは嬉しい限りなのですが、完歩したぞっ、と息巻いた途端、世界遺産に追加登録されたり、新たな古道区間が発見、整備されてしまうので、延々と熊野古道を歩いています。紀南に住んでいる身としては、何処も行きやすいですしどの古道も好きだからいいんですけど〜。
●熊野古道を歩く際の情報収集には田辺ツーリズムビューローのHPが一番充実しているのではないかと思います。路線バスの時刻表や地図がダウンロード出来ます。
https://www.tb-kumano.jp/
●土日限定ですが、紀伊田辺駅から長尾坂登り口付近の長尾口バス停まで、バスが運行しているようです。(※2020/6/6現在運休中)詳しくは下記のPDFを参照下さい。
http://www.city.tanabe.lg.jp/kankou/files/naganosen.pdf
↓※7/4から運行再開されました！
http://210.232.61.82/kankou/files/naganosen_chirashi7.4.pdf
●紀伊田辺駅から滝尻王子経由高原までの距離はルートにもよるのですが、約32km程でした。今回の紀伊田辺駅から潮見峠経由高原までの距離は約24kmです。現代においてもその差約8kmもあるので、時間的に1時間30分〜2時間の短縮になる潮見峠越のルートにシフトしていったのも分かる気がします。また富田川を何度も渡渉する中辺路ルートとは違い、危険が少ないルートでもあったようです。
●高原から公共交通機関で紀伊田辺駅に向かう場合、栗栖川始発のバス便が夕方以降は一時間に一本あるので、帰路のバス便への不安はあまり無いと思われます。
http://www2.tb-kumano.jp/en/transport/pdf/Hongu-to-Tanabe-Shirahama-bus.pdf
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